ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
独特な香りを楽しむことが出来る、熱帯果樹の「グアバ」ですが、私の農園では、2本の「グアバ」を栽培しています。
その内の1本の、徳之島で昔から庭先などで育てられている「島バンシロウ」が、枯れたようになっていたのですが、春の訪れとともに新芽を吹出し復活してきましたので、その様子について紹介したいと思います。
年中元気な品種が「キンググアバ」です!
まずは、「島バンシロウ」とは、別のもう1本の「キンググアバ」の成長の様子から紹介したいと思います。
こちらの「キンググアバ」ですが、昨年の夏は、沢山の実を付けてくれ、その収穫量は、食べきれないほどでした。
そんな樹勢も高く、順調に成長にしているのが、こちらの「キンググアバ」となります。
樹勢が強く、油断していると枝がすぐに上へ上へと伸びていくので、常にこのように誘引紐がかかっている状態の樹となっています。
こちらの「キンググアバ」なんですが、冬の間も幾つかの花を見せてくれました。
現在も、終わりかけの花がありまして、このような状態となっています。
「キンググアバ」の花は、シベが特徴的でして、シベが沢山伸びている姿から、私は「イソギンチャク」に似ていると感じていますよ。
キンググアバは、夏の収穫に向けて着果しているぞ!
この「キンググアバ」なんですが、すでに着果も始まっていて、夏の収穫に向けて果実が肥大している状態となっています。
そんな「キンググアバ」の果実の様子がこちらとなっています。
現在で、直径が3cmほどの果実となっていますが、この「キンググアバ」は、名前の通り、大きな果実となる品種でして、収穫時期には、直径が5cmほどになります。
よって、これからの気温の上昇とともに、どんどん肥大していくのではないかと予想しています。
復活した「島バンシロウ」の様子
昨年の夏の終わりに収穫を終えた「島バンシロウ」の樹へ剪定を施したのですが、それから段々と元気がなくなり、葉を少しずつ落とし始め、ついには、枝のみの樹となってしまいました。
「島バンシロウ」は、樹勢も強いですし、病気になりにくく育てやすい果樹となっています。
そんな、「島バンシロウ」がここまで完全に葉を落とすというのは、経験したことがないですし、これは、剪定作業時に何か過ちがあったのではないかと考えていたのですが、3月に入り気温が20度を超えるような日も出始めると、枝から新芽を吹出して来ていることを発見しました。
元々、葉がついていたような跡が残っている場所から、このように次々と新芽を吹き始めているのです。
一時は、枯れたと思っていただけに、この新芽を発見したときは、本当に嬉しかったですね。
それというのも、先程紹介した「キンググアバ」は、大きな果実で食べ応えのあるものとなっていますが、糖度と香りは、絶対に「島バンシロウ」にかないません。
そんな美味しい「島バンシロウ」が復活してくれたんですから、喜びもひとしおでした。
一番最初に吹出し始めたものだと、このように新芽が開き始めてきていますよ。
先端が開いてきていることが確認できますよね。
植物は、こうなってくると、ここからの成長がとても早いですからね。
次々と新芽を開き出してくるのではないかと予想していますよ。
本日のまとめ
「島バンシロウ」について落葉樹のように枝ばかり残して葉が落ちるような現象があるのか、人に聞いてみましたが、冬になれば多少の葉が落ちることはあるが、今回の私の樹のように全ての葉が落ちることはないだろうという意見が多かったです。
よって、夏場に剪定してから葉が落ち始めたことから、剪定時の傷口から何らかの害をもたらす菌が樹へ侵入してしまったのではないかと予想しました。
通常でしたら、樹へ剪定作業を施したら、傷口から菌の侵入を防ぐために「トップジンM」という薬剤を塗布するようにしているのですが、この「島バンシロウ」では、樹が強いということから、薬剤の塗布をしていなかったんですよね。
それが、今回の失敗の原因だったのではないかと思っています。
よほど細い枝の剪定なら、「トップジンM」の塗布は、いらないのでしょうが、ある程度の太さの枝を剪定したら、傷口の保護が大切だと感じた事例でしたよ。
私が果樹の剪定などで起きる、傷口の保護で用いる「トップジンM」とは、このような薬剤となっています。
皆さんも割り箸より太い枝を剪定するような時は、剪定傷の消毒を確実に行なうようにしてくださいね。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~