本日は、マンゴーの害虫「チャノホコリダニ」「マンゴーサビダニ」についてまとめたいと思います。
こちらも、注意深く園内を観察していれば、早期に発見することが出来ますので、早期防除対策をおこないたいものでありますね。
今回も「鹿児島県農業普及課」から頂きました資料を参考としております。
「チャノホコリダニ」「マンゴーサビダニ」
1 被害の様子及び生態
- 新梢伸長時を中心とするが、果実に発生すると商品価値を著しく低下させる。
- 若葉の被害(スリップスと類似)が主であり、葉のロールと葉裏の黒褐色小斑点が特徴的である。
- 成長は、体長約0.2mm、淡黄色〜乳白色で長楕円型で肉眼では、見えない。
2 防除方法
「耕種的防除方法」
- 目に見えない虫であるため、過去に発生が見られた圃場では、発生時期に注意する。
「薬剤防除方法」
- 発生後の防除
発生 初期 |
サンマイト水和剤 | 1,000〜1,500 | 年2回 収穫30日前 | × 30日以上 |
注)同時防除が期待できる剤
マンゴーハダニ | カネマイトフロアブル | 1,000 | 年1回 収穫7日前 | ◯ |
マンゴーハダニ | ピラニカ水和剤 | 1,000 | 年1回 収穫14日前 | × 30日以上 |
チャノキイロアザミウマ | スワルスキーカブリダニ | 1〜4パック/樹 |
※注)ピラニカ水和剤は、サンマイト水和剤と交差抵抗性
目に見えない害虫を発見する際には、ルーペが役立ちます。
私は、こういったものをポケットに常に入れておいて、園内の見回りをするようにしていますよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~