徳之島でマンゴーの受粉活動を頑張る「ミツバチ」の働きぶりを見てみよう!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。

2016年3月も下旬に入ってきて、徳之島でのマンゴー栽培もポツポツと開花してきております。そんな中で、マンゴーの着果の為に受粉活動を頑張るミツバチの働きぶりを紹介したいと思います。


 

 

天候さえ良ければ、このように元気です!

ミツバチは、気温が低い時には、活性が低くなってしまいます。

南国「徳之島」といえども、まだまだ朝晩は、20度以下の気温となる日がありますので、そういった時には、元気がありません。

ちなみに、ミツバチが快適に活動する温度というのが、25度と言われていまして、私のビニールハウスでも朝方は、気温が低いので、ミツバチの活性が低いのですが、10時頃にもなると太陽でビニールハウス内の温度も上昇し、元気に飛び立ち始めますよ。

それでは、気温が上がり、元気に受粉活動を頑張る、ミツバチ君達の働きぶりを観察してみましょう。

マンゴーの受粉活動をするミツバチの様子-1

マンゴーの受粉活動をするミツバチの様子-2

マンゴーの受粉活動をするミツバチの様子-3

1匹のミツバチでも、あちらこちらへ移動しては、マンゴーの蜜を集めていますよ。このようにして、ミツバチが動きまわることで、マンゴーが受粉されていくのです。

 

また、観察していると、1つの花に対しても、頭の角度を変えながら、隅々まで、丁寧に集めていることがわかりますよ。

マンゴーの受粉活動をするミツバチの様子-4

マンゴーの受粉活動をするミツバチの様子-5

現在のミツバチによる受粉活動の問題点

文頭でも気温が低いと、活性が落ちて飛び回らないことにふれました。

それとは別に、ミツバチには、もう1つの弱点があります。

それが「曇天の日にも飛び回らない」ということです。

ミツバチの巣箱は、巣門を東に向けて設置します。これは、太陽が登ってくると、太陽めがけて飛び立つ習性を利用するためのものですが、太陽に向かって飛び回るミツバチ達にとって、「曇天日」の太陽が照りつけない日は、目標物がないので飛び回らないのですよね。

これが、1番のネックとなっています。

太陽についてふれましたので、これも補足ですが、最近のビニールハウスで用いるビニールには、紫外線カットの商品もあります。

この紫外線カットのビニールを用いたハウスでも同様に飛び回らなくなってしまうとのことですよ。

曇天日の対策として・・・

現在のところ、鹿児島県の農業普及課が推奨しているのが、「ハエ」です。

「ハエ」というと不衛生なイメージがつきもので、あまり良い印象は、持てないものですが、天候に左右されずに飛び回る「ハエ」は、貴重な存在となってきます。

私も2月の第2週目から「ハエ」を培養する準備を始めたのですが、時折、戻ってくる冬の冷え込みで、上手く培養することができませんでした。

しかし、3月の中旬頃から、気温が上昇し始めたこともあって、3月20日(日曜日)に、ようやく動きをつかめ始めました。

ハエも寿命がありますから、培養したら次の世代を準備する必要がありますが、1度、飛び始めれば、第2世代をつくることは、そう難しいことではありません。

これからは、上手く増やしていくことが出来ると思いますよ。

ハエの培養方法については、あまり綺麗なものでもないので、ここでの説明を割愛させて頂きますが、もし知りたいという方がいらっしゃれば、メールでも頂ければ、簡単な方法をお伝えしたいと思いますよ。

本日のまとめ

まだまだ、花が少ないので、そう多くは、飛び回っていませんが、これが、満開になると、あちらこちらから、やかましいぐらいに「ブンブン」と聞こえ出してきます。

ミツバチにも「機嫌」があります。機嫌が悪いときは、とことん悪いので、下手なことをせず、上手に付き合っていくことが必要です。

ちなみに、ミツバチは、匂いに敏感です。

強い匂いのするもの、例えば「タバコの匂い」「香水の匂い」などには、敏感に反応して攻撃してくることがあるので、気を付けたいですね。

また、黒いものに対しても襲ってきますので、できるだけ明るい色の洋服を身にまとい、髪の毛を隠すように帽子を必ず被るようにしたいものですよ。

また、私が感じていることですが、新しいミツバチも、だんだん人間になれてくると、人間のまわりで威嚇するような飛び方をしなくなってきますよ。

ミツバチへの給餌については、こちらの記事で紹介しています。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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