ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
マンゴーは、ウルシ科の仲間ですから剪定などをすると「剪定ハサミ」がすぐにヤニで真っ黒になってしまいます。また普段から使っていると、剪定ハサミの切れ味も落ちてくるものです。
そこで、本日のブログでは、剪定ハサミの手入れと研ぎ方について紹介したいと思います。
剪定ハサミの手入れで必要なもの
まず、私が「剪定ハサミ」の手入れをする際に準備するものをウェス代わりのタオルの上に広げてみました。
左から剪定ハサミ、中央のレンガのような色のものが油砥石、一番右側が油砥石用の油となっています。
日常的な手入れは、使用後に「CRC5-56」などを吹き付けてウェスで汚れを拭き取るだけで良いと思いますが、切れ味を取り戻したいときは、この「油砥石」が必要となっていきます。
「CRC5-56」とは、こういったものです。
農機具の手入れのみあらず、色々なもののメンテナンスで使用できますので、「CRC5-56」は、ご家庭に1本あると良いでしょう。
剪定ハサミを研いでみよう!
剪定ハサミの研ぎ方ですが、まずは「油砥石」に少し油を染み込ませておきます。
今回は、専用品として販売されている、油を使用していますが、これは、機械を手入れした際の廃油でも大丈夫だと聞いていますし、私も手元に「CRC5-56」しかないようなときは、「CRC5-56」で代用したりしています。
なお、油砥石には、さまざまな形状のものがあります。
剪定ハサミは、まっすぐ刃のものであれば、大きめのもの1つでなんとかなりますが、曲線の刃のハサミには、小さい油砥石の方が作業がやり易いです。大小で2本ほど準備しておくとスムーズに作業が進められると思いますよ。
やり方は、簡単です。
油を染み込ませた油砥石を剪定ハサミの刃に当てていくだけです。
この写真では、木の切り株に台として、その上にハサミを固定して作業していますよね。このようにハサミを固定して作業するようにしないで、ハサミが宙に浮いた状態で作業すると、油砥石の刃への当り方が波を打ってしまい、研いだつもりが逆に切れ味を落とすことになるので、しっかりとハサミを固定して、油砥石をいつも同じ角度でハサミに当てるように注意したいところです。
もう一つ注意点というか、私がハサミ研いでいて感じることですが、油砥石を前後に動かしてはいけないように感じます。
上の写真で、私が油砥石を動かす方向を矢印で記しました。
よく包丁を研いでいる動画などを見ていると、包丁やナイフを砥石の上で前後に動かしていますよね。
私は、あのようにするよりは、ハサミの場合は、研ぐ面積も小さいことですし、面倒でも刃先を尖らせたい方向にばかり、油砥石を当てた方が、効率よく且つ、綺麗に研ぐことができると感じています。
私が愛用する「岡垣の剪定ハサミ」ですが、刃がステンレス製です。
ステンレスは、とてもやわらかい鋼材ですので、数回(5回ほど)も同じ所をこすってやれば、かなり刃先が鋭利になります。
よって、ステンレスのハサミだと研ぎは、5分も掛からないものと思って貰って大丈夫だと思います。
実際に私が、マンゴーの夏季剪定では、3日間ぶっ通しで剪定作業を行なうわけですが、マンゴーの樹を10本切ったら、一度研ぎ直します。
これは、自分が疲れないように、ハサミが常に切れる状態にしておきたいという観点からですが、ものの数分で研ぎが完了するから、このようにしているわけです。
本日のまとめ
本日紹介した「油砥石」をもちいた、剪定ハサミの手入れ&研ぎ方ですが、この油砥石を用いたメンテナンスには、嬉しいこともついてきます。
それは、作業の際に「油」を用いる点が素晴らしいのです。
この「油」を用いての作業で、必ずハサミのジョイント部分などに油が自然と染みこんでいきます。すると、ハサミは、常にベストコンディションを保ってくれるので、作動性が抜群のハサミとなるのです。
また、ハサミの刃以外の部分は、普通の鉄が用いられているものが多いですが、作業で油が付着するので、その油分で錆びにくくなるのです。
刃先を研ぐだけで、他の部分も自動的にメンテナンスされているってことなんです。
これは、私のお気に入りのメンテナンス方法となっていますよ!
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~