ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
鹿児島県の徳之島で栽培する「キンググアバ」と「島ばんしろう」ですが、2017年5月下旬は、「キンググアバ」は、開花と着果の時期を迎え、「島ばんしろう」の方は、蕾(つぼみ)があがってきている状態となっています。
現在、蕾から着果までの流れが良くわかる状態となっていますので、現在の成長の様子を写真を用いて紹介したいと思います。
この記事の目次
徳之島で栽培する「グアバ」の様子
まずは、皆さんの中には、グアバの果実を知らないという方もいらっしゃると思いますので、昨年のブログ記事、南国「徳之島」では【グアバ】の食べ頃が近づいてきたようです!の中で紹介した写真を用いてグアバの果実について見てみることにしましょう。
このキンググアバは、そこまで香りが強いと感じませんが、徳之島で昔から庭先などで育てられてきた「島ばんしろう」の方は、特に強い香りと甘みが特徴の果実となっていて、島育ちの私は、だんぜん「島ばんしろう」の方が好きですね。
それでは、次の章では、現在のグアバの樹の成長の様子について見てみましょう。
2017年5月下旬の「キンググアバ」の様子
樹勢が強くて育てやすいのが、このキンググアバとなっています。
この苗木は、鹿児島市で毎年春秋に開催されている鹿児島木市で入手したものとなっていますが、購入して定植したときから成長が素晴らしく良好で、一気にここまで大きくなってくれましたよ。
私としては、もっと枝を誘引してコンパクトな作りにしたいと考えているので、徐々に誘引の力を強めて、樹形を整えたいと考えているところです。
2017年5月下旬の「島ばんしろう」の様子
「島ばんしろう」ですが、上記でキンググアバの果実について紹介しましたが、この島ばんしろうの果実は、キンググアバよりも小ぶりなものとなります。
しかし、島ばんしろうの強い甘みを一度味わったら、また食べたくなってしまう、とても美味しい熱帯果樹の一種となっていますよ。
こちらの島ばんしろうですが、今年の冬は、葉が全て落葉してしまい枯れたのではないか?とさえ思っていました。
しかし、3月の末ごろからポツポツの新芽が見え始め、ようやくこのように葉が揃ってきた状態となっています。
まだまだ葉数が少ないですが、このような樹でも、現在は、しっかりと蕾(つぼみ)をつけていますよ。
枝葉が落ちたときの様子については、こちらの 【グアバ栽培】枯れた!?と思っていた樹ですが春の訪れとともに復活してきました! で紹介しています。
グアバの蕾(つぼみ)から着果までの流れについて
現在、キンググアバと島ばんしろうの成長過程では、ちょうど蕾(つぼみ)、開花、着果という状態が揃っていますので、どのようにして果実となっていくのか、その様子について紹介します。
グアバの蕾(つぼみ)について
こちらが、グアバの蕾となります。
私は、最初にこの蕾を見た時は、着果した果実なのかと思ってしまいましたが、先端が膨らんでいて果実のように思えませんか。
現在の島ばんしろうで、このような蕾をたくさん確認することができます。
グアバの開花について
蕾ができたら、お次は、開花となるわけですが、グアバの場合は、その期間は、短くてあっという間に開花となってしまいますよ。
こちらは、蕾の先端から花びらが見え始めてきたものとなります。
蕾の先端に白いものが見えますよね。
これがグアバの花びらとなっていきますよ。
この蕾もしばらくしたら、このように開花を迎えます。
イソギンチャクのような花ですよね。
こちらのグアバの花のまわりには、昆虫がたくさんいますし、この花の形は、受粉しやすいのでしょうか。
今までも高確率で結実していることから、実をつけやすい品種だと感じていますよ。
グアバの花から着果まで
開花を迎えたグアバの花ですが、数日も経つと、このように萎れてきます。
この萎れた花なんですが、この花のガクの裏側に果実として肥大していく部分がありますよ。
写真で赤矢印で記した部分が、これから果実として肥大していくのです。
数日もすると少しの膨らみだったのが、このような形になってきます。
ここまで、きたらあとは、あっという間に果実として肥大していくのですが、私の経験では、摘果した方が、果実の肥大は、良好となります。
私の摘果の目安としては、50cm間隔に1個の果実となるように摘果しています。
摘果したあとは、栄養がよくまわるのでしょう。
このように一気に肥大しますよ。
ここまで大きく肥大しても、自重で落果してしまうことはなく、果皮を触って柔らかく感じたところで収穫して食べるようにしていますよ。
育てる際の問題点について
樹勢も強く比較的簡単に育てることが可能な「グアバ」なんですが、現在の問題点として、あちらこちらに葉に食害を受けていることが確認できます。
そのようなことから、樹をよく観察してみるとこんな幼虫を発見することができました。
ここは、農家の最強特効薬「テデトール」の出番です。
「テデトール」にかかれば、こんな幼虫なんてイチコロです。
この「テデトール」なんですが、ひじょうに効果抜群で安全安心なものとなっているのですが、ただ一つだけ問題点があります。
この「テデトール」は、大変高価でして、害虫が大量発生してしまうと対応できないのです。
なにせ、この「テデトール」を漢字で書くとこうなりますから・・・
「テデトール」 → 「手で取る」(笑)
すみません。冗談がすぎました。
害虫も少しの発生でしたら、農薬に頼らず手で捕殺するのが確実なんですよ。
本日のまとめ
なかなか、蕾から着果までの流れを一時期に撮影することは、ないのですが、今回は、ちょうどその時期が揃ったので、このようにしてまとめてみました。
一つの果樹で、このように成長の流れがわかってくるとおもしろいものがありますし、日々の観察も楽しくなってきます。
グアバを育て始めた方や、興味のある方の参考になれば幸いです。
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本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~