ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
先日のブログで、国産の樹上で完熟させた「アボカド」が濃厚で美味しかったことを紹介したばかりですが、収穫を迎えた隣の樹では、来期に向けた開花が始まっています。
本日のブログは、徳之島で育てる「アボカド」の開花の様子について紹介したいと思います。
開花をむかえた「ピンカートン」の様子
昨年も開花が一番早かったのが、「ピンカートン」という品種になるのですが、今年も最初に開花したのは、「ピンカートン」でした。
私が育てるアボカドは、「モンロー」「ピンカートン」「ベーコン」「ハス」を2本ずつ育てていますが、この中の「ピンカートン」の2本が先に開花していますので、開花した樹の特性ではなく、この「ピンカートン」という品種が花を咲かせるのが早いものだとわかってきました。
アボカドの花を紹介すると、「初めて見た!」という言葉を良く頂くのですが、このような小さな蕾(つぼみ)を沢山つけてからの開花となります。
今期も、1度は12月にこの蕾(つぼみ)があがってきたことから、花が早く咲きすぎてしまうのではないかと蕾の処理をしておりましたが、このように再び、蕾があがってきてくれて嬉しく感じているところです。
こんだけ沢山のつぼみをつけていると、「アボカド」は、沢山の果実が実るのでないかと思う方も多いと思いますが、この「アボカド」というのは、着果率がとても低くて、沢山の花をつけても実るのは、数個となります。
成木になれば、1本の樹から60個の果実が見込めるといいますが、私のアボカドも、そこまで成長するのかと楽しみにしているところでもありますよ。
なお、蕾(つぼみ)が早くあがりすぎてしまい、処理したことについては、こちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
これがアボカドの花だ!
上記で紹介したように、沢山のつぼみをつけているアボカドの品種「ピンカートン」ですが、このつぼみを観察していると幾つかの花を開花させていることがわかります。
その中から、撮影したものを紹介します。
写真の中央部に小さな花があるのですが、わかりますかね。
こんな小さな花ですから、着果率が悪いのでしょうか。
毎年、開花してもこの受粉が上手く行っていないことが多々あり、心配な要素ともなっています。
アボカドの花を拡大表示してみると、「花弁」に沢山の花粉をつけていることがわかります。
私の園で、初めて着果したのは、4種類のアボカドの品種のうち「ピンカートン」でした。
今年も、もしからした上手く着果してくれないかと、期待しているところです。
受粉を頑張る昆虫もいるぞ!
さてさて、上記で「受粉」について書いてきましたが、私の園でマンゴーの受粉用の昆虫(みつばちなど)を準備するのは、例年3月のことです。
現在は、年間をとおしても一番気温の下がる時期となっていますが、そこは徳之島!
花を観察していると、小さな昆虫が、花の周囲でうろちょろしているのを発見しましたよ。
何の昆虫なのか断定することはできませんでしたが、このように昆虫が花のあるところで動いてくれれば、受粉の率はあがってきます。
しかし、今後のことを考えると確実な受粉の仕方を研究する必要がありそうです。
本日のまとめ
私が育てる「アボカド」ですが、苗木で購入したの平成24年のことでしたから、ある程度の年月が経ちました。
その中で「アボカド」は、今回の開花で3度目の開花ということになります。
「アボカド」は、なかなか花が咲かないとも言われていますが、これだけ花を若い時期から咲かせるというのは、私の住む「徳之島」の気候に合っているのでしょうね。
「アボカド」を樹勢を衰えさせると花を咲かせるとも学んでいるのですが、私の「アボカド」は、まだ樹を大きくしたいこともあり、毎年のように肥料を与えていますし、樹勢を衰弱させるような作業はしておりません。
それでも、このように花を咲かせてくれる「アボカド」は、よほど暖かい気候に合っているのだと思いました。
こうやって花を咲かせてくれる「アボカド」ですが、これだけ毎年花を咲かせてくれると、受粉率をどうしても上げたいところです。
そこで、もっと昆虫などが活発に動き出す3月に開花をもってくることができれば、受粉率が上がると思うんですよね。
そこのところを、もっと学んでみたいと感じる日々です。
樹上で完熟させた「アボカド」は、本当に魅力的です。
その魅力を得るためにも栽培方法について、もっと研究していきたいところですね。
国産「アボカド」の美味しさは、下記の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~