ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
私の育てる「キンググアバ」ですが、2016年度に初収穫することができ、2017年は2度目の収穫となりました。
しかし、食べた感想から今後の栽培について考えさせられていますので、そのことについて綴っておきたいと思います。
2度目の収穫を迎えた「キンググアバ」の様子
まずは、2017年6月下旬の「キンググアバ」の樹の様子から見てみましょう。
この「キンググアバ」ですが、2度目の収穫と紹介していますが、初収穫の2015年には、奄美群島で「ミカンコミバエ」が発生してしまい、そのときに着果していた果実を全て切除してしまったんですよね。
そういったこともありながら育ててきたのが、こちらの「キンググアバ」となりますよ。
こうやって見てみると、果実が実っているのがわかりづらいですが、枝には、ちゃんと果実が実っています。
こちらが2017年の収穫品となりますよ。
この「キンググアバ」なんですが、過去記事の 【グアバ】の蕾(つぼみ)から着果までの成長の流れについて紹介するよ! でも害虫が食べにきてしまうということを書きましたが、毛虫が果実をかじってしまいます。
そこで、少し早めに収穫して常温で追熟してみることにしました。
なお、こちらの「キンググアバ」の樹には、次々に果実が肥大してきていますよ。
昨年も1本の樹から食べきれないほどの果実を実らせた「キンググアバ」ですが、今期も収穫量だけは期待できそうです。
「キンググアバ」を食べてみた!
南国「徳之島」で育った私ですが、実は、「キンググアバ」に対して良い印象をもっておりません。
と言いますのも、徳之島には、昔から家の軒先などで自生してきた「島ばんしろう」と呼ばれるグアバの種類の果樹があるのですが、その「島ばんしろう」は、糖度も高く、香りも強く、とっても美味しい果実なのです。
そんな美味しい「島ばんしろう」を知っている私ですから、ちょっとやそっとのグアバでは、満足しないのですよ。
そんな私が昨年「キンググアバ」を食べた感想ですが、あまり良い印象を覚えませんでした。
まぁ、初収穫の年でしたから、樹が未熟なこともあり、美味しい果実ができなかったのだと考えることにしたのですが、「島ばんしろう」と比べると「う〜ん・・・」という印象が残ったのが事実です。
そんな中、今期こそは美味しい果実になっているかも!と期待を込めて実食に挑んだわけです。
こちらは、常温で保存し、良い香りがし始めたものとなっています。
こちらの果実を切ってみることにしました。
この包丁を入れたときにですが、果実がまだ固いことに気付き、「少し早かったか!?」とも思いましたが、包丁を入れたあとでは、後の祭りです。
このまま食べてみることにしました。
食べる前には、もちろん糖度チェックもおこないました。
糖度計で計測しようと切断面に計測器を当てるのですが、糖度計は「Lo」表示をしてしまいます。
「そんなに糖度が低いのか!?」とも思ったのですが、ちょっと調べてみたら、果実に水分がないので、糖度計が正確に計測できていないことがわかりました。
そこで、果実を手でつぶすように力をかけて水分を絞り出して計測してみると以下の結果を得ることができました。
この値は、「グアバ」としては、良い数値だと思いますが、どうもガシガシとした食感で、よろしくありません。
ここで私の中である思いが「ふつふつ」と湧いてきましたよ。
本日のまとめ
この「キンググアバ」ですが、今後も育てていくか!?ということが頭をよぎるようになってきました。
せっかく育てても、こんなに食味が良くなくては、育てる楽しみがありません。
切り倒すのは、簡単ですので、食べ方にもう一工夫必要なのではないかと、各方面の「キンググアバ」の食べ方について調べてみると、やはり、味が薄いので、何かしらの調味料をかけて食べているというのが多かったです。
他には、ジュースという記事も見かけましたが、それならば、あきらかに「島ばんしろう」の方が美味しいのがわかっています。
ここで私の中では、この「キンググアバ」の樹は、いらないという考えにまとまってきましたよ。
そして、この「キンググアバ」なんですが、「島ばんしろう」を接ぎ木してやろうと思います。
基本的に「グアバ」を増やすには、実生苗も簡単に育てることができるので、収穫したものの種を植えても良いですし、6〜7月の間でしたら、挿し木で増やすことも可能です。
下手に「島ばんしろう」を「キンググアバ」へ接ぎ木しなくても、「島ばんしろう」を増やすことは、可能なのですが、株元の大きな樹は、それだけ成長が早いですからね。
今は、接ぎ木するには、難しいと思いますので、来年の3月に接ぎ木をほどこしたいと考えていますよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~