マンゴーの病気 【軸腐病】編

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本日は、マンゴーの主要病害であります「軸腐病」について記録しておきたいと思います。

今回も「鹿児島県農業普及課」から頂きました資料のまとめとなっております。

こちらの病気も、ビニールハウスの中という密閉された空間で一度発生してしまうと、たちまち蔓延してしまうので、発見次第に迅速な対応をしたいものです。


 

 

軸腐病

被害の様子及び生態

  1. 花軸や果実に発生する。特に、収穫後に果実の軸の部分から腐敗する。炭そ病と同様でカビ(糸状菌)が原因で発生する。
     
  2. 病害の様子
    • 剪定後あるいは、収穫後に切り口の方から黒く枯れる。
    • 枝では、発生がひどくなると、枝枯れを起こす事もある。
      枝枯れの部分を良く観察してみると、表面に褐色のツブツブ(中に軸腐病菌が入っている)がある。
    • 収穫時は、病果の見分けが困難なため、発送後に腐敗しクレームがつく。
  3. 発生の特徴
    • 2〜3年生樹、あるいは、樹勢の弱い木に多い。多肥により根腐れは、要注意。
    • 収穫前の果実でも軸の腐敗から落果することがある。

防除方法

「耕種的防除方法」

  1. どこにでもある菌。潜在感染を防ぐことが重要。
    • 樹勢低下をさせない。特に、幼木期の根痛み(多肥、着果過多等が原因の場合が多い)に注意する。
    • 剪定くず(感染枝葉含む)の除去、園外に持ち出す。
    • 花房整理等で、病気の部分を触れた場合、ハサミをハイター等で消毒する。
  2. 日照条件が確保できる、健全な樹や園の状態をつくる。
    曇天日が続いている時は、できるだけ木を傷つけない。
     
  3. 自然落果確実は、収穫回収を急ぐ。また、収穫果実の成り口にハンダゴテをあてる。

 

「薬剤防除方法」

    1. 発生後の防除
    防除時期
    農薬名
    希釈倍率
    使用回数 時期
    スワルスキーへの影響
    発生初期
    スミレックス水和剤
    1,000
    年3回 収穫21日前

     

    以上が、「軸腐病」についてでありました。

    次回は、「かいよう病」について書きたいと思います。
     

    本日のブログは、ここまで!

    それでは、また明日~


     

     
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