ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
現在、蕾を数多く残し、また、着果した果実が肥大中の「グアバ」ですが、背丈が垂直方向にばかり伸びて、カッコ悪い樹となってきましたので、整姿の為に誘引作業をおこないましたので紹介したいと思います。
誘引前と誘引後の姿を見てみよう!
それでは、誘引作業をほどこすと、どのようにかっこ良くなるのか見てみましょう。
まずは、「島グアバ」からやっていきます。
こちらは、誘引前の姿です。
そして、こちらが誘引後の姿です。
どうですか?
見栄えが全然違ってきたでしょう^^
枝の剪定は、全く施しておりませんが、これだけ誘引で枝の方向を整理してやるだけで、樹の中心部の風通しも良くなって、湿度による病気の対策にもなります。
それに、まっすぐに垂直方向に伸びた樹は、将来的に収穫するのも大変な作業になってしまいますよね。
このように樹を曲げて、低木仕立てに仕上げておけば、収穫だって「楽ちん」ってものです!
それに、私の住む「徳之島」は、台風が良く通過します。
背の高い樹よりも低木の方が、風にやられるリスクは、低くなりますからね。
今回の作業は、上記の理由に基づきおこないました。
誘引に使用した杭をご紹介!
今回、地面に打ち込んで使用した杭は、下の写真のものとなっています。
マンゴーの整姿でも何度も使用している「プラスチック杭」ですので、土で汚れていますが、プラスチックは、腐らないですから、このように何度も使えるのが嬉しいところです。
山に行って、竹を切ってきて、杭にするという方法もありますが、竹や木材を使用した杭は、後々には、腐ってしまいます。
そうなると、結構面倒なんですよね。
それに、山で竹などを切ってくるのも、労力と時間を費やすわけですし、プラスチック杭は、安価で購入できるので、私は、就農したときに、まとめて200本購入して、今でも使用していますよ。
このプラスチック杭ですが、注意したいのが、数年後に誘引作業を終えたときの処理です。
これを、しっかりと地面から抜いておかないと、草刈機などで除草する際に、誤ってぶつけてしまうと、草刈機の刃を傷めてしまいますし、怪我の原因にもなります。
目的が完了したら、しっかりと抜いて、別の場所に保管しておくことをおすすめしますよ!
キンググアバの整姿誘引の姿も見てみよう!
島グアバと同様にキンググアバにも、整姿のための誘引を施しました。
しかしですね、このキンググアバは、島グアバよりも一回り大きいのですが、幹が思った以上に固くなっていて、考えていたようには、枝を曲げることが出来ませんでした。
キンググアバの誘引前の姿がこちらです。
キンググアバの誘引後の姿
少しは、変化していますが、島グアバの時と比べると、全然曲がっていませんよね。
それだけ、枝が固くなっていました。
このキンググアバについてですが、2週間ほど、このままにしておいて、樹が今の状況に馴染んできたら、もう一度、下方へ引っ張り直したいと思います。
植物全般において、この誘引作業で言えることですが、無理して曲げると、その場では、大丈夫でも、翌日になって折れていたりするものです。
無理は、禁物ですので、少しずつ少しずつ、曲げて行きたいところですよ。
本日のまとめ
最後に、誘引作業で、無理をしてしまうと枝を折ってしまうということにふれました。
私は、マンゴーの栽培を始めてすぐの頃に、マンゴーの樹は、柔らかいこともあり、無理に曲げてしまって、枝を何度も折ってしまったことがあります。
失敗して枝を折ってしまうと、次にその場所に枝が生えてくる保証は、ありませんし、最悪、傷口から、病気などが感染してしまう恐れもあります。
植物の誘引作業は、無理をせずに少しずつ少しずつ、根気よく付き合って行くほうが、良い結果が得られると感じています。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~