ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
鹿児島県の徳之島で育てる「アボカド」ですが、5月に入り着果した幼果が次々と肥大しています。
着果したと思っても、すぐに落果してしまう「アボカド」なんですが、今期は、未だ落果せずに多くの玉が残っている状態ですので、その成長の様子を紹介したいと思います。
この記事の目次
当農園で成長著しい「ハス」の様子
当農園で、一番成長が著しいのが、「ハス」です。
特に、この「ハス」なんですが、アボカドを定植している場所のうち、地表の高さが一番高いところに植えてあるのが、この「ハス」なんです。
「アボカド」の栽培において、アボカドは、「水はけの良い場所に植えろ!」と言われるものですが、高い場所ということで、地表から流れる表面水の影響も少なく、私が育てるアボカドの中では、一番良い環境にあるのが、この「ハス」なんです。
そのあたりも、良い成長を見せている理由の一つなのではないかと感じていますよ。
こちらが現在のアボカド「ハス」の様子です。
株元も随分とたくましくなってきて、これから期待できそうな樹となってきました。
この写真の株元の右側に6cmの木杭が打たれているのがわかるでしょうか?
私が育てるアボカドは、全てこのように6cmの木杭で樹がぐらつかないように地表に固定してあります。
その理由としては、アボカドの根は、横に広がらずに徳之島のように台風が多い場所では、強風で根こそぎ倒木してしまったことを経験したからです。
その為、どんな風が吹いても根が動かないように、このように木杭で地面に固定しています。
この木杭で固定するようになってから、根の活着が良くなったのでしょうか。一気に成長スピードがあがったと感じています。
アボカド「ハス」に着果している果実について
それでは、肝心の果実について見てみましょう。
アボカドは、受粉樹がないと着果しないと言われている果樹ですが、この「ハス」は、1本でも受粉します。
私の園では、数種類のアボカドを育てていますが、近所で家庭の庭で育てられている「ハス」は、1本のみですが、しっかりと着果しているのです。
私の園でも「ハス」の着果率は、他のアボカドと比べて、良好ですので、多収の見込める品種だと感じています。
こちらは、現段階で一番成長の早いものとなりますよ。
ハスの果実は、そこまで大きくならないのが残念なところですが、玉の数が多いことが魅力だと感じています。
昨年度に初収穫を迎えた「ハス」ですが、初収穫の年で10個あまりの果実を収穫することができましたからね。
将来的にも楽しみな樹となっていますよ。
ただ、成長の遅い果実については、現段階でパチンコ玉ほどの大きさです。
このぐらいの大きさのときに落果するのが多いですから、今期の収量がどの位になるのか、現状では、予想が難しいところですが、昨年よりも樹が一回り大きくなっている分、それだけ収量は増えると予測しています。
昨年度に初収穫した「ハス」を食した感想は、こちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
地を這うように成長し着果が一番早かった「ピンカートン」
毎年、開花と着果が一番早いのが、この「ピンカートン」となります。
この「ピンカートン」は、地を這うように枝が伸びて行きますので、ビニールハウスなどの施設で栽培するのに向いているのかとも感じますし、台風の襲来が多い徳之島などで露地栽培するときも、超低木仕立てにできることから、良いのではないかと感じています。
こちらが2017年5月の「ピンカートン」の様子です。
「地を這う」と表現しましたが、この写真を見ると、上で紹介した「ハス」の樹と見比べても、樹が低いことがわかりますよね。
そんな低木のハスですが、こちらでも6cmの木杭を打って、しっかりと固定していますよ。
アボカド「ピンカートン」の果実
開花と着果が一番早かった「ピンカートン」は、自然と果実の大きさでも一番となっています。
こちらが「ピンカートン」の一番成長の早い果実となっています。
スーパーで販売されているアボカドは、「ハス」が多いですが、時折、ひょうたん型のアボカドが売られていますよね。
まだまだ、幼果の「ピンカートン」の果実ですが、あの見覚えのあるひょうたん型に近づいてきています。
ここまでくれば、大きな台風の襲来で吹き飛ばされないかぎり、収穫にこぎ着けることができると手応えを感じています。
また、今年の「ピンカートン」は、着果率も良いんです。
低木で枝葉に隠れて見えにくいのですが、よく観察してみると、このようにたくさん着果していることを確認できます。
今期は、「ハス」に続き2番目に期待できるのが、この「ピンカートン」となっていますよ。
今期は「ベーコン」にも頑張って貰いたい
さて、お次に紹介するのが「ベーコン」です。
私の園では、同じ品種を2本ずつ育てていますが、この「ベーコン」も2本育てています。
「ハス」「ピンカートン」「モンロー」「ベーコン」「川平グリーン」と育てていますが、枝ぶりが良いのが、「ハス」で、次に良好なのが、この「ベーコン」なんです。
その割には、「ハス」や「ピンカートン」と比べても花も少なかったですし、着果も少ないのが、この「ベーコン」となっています。
樹の栄養状態とか関係しているのでしょうかね。
品種の特性もあるのでしょうが、観察しながら学んでいければと考えています。
アボカド「ベーコン」の果実
そんな「ベーコン」も少ないですが、着果を確認していますよ。
こちらが現在の「ベーコン」の果実の様子です。
このぐらいの大きさだと、まだまだ安心できないのですが、上手く落果せずに成長してくれればと祈るばかりです。
本日のまとめ
3月に元肥として柑橘用の配合肥料を与えたアボカドですが、幼果の自然落果が落ち着いてきたことから、玉の肥大を期待して施肥を行おうと計画しています。
なお今回の果実肥大の施肥については、ある2つの要素が良好であると情報を得たことから、その2つの要素が含まれた液肥の散布を準備しており、天気をみて散布しようとしています。
その結果については、来月の成長について紹介する記事で紹介したいと思いますよ。
私がアボカド栽培で参考にしている書籍がこちらとなっています。
なお、2017年4月の成長については、こちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~