マンゴーの病害虫は、ビニールハウス内という密閉された空間でのことですから、一度発生してしまうと、爆発的に蔓延してしまうことがあるので、本当に大変です。
当ブログでは、いままでいくつかのマンゴーに関する病害虫についてまとめてきましたので、そちらの記事をまとめてみたいと思います。
この記事の目次
炭疽病(炭そ病)
私は、マンゴー栽培を始めてから、初収穫となる年に、この「炭疽病」が発生してしまい、収穫物ゼロとなってしまった、本当に苦い経験があります。
湿度の上昇ですぐに、発生してしまうので、ビニールハウスの換気を効率的に行い、病気の発生を防ぎたいものです。
軸腐病(じくくされ病)
軸腐病ですが、私のまわりの栽培仲間達からは、発生してしまったということを、よく聞く病気の一つです。
開花時期に合わせて、予防のための防除作業を行なっておけば、防げる病気だと感じています。
かいよう病
私の経験ですが、もしかしたら私が当初に導入したアーウィン種の苗木は、この「かいよう病」に侵されていた可能性があります。
現在は、病気の症状がでておりませんが、樹が小さい内は、これに良く似た症状がでていました。
気をつけていきたい病気の1つとなっています。
灰色かび病
こちらの「灰色かび病」も湿度からくる病気です。
私は、花が開花してからは、保温することも大切ですが、ビニールハウス内に湿度がこもることを一番に嫌っていまして、日中は、ビニールのサイド部分を開放するなどして、可能な限り換気に努めるようにしています。
うどんこ病
「うどんこ病」とは、トマトやきゅうりを栽培するときに耳にする病気ですよね。
私は、現在のところ、マンゴーの栽培では、幸いにも経験したことはないですが、下記記事に病気の症状や、対策についてまとめていますので、ご覧ください。
菌核病(きんかく病)
菌核病というと、最近では、馬鈴薯(ジャガイモ)の栽培で耳にする病気ですが、似たような症状を経験したことがあります。
こういった菌による病気は、感染を防ぐためにも、使用した剪定バサミは、ハイターなどで消毒するなどして、感染の予防に努めたいものです。
アザミウマ(スリップス)類
これは、本当にマンゴー栽培において宿敵とも言える害虫です。
私は、マンゴーの開花前からスリップスの天敵である「スワルスキーカブリダニ」をビニールハウス内に放飼するようになってから、随分と被害が少なくなっています。
マンゴーキジラミ
この「マンゴーキジラミ」と下記の「マンゴーハダニ」は、よく症状が似ています。
一度、ハウス内で蔓延してしまうと、防除作業を行なっても、翌年にまた発生してしまうことが多いと感じています。
発見しだいの早期に防除することを心がけたいものです。
マンゴーハダニ
上記の「マンゴーキジラミ」でも少しふれましたが、こちらも早期対策を心掛けたい害虫です。
葉を注視していれば、簡単に発見できますので、毎日観察して、葉の変化に気づくようにしていきたいものです。
チャノホコリダニ
この「チャノホコリダニ」ですが、私の経験では、ビニールハウスの屋根から雨漏れするような箇所で、雨水が地面にあたって、跳ね返ったものが、葉にあたるような場所で発生しやすいと感じています。
つまり、樹の下部の方ですから、空気の流れが悪いところとも言えるでしょうね。
適切な剪定により、枝の密集を減らして、「チャノホコリダニ」の発生を抑止したいものです。
マンゴーサビダニ
こちらの「マンゴーサビダニ」については、経験がありません。
というか、目に見えないほどの小さな害虫だということです。
下記のページには、症状の画像もありますので、似たような症状が発生した場合は、この「マンゴーサビダニ」を疑ってみると良いでしょうね。
コシロモンドクガ、タイワンキドクガ
こちらの幼虫は、目に見える大きさのようですし、発見した際は、潰すなどの処置をとっていきたいものです。
尚、こちらの害虫は、激しいかゆみを伴うとのことなので、ビニール手袋など自分自信の手を保護するものをしてから、対処したいものです。
カイガラムシ
植物を育てたことがある方なら、一度は、聞いたことがあるのが、この「カイガラムシ」じゃないでしょうか。
発見したら、歯ブラシなどで、簡単にこそぎ落とすことが可能ですので、随時対処していきたいものです。
ハマキムシ類、マンゴーフサヤガ
最後となりましたが、最後の記事は、「ハマキムシ」「マンゴーフサガヤ」についてです。
こちらの害虫ですが、私が早朝のまだ暗いうちにビニールハウスへヘッドライトを点けながら近づいていくと、ビニールハウスの外でよく見ることのある虫となっています。
葉が食害を受けるだけでなく、果実にも影響を及ぼすとのことですので、こちらも注意したい害虫の一つです。
本日のまとめ
当ブログで取り上げた、マンゴーの病害虫をまとめてみました。
マンゴーの病害虫については、前途でも述べたように密閉された空間で発生すると爆発的に繁殖して増加してしまいます。
常日頃からの見回り時に注視して、早期発見・早期対処をおこないたいものです。