ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
私のマンゴー栽培において、今期というか毎年のように願っては、やぶれている事が1つあります。
それが、マンゴーの苗木を増やそうとしたさいに必要なマンゴーの台木の元となる「マンゴーの種」を得るということなのですが、今年こそ!と願いを込めて見守っていることがありますので、本日のブログでは、そのことについて書きたいと思います。
なぜ「マンゴーの種」が欲しいのか!?
マンゴーを増やそうとした場合は、マンゴーの台木を準備して、そこへ接木していく必要があります。
この接木に用いる台木なんですが、マンゴーの品種として何でも良いわけではなくて、従来からある改良されていない、昔ながらの病気に強い「マンゴーの原種」の種から育てた台木が必要となるんです。
この「マンゴー原種の種」が欲しいのですが、これは台湾などから取り寄せることも可能ですし、沖縄などの市場で販売されていますので、買おうと思えば購入することが可能なんですが、どうしても「徳之島」からうまれたマンゴーを作りたいと考えた場合に、マンゴー原種を育てて、その樹に着果させて、その果実から種を取り出して、植えるという必要があるのです。
私がビニールハウスを建設したのが平成23年のことでしたから、その年からマンゴーのアーウィン種を入手して育てています。その時から、マンゴーの原種も一緒に育て始めているのですが、アーウィン種がすでに3回の収穫を行なったのに対して、マンゴー原種の方は、収穫どころか一度も花を咲かせたことがありません。
そこで、今年こそ「マンゴー原種」に開花して欲しいという願いが高まっているのです。
現在のマンゴー原種の様子
こちらのマンゴーの樹を見てみてください。
こちらが現在私のビニールハウスで育てている「マンゴー原種」となります。
1本の樹に「アーウィン」と「レッドキンコウ」を接ぎ木していますので、1本の樹で3つ品種が共存する樹となっていますよ。
ちなみに、「アーウィン」は、「レッドキンコウ」の背後の部分となっていますので、この写真では、わかりませんが、しっかりと成長しています。
このような接ぎ木を施したいきさつについては、下記の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
さてさて、このマンゴー原種の枝なのですが、正直、樹勢が強くて「花」がつくのかと疑問に思うことも多かったのですが、「レッドキンコウ」を接ぎ木したあたりから、枝が1本なくなり、その分樹勢が弱くなってきたようにも感じています。
今年の夏に剪定してからも、新節の伸び方が以前より緩やかになりましたし、もしかしたら上手くいくのか!?と楽しみにしているところでもあります。
マンゴー原種の新芽の様子
ここで、マンゴー原種の新芽の様子について見てみましょう。
現在の主力品種と同じような新芽の吹出し方をしていますよ。
まずは、成長の遅い枝の方です。
切り返し剪定した箇所から、次の新芽が吹出し始めています。
このまま、この新芽が葉芽とならずに花となることを祈るばかりです。
そして、こちらが新芽の盛り上がり方が早い枝となります。
先程の写真と比べると、かなら先端部分が盛り上がっているのがわかりますよね。
アーウィン種だったら、この状態の時に暖かい環境になってしまえば、葉になり、冷やしてあげれば、花となります。
よって、まだまだビニールハウス内部を冷やすことが大切な状況となっています。
本日のまとめ
現段階で、マンゴーの苗木を作って販売しようとか、そういった計画をしているわけでもないのですが、私が育てるマンゴーは、全て苗木の状態で、沖縄から購入したものとなっています。
そこで、どうしても徳之島で生まれた台木に接ぎ木して、徳之島生まれのマンゴーの樹を作りたいと考えているわけなんですが、なかなか台木となるマンゴー原種の果実を手に入れることが難しい状況となっています。
昔は、繊維質の固まりのようなマンゴーが庭先に実り、それを食べていたと聞いた事があります。
そのようなことから、徳之島でもマンゴーの原種を実らせることが可能なはず!
年月がかかるでしょうが、なんとかしてマンゴー原種の開花&収穫にこぎつけたいものです。
私が、マンゴー栽培に取組み始めたときに、よく参考にしていた書籍がこちらとなります。
再度、読み返して生育について勉強してみたいと思いますよ。
今までも、当ブログで「マンゴー原種」について紹介してきました。その関連記事がこちらとなっていますので、あわせてご覧ください。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~