ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
私のマンゴー栽培を行っているビニールハウス内では、マンゴーの原種を1本だけ育てています。そんなマンゴーの原種について紹介したいと思います。
待てど暮らせど花を咲かせない
当農園では、平成23年にアーウィン種の苗木を、沖縄から70本取り寄せてスタートしました。
最初に70本を定植しましたが、やはり根付かなかったものや、マンゴーの苗木は、原種に接木して販売されていますので、その原種が生き残ったものが残ってしまいました。
それから原種については、私の接木の技術も向上してきたこともあって、アーウィン種を接いで、再びアーウィン種として再生させたりしましたが、1本だけは、原種の果実を収穫できないかと残してあります。
この原種の果実が欲しい理由には、果実から種を取り出して、それを育て、あらたなマンゴーの台木として用いたいからです。
そんな原種のマンゴーですが、アーウィン種がすでに数回の収穫と出荷を行っているというのに、未だに花を咲かせたことがありません。
樹の勢いが落ちることもない元気な原種なのですが、ここ最近では、本当に花が咲くのか?とすら疑問に思うようにまでなってきています。
現在の原種の様子を見てみよう!
こちらが、マンゴー原種の様子です。
周りの樹と比べて葉も大きく、樹に勢いがあることがわかりますよね。
ちなみに、この原種ですが、反対側から見るとこうなっています。
先程の写真と比べると、随分と背丈が低いですよね。
これ、株元から2本出ている枝のうち、1本は、原種として育て、もう1本には、昨年の4月にアーウィン種を接いで育てていますので、このようになっています。
実は、昨年の4月にあまりに花を咲かせない原種なものですから、このまま花が咲かないのでは?ということが頭をよぎり、保険の意味も含めて、このようになってしまいました(笑)
この調子で、「キーツ」や「レッドキンコウ」「金蜜」も接いでいったら、1本の樹から数種類のマンゴーが収穫できる、カクテルツリーにならないか?とも考えたりするのですが、今欲しいのは、原種の種ですからね。
もうしばらく、この状態で育ててみたいと思いますよ。
マンゴー原種の頂芽を見てみよう!
アーウィン種については、ブログでも頻繁に花のもととなる、「頂芽」が大きくなってきていると記事にしています。
そこで、同じようにマンゴー原種の頂芽は、どうなのかというところを、紹介したいと思います。
2つの頂芽の様子ですが、2枚とも頂芽の出ている枝が赤色に近づいてきています。これは、アーウィンが花を咲かせる様子と似ていますので、「今年こそ、もしかして咲くのか?」と期待できる点です。
しかしながら、懸念材料もあります。
1枚目の頂芽の写真ですが、芯の部分から茶色が見えていますよね。
マンゴー原種の葉は、新葉のうちは、茶色をしていて、これが次第に緑色に固まっていきます。
芯から見える茶色・・・
花ではなく、葉が出てしまいそうな予感もしていますよ。
本日のまとめ
毎年、期待しているのに、未だに花を咲かせない原種ですが、本当に花が咲くのか?というところが一番の疑問です。
しかし、台湾などでは、種が売っているというのも聞きますし、沖縄などでは、この原種を台木としてマンゴーの苗木を沢山生産しています。
そう考えると、必ずこの原種も果実をつけ種が取れるはずなんですよね。
10〜15年後には、今のアーウィン種も植え替えの時期がやってきます。
その時に、自分で育てた苗木があると、心強いといいますか、完全に100%徳之島産のマンゴーということになるじゃないですか!
そう考えると嬉しくなってきますし、私はなんとかして、この原種から果実の収穫をしたいと考えていますよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~