ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県「徳之島出身」のブロガー とし( @kedokumango )です。
2019年7月に収穫を目標とした徳之島でのマンゴー栽培ですが、当農園で毎年おこなっている恒例の「スワルスキーカブリダニ」が2019年2月13日にやってきましたので、ビニールハウス内に200個設置しました。
本日のブログでは、「スワルスキーカブリダニ」の設置のようすについて紹介したいと思います。
「スワルスキーカブリダニ」とは!?
そもそも、今回設置した「スワルスキーカブリダニ」なんですが、マンゴー栽培をしていると最大の難敵となる害虫が「チャノキイロアザミウマ」となります。
この「チャノキイロアザミウマ」を食べてくれるのが「スワルスキーカブリダニ」となります。
「チャノキイロアザミウマ」は、ものすごく小さな虫なんですが、マンゴーの新葉や果実に食害痕を残しますし、繁殖力も高いので、とてもやっかいな害虫となっています。
そんな「チャノキイロアザミウマ」を退治するには、今までは、「農薬」に頼るしかなかったわけですが、数年前から、この「スワルスキーカブリダニ」が販売されるように私は、農薬の使用量を減らせるということもあり、気に入って導入するようになりました。
ただし、「スワルキーカブリダニ」は、微生物で本当に小さな生き物なんですが、価格的には、良い値段します。
現在、私が200パック購入しているのですが、200パックでも4万円近くもするんですよ。
農薬を何度も散布する手間を考えると安いものなんですが、導入する際には、ハウス内をしっかりと消毒したりするようにしています。
マンゴーの枝への「スワルスキーカブリダニ」の設置について
2018年までの「スワルスキーカブリダニ」は、ティーパックのような紙製の袋に入って販売されていたのですが、今年からは、ビニール製のパックとなっていました。
このパックの中に「スワルスキーカブリダニ」が入っており、パックに小さな穴が開いていますので、そこから「スワルスキーカブリダニ」が外へ出て、「チャノキイロアザミウマ」を捕食してくれるという形になりますよ。
「スワルスキーカブリダニ」のパックは、枝にかけやすいようにフックのようなものがありますので、そのフックを枝にかけてから、外れないようにホッチキスで止めるようにしています。
以前までは、紙パックでしたので水に濡れると、すぐにボロボロになってしまっていたのですが、今年からは、ビニール製になったので、そこまでは神経質になる必要はないと思いますが、あまり水のかかるところは、避けて設置したほうが良いでしょうね。
私のマンゴーの樹の大きさは、枝の端から端まで2m✕2mといった感じなんですが、その大きさで、1本の樹に2パック設置していますよ。
私は、農協に注文して取り寄せているのですが、冷蔵の状態で送られてきます。
ですから、到着と同時に手早く設置したいと思いますよ。
このように設置したら、夏の収穫が終わるまで、ずっとこの場所に下がっている状態となります。
夏の剪定枝と一緒に外に持ち出されるのが最後となりますかね。
「スワルスキーカブリダニ」の保護について
今年からビニール製のパックになった「スワルスキーカブリダニ」なんですが、やはり生き物ですので、「餌」が必要となります。
そこで、例年なんですが、砂糖を紙コップに入れて、このように設置していますよ。
この紙コップの中に「スワルスキーカブリダニ」のパックがあるといった感じになっています。
この紙コップの中には、砂糖の他に藁が入っております。
現在の徳之島では、稲作物がないものですから「藁」も簡単には手にはいりません。
そこで私は、正月飾りなどに付いている「しめ縄」の「藁」を細かく刻んで入れていますよ。
販売している会社の人の話では、植物系のものであれば良いとのことでしたので、「藁」にこだわるずともススキのようなもの茎でも細かく刻めば代用できるのかもしれません。
本日のまとめ
「スワルスキーカブリダニ」は、「チャノキイロアザミウマ」を食してくれる生物ですので、農薬の使用量を減らすことができ、農家としても安心して消費者へフルーツをお送りできるので、ありがたいものとなっています。
しかし、生物をビニールハウス内部に放飼しているのですから、ここから収穫までは、簡単に消毒作業もすることができません。
毎日の観察で、小さな生育の変化でも見逃さないようにしたいものですよ。
毎年設置している「スワルスキーカブリダニ」ですから、当ブログでも何度か関連する記事をアップしております。
あわせてご覧ください。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~