マンゴーの害虫「ハマキムシ類」「マンゴーフサヤガ」編

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本日は、マンゴーの害虫「ハマキムシ類」「マンゴーフサヤガ」についてまとめたいと思います。

今回のテーマである「ハマキムシ類」「マンゴーフサヤガ」は、体長が比較的大きな害虫ですので、発見し易くなっています。
発見次第に、捕殺するなど対処していきたいものです

今回も「鹿児島県農業普及課」から頂きました資料を参考としております。


 

 

「ハマキムシ類」「マンゴーフサヤガ」

1 被害の様子及び生態

  1. ハマキムシ類(チャハマキ等)は、幼虫が新葉を好んで食害し、新葉と果実が接する場合は、果実も加害する。このため、新梢の発生時期には、注意が必要である。
     
  2. マンゴーフサヤガは、幼虫は緑及び黒褐色で、終齢(最も大きくなって)で、体長3〜4cmである。新葉を好んで食害し、多発すると丸坊主になる。硬化葉も加害する。
     
  3. 新梢の内部に潜入、食害し、新梢部を枯死させる。被害を受けた新梢には、穴が開いており、穴からしばしば幼虫の糞が出ていることから、被害部位を容易に特定することができる。
     

     

2 防除方法

「耕種的防除方法」

  1. 防虫ネット等の利用。
     
  2. 食害を見つけたら、虫を見つけて捕殺する。
     

「薬剤防除方法」

  1. 発生後の防除
防除時期
農薬名
希釈倍率
使用回数時期
スワルスキーへの影響
発生初期 ロムダンフロアブル 2,000 年2回 収穫21日前
BT剤
発生初期 エスマルクDF 2,000〜3,000  - 収穫前日
発生初期 ゼンタリー顆粒水和剤他 1,000  - 収穫前日

注)同時防除が期待できる剤
 若齢幼虫であればスリップスの防除薬剤でも効果が認められる。

 
6月7日のブログから連載で続けてきた、マンゴーの病害虫シリーズも、これで終了であります。
また、あらたな病害虫について学ぶことがありましたら、まとめてみたいと思います。

新たな企画としては、マンゴーの月毎の栽培方法についてまとめていけたらと考えています。
こちらもお楽しみに〜

 
本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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