ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
2016年は、例年になく「スリップス」と「ダニ」という害虫を発見する年となっています。
これは、私の園に限ったことにあらず、マンゴー仲間全般から聞くことなので、全体的に発生量が多いのだと感じています。本日のブログは、その対策として「スワルスキープラス」を再度投入しましたので紹介したいと思います。
現在のマンゴーハウス内の様子
現在のビニールハウス内の様子といえば、マンゴーの果実がグングンと肥大している状況です。
このような状況のときに「スリップス(チャノキイロアザミウマ)」が発生してしまっては、果実が傷物になってしまいかねません。
まずは、現在の「アーウィン(アップルマンゴー)」の肥大の様子を見てみましょう。
成長が早いものだと、400gを超えたと思われるものも所々に見られます。
まだまだ、果実の色としては、真っ赤になっておりませんが、これから完熟に向かうにしたがい、真っ赤になっていきます。
この成長過程にある果実は、わが子同然です。
今年は、玉数も少ないことから「スリップス(チャノキイロアザミウマ)」の食害で傷物にしてしまうわけにはいきません。
是が非でも守っていきたいところです。
援軍として200パック追加したぞ!
今年は、「スリップス(チャノキイロアザミウマ)」を食べてくれる「ダニ」の「スワルスキーカブリダニ」を2月9日から200パックをハウス内に設置してあります。
それから死滅したものもあると思いますし、今後の大切な時期に「スワルスキーカブリダニ」の数を確保しておけば、幾分かは「スリップス(チャノキイロアザミウマ)」の被害も抑えられるのではないかと考えましたので、今回、新たに200パック追加しました。
「スワルスキープラス」が到着したのが、6月7日のことでしたが、当日中で、すでに設置が完了しています。
新たに設置した様子は、このようになっています。
灌水作業などで水のかからないところに設置するようにしていますので、このように葉の影になるようなところに設置していますよ。
ポット栽培の「キーツマンゴー」も例外じゃないぞ!
害虫である「スリップス(チャノキイロアザミウマ)」は、いつどこから侵入してくるかわかりません。
そこで、60Lポット鉢で育てている「キーツマンゴー」にもこのように設置しています。
中心部に近いところにティーパックのような形で白いものが下がっていますよね。
これが「スワルスキープラス」となっています。
近くに寄って撮影したものがこちらです。
寄って撮影すると、枝に掛けた部分にホッチキスの跡が見えますよね。
これは、「スワルスキープラス」という製品は、設置しやすいように切れ込みが入っているのですが、そのままでは、湿気を持ったりすると枝から落ちてしまうようなことがあるので、切り口をホッチキスで止めるようにしていますよ。
余談ですが・・・
マンゴーの害虫である「スリップス(チャノキイロアザミウマ)」を食べてくれる「スワルスキーカブリダニ」ですが、生物ですので、もちろん生きています。
そこで、梱包材の外袋は、このようなものとなっているのですが、それを、マンゴーの樹の株元にしばらくおくようにしていますよ。
こちらが、「スワルスキープラス」の外袋です。
そして、「スワルスキープラス」のラベルを接写したものです。
ラベルにもアザミウマ類を捕食すると記載されていますね。
この外袋をこのように設置しています。
これはですね、この外袋にも動く物体が見えるのです。
小さな小さな生物ですので、なかなか撮影に成功しないのですが、動くものが見えます。
少しでも生きている「スワルスキーカブリダニ」をハウス内に残してやりたいという気持ちから、このようにするようにしています。
本日のまとめ
今年は、本当に害虫が多いと感じています。
私のビニールハウス内では、確認しておりませんが、仲間のハウスでは、蛾(ガ)の仲間である「コシロモンドクガ」や「タイワンキドクガ」も発生していると聞いています。
こういった害虫の被害については、早期発見・早期対策が、とても大事なこととなっていますので、これからさらに注意して、日々の見回りをおこなっていきたいところです。
今期の「スワルスキーカブリダニ」投入に関する記事は、こちらとなっています。
あわせてご覧ください。
美味しいマンゴーの為にも、ここからも「全力!!」で頑張ってまいりますよ^^
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~