本日は、マンゴーの花穂の病気であります「菌核病」について記録しておきたいと思います。
マンゴーの病気には、「菌」が原因のものが多いですね。基本的には、ビニールハウス内を清潔にしておくことが重要となってきますので、日頃からの管理を気をつけたいものであります。
今回も「鹿児島県農業普及課」から頂きました資料を参考としております。
菌核病
1 被害の様子及び生態
- 花軸での被害が多い病気である。カビ(糸状菌)が原因で発生する。
- 病害の様子
- 花軸が淡い褐色がかった水浸状の病斑を形成する。
- 病斑は、次第に拡大し、表面に白いかび(菌状)を形成する。その後、黒いかたまり(菌核)を形成する。ヌメリがかっている。
2 防除方法
「耕種的防除方法」
- 温度の低い時期や曇りがちな天候での発生が多い。
- ハウス内での水滴のたまりやすい場所での発生が多いため、通風を良くし、多湿にならないように気をつける。
- 菌核が地面に落下すると翌年の伝染源になるので確実に持ち出す。
「薬剤防除方法」
- 登録された防除薬剤なし
※同時防除が期待できる剤
軸腐病 | スミレックス水和剤 | 1,000 | 年3回 収穫21日前 | ◯ |
上記、症状の写真を見てもらえれば、マンゴーを栽培したことがある方は、一度くらいは、見たことがあるような症状では、ないでしょうか?
剪定除去したハサミも消毒するなど、日頃から気をつけたいものでありますね。
次回からは、マンゴー栽培の難的「害虫編」にいきたいと思います。
まず最初に考えているものが、「アザミウマ類(スリップス)」であります。
新葉から果実にまで、被害を及ぼしてしまう憎き「アザミウマ(スリップス)」ですから、力を入れて書きたいと思います。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~