【マンゴー栽培】幼木の誘引作業をやってみよう!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。

本日のブログは、マンゴーの幼木の誘引作業について紹介してみたいと思います。


 

 

誘引の枝の曲げ具合について

マンゴーの幼木にほどこす「誘引」の目的は、整姿が一番の目的です。
この樹が小さいうちに、形を整えておくことが、後々の栽培のしやすさに影響してきますから、幼木は、枝数も少なく誘引作業も容易に行なうことができますので、しっかりと整姿しておきたいところです。

それでは、今年の4月にマンゴー原種に「レッドキンコウ」を接木しましたが、その枝がちょうどモデルとして良い感じになっていますので、そちらで、紹介したいと思います。


マンゴー幼木の誘引の目安
“マンゴー幼木の誘引の目安”

1本の枝が、真上の方向に伸びていますよね。今回は、これを誘引してみたいと思います。

 

下の写真が、誘引を終えたものですが、注意点についても写真に書き込んでみました。
以前は、枝の誘引作業というと、青色の線で描いたように、「地面と水平」になるように誘引すると言われていました。


マンゴー幼木の誘引の目安
“マンゴー幼木の誘引の目安”

しかし最近では、枝が若干上を向いていた方が、樹のエネルギーが上に向かいやすいので、成長に良いと言われるようになっています。

私は、この意見にその通りだと思いますので、最近の誘引作業では、枝が若干上を向くように誘引するようにしています。

レッドキンコウを接木した際については、こちらで紹介しています。あわせてご覧ください。

誘引が遅れた硬い枝を曲げるときには!

誘引作業ですが、硬くなってしまった枝を曲げるときは、注意が必要です。

マンゴーの樹は、柔らかく曲げやすいものですが、少し効果してくると、無理に曲げようとすると、節の部分から折れてしまうことが多いからです。

下のポット鉢で栽培している「アーウィンマンゴー」の右側の枝ですが、左側の枝が広がるように伸びているのに対して、真上に伸びていますよね。

これも前回の誘引作業で、節から折ってしまったからです。

今回は、この右側の枝を誘引してみたいと思います。


マンゴー幼木の硬い枝を曲げる時のコツ
“マンゴー幼木の硬い枝を曲げる時のコツ”

 

この写真で、赤矢印で記した部分から曲げたいと思いますが、このような場合は、この赤矢印の部分を一度、手で除々に曲げてみてください。

そうすることで、下方向に誘引紐を掛けたときに曲がりやすくなります。


マンゴー幼木の硬い枝を曲げる時のコツ
“マンゴー幼木の硬い枝を曲げる時のコツ”

これを行なわずに無理に曲げようとすると、高確率で節の部分から枝が抜けるような感じで折れます。


マンゴー幼木の硬い枝を曲げる時のコツ
“マンゴー幼木の硬い枝を曲げる時のコツ”

無理はせずに除々に曲げて行くことが基本です。最初に思い描いていたところまで、曲げることが無理な場合は、1度途中まで曲げて、その状態で固定して1〜2週間後に再度、曲げるようにすれば、簡単に目標のところまで誘引することが可能です。

無駄枝を見逃さない!

誘引作業をおこなって、樹の枝の整理をしていると、見逃していた「無駄枝」を発見することがよくあります。

今回も、節の中央から真上に向かう無駄な枝を発見しました。


マンゴー幼木の無駄枝
“マンゴー幼木の無駄枝”

こういった枝ですが私の場合は、迷わず切除します!

 

下の写真が、無駄枝を切除した様子です。


マンゴー幼木の無駄枝を切除した様子
“マンゴー幼木の無駄枝を切除した様子”

無駄な枝に余計な養分を吸い取られるよりは、切除していた方が他の枝の成長が良好となります。

枝数が適度に漉かれることにより、風通しもよくなり病気の発生も抑えることができますので、「混み合ってきた」「この枝は将来的に必要か?」と感じたときは、私は、すぐに切除するようにしています。

本日のまとめ

本日紹介した誘引作業ですが、誘引した直後の内は、枝先が地面と水平となってしまいます。

下の写真をご覧ください。


マンゴー幼木の誘引を施した様子
“マンゴー幼木の誘引を施した様子”

しかし、この葉先もすぐに上に向いて起き上がってくるので、安心してください。

ただし、根元の部分は、若干上を向いていますので、お忘れなく!

 

私が、鹿児島県の農業普及課から学んだマンゴーの樹の形の理想形ですが、カニをひっくり返したときの形が理想的だということでした。

これは、中央部から外側に花が開くように伸びていく枝のことを表現しているのだと思います。

私は、マンゴー栽培を始めた頃は、そのことを知らずに盆栽のように低木で頂部に向かって丸くなるような形に整えてきてしまいました。

これから栽培を開始される方は、無駄のないようにその点に注意しながら、整姿していくことをお勧めします。

 

さてマンゴーの誘引作業ですが、樹を切断したりすることもあるので、手を保護するように、薄手の手袋をつけて作業したいところです。

そこで私は、下の手袋を愛用しています。


私が愛用している手袋
“私が愛用している手袋”

こちらの手袋は、とてもやわらかい素材で、誘引紐を結ぶのも、手袋をしたままで作業ができる、すぐれものとなっています。

作業用の手袋は、万が一にマンゴーに病気があった場合にビニールハウス内での蔓延を防ぐためにコマメに交換しながら作業することが必要です。

私は、農作業に向かう時は、数セットを準備して、汚れてきたら交換しながら作業するようにしています。

作業で使用した手袋は、「ハイター」などで除菌してから、再度使用すると良いでしょう。

上記で紹介した、「アトム」の手袋の「1590」ですが、普通にホームセンターなどでも取り扱いがあるのですが、インターネットショップなどでは、3枚パックとか5枚パックでお得に販売しているのを見かけます。

私は、普段からよく使用するものですし、価格が安い時にまとめて購入するようにしていますよ。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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