ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県「徳之島出身」のブロガー とし( @kedokumango )です。
【アボカド栽培】種から育てるアボカドの苗木を大きな鉢へ植え替えたよ! でアボカドの実生苗を一回り大きなポット鉢に植え替えたことを紹介しました。
本日のブログでは、植え替えた実生苗を台木として穂木を接ぎ木しました。
今回は、いつもの接ぎ木とは、手法を変えて「アロンアルファ」を用いてみましたので、「アロンアルファ」を用いた接ぎ木の作業について紹介したいと思います。
2018年5月6日に接ぎ木したものを見てみよう!
アボカド苗木の植え替え直後の2018年5月6日に2本の苗木にアボカドの品種「ピンカートン」の穂木を接ぎ木しました。
こちらの2本は、アボカドの接ぎ木が私自身にとって初めてでしたので、どんなものかとテストしたものとなります。
まずは、2本の接ぎ木した苗木の様子から見てみましょう。
接ぎ木テープで養生しているので、穂木の状態がわかりにくいですね。
しかし、この2本ですが、苗木の株元の部分は、生きた樹の状態を保っているので、樹自体は、生きていることが確認できますよ。
さて、2本の苗木のうちの1本の樹は、接ぎ木に成功したと感じています。
この1本は、接ぎ木テープの下にある穂木が、未だに緑色の状態が確認できます。
おそらく、あと数日もすれば、接ぎ木テープの隙間から新芽が吹き出してくるだろうと感じていますよ。
続いて、接ぎ木に失敗したと感じているのがこちらです。
さきほどのものと比べると、接ぎ木テープの下の穂木が黒くなっていることがわかりますよね。
これは、下の台木から水分を吸い上げていないからですよね。
台木の株元からは、新芽が吹き出してきているのも確認できますし、樹は生きているので、失敗した部分の下から切り替えして、再度、接ぎ木にチャレンジしたいと思いますよ。
新しい接ぎ木の手法として「アロンアルファ」を使ってみるぞ!
上記で紹介したアボカドの接ぎ木の例ですが、小刀でカットした切り口を接ぎ木テープでのみ固定したものとなります。
私、本職のマンゴーを栽培し始めてから、この接ぎ木のテクニックを習得したわけですが、小刀での切り口が大切なんですが、なにより重要なのが、樹の脈同士を合わせたらズレないように固定しておくのが、とても重要なんです。
そこで、今回は、穂木が動かないように「アロンアルファ」で固定してみることにしました。
今回も穂木を準備したわけですが、今回も今まで育ててきた中で食味の良かった「ピンカートン」を代表に、沖縄からやってきた「川平グリーン」の1号と2号も接ぐことにしましたよ。
穂木ですが、今までにマンゴーで接ぎ木した際に成功例が高いのが新芽が見え始めている状態の穂木を使うということが、経験からわかっています。
今回も、少し新芽が吹き始めているものを使用しました。
よく手入れし、毛も剃れるぐらいに研いだ小刀で、断面が平らになるように、台木と穂木をカットして切り口を合わせてから、「アロンアルファ」で固定しました。
「アロンアルファ」は、切り口にベタ塗りするわけではなく、点付けといった感じで、軽く固定の為という感じで塗りました。
普段でしたら、接ぎ木したあとに手を離すと、穂木が台木から落ちてしまうのですが、今回は「アロンアルファ」で固定しているので、このような感じで撮影することも可能となりました。
写真は、「切り接ぎ」となっていますが、「割り接ぎ」でも行ないました。
苗木が小さいですし、「割り接ぎ」の方が確実なのかと思いますよ。
接ぎ木の作業を終えたら、蒸散防止に接ぎ木テープで養生したら接ぎ木作業の完了です。
この状態で、しばらく様子をみたいと思いますよ。
本日のまとめ
今回、接ぎ木作業をしていて、ほぼこの接ぎ木は成功するだろうと感じました。
というのも、普段接ぎ木をするときは、切り口を合わせてから、接ぎ木テープを巻くのですが、その接ぎ木テープを巻くときに若干ズレたと感じるときもあるんです。
その脈の「ズレ」が生じると接ぎ木は、100%失敗するわけなんですが、今回は、「アロンアルファ」で固定したことで、その「ズレ」を感じることが無かったですからね。
きっと上手くいくと手応えを感じていますよ。
こちらが今回、接ぎ木を施した苗木です。
左側から「ピンカートン」が2本、「川平グリーン1号」が2本、一番右手の1本が「川平グリーン2号」となります。
私は、将来的に、この3本の品種を増やしていきたいと考えていますので、今後も実生苗を作って増やしていきたいと考えていますよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~