ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
アボカドの葉の頂部辺りからは、次の新芽が見え始めています。その新芽を観察しながら、私が感じている「アボカド栽培」で困っていることについて綴ってみたいと思います。
この記事の目次
現在のアボカドの様子から見てみよう!
まずは、アボカドの品種「ピンカートン」から見てみたいと思います。尚、「ピンカートン」は、Aタイプの樹となっています。
私の園では、成長の進度は「ハス」が一番気候的に合っているのか、樹の成長が早く、大きくなってきていますが、この「ピンカートン」については、気候的な問題かなかなか大きく成長していない品種でもあります。
しかしながら、この「ピンカートン」の新芽に今回は、期待が持てそうであります。
ピンカートンの新芽の様子
この「ピンカートン」の新芽の様子を見てみることにしましょう!
私が、3年間アボカドを育ててきてわかったことですが、アボカドの新芽の形が、丸ければ、それは、「花芽」であることがわかってきました。
そのことを念頭に、こちらの新芽の様子を見てください。
新芽が丸いことがわかると思いますが、こういった形をしていると、この芽は、花芽であると言えます。
花芽ということで、今後の成長に期待が持てるところなのですが、よく観察していると、他の問題点も見えてきます。
その課題がわかりやすく写っているのが、こちらの写真となります。
葉の茎の部分などが黒くなっているのがわかるでしょうか。
アボカド栽培の書籍などによれば、アボカドは、病害虫が少ないので「薬散」の必要が少ないと書かれていますが、私は、この症状がでるのは、雨が続いたあとに出ることが多いことから、「炭疽病」の症状だと考えています。
そこで、一度、マンゴー栽培で学んだ「炭疽病」の薬剤などを用いて樹を消毒してみたいと考えているところです。
尚、この黒いものから枯れ込むといった問題には、至っていませんが、以前からアボカド界で問題となっている突然の「枯れ」は、私も1本の樹で経験していることから、そちらについてもいつ発生してしまうのかと心配しているところです。
尚、この突然枯れるという問題は、「ハス」の実生苗を台木として、接木したものが販売されており、そちらの苗木が問題であるとも聞いています。
なんにせよ、購入者は、そこまで調べて苗木を購入することはできませんので、私は、今後も本数を増やしたいと考えていますが、苗木の購入元については、検討する必要がありそうです。
調子の良い樹もあるぞ!
上記で現在の問題点についてふれましたが、気候条件が合っている樹は、すくすくと成長しおもしろいように葉も広がり、栽培していて楽しいものとなっています。
私の園では、一番調子が良いのが「ハス(Aタイプ)」でして、この「ハス」について見てみることにしましょう。
上記で紹介した「ピンカートン」よりも樹勢があり、樹も大きく成長していることが、一目瞭然だと思います。
これは、定植時期に違いがあって、このように差があるわけでなく、同じ時期に同じ位の大きさの苗を購入して植えたのですが、このように差がでてしまいました。
ハスの新芽についても見てみよう!
先程は、「ピンカートン」の新芽に注目して「丸い新芽」は、花芽だということで期待しているということを紹介しましたが、そのことに注目しながら、下記の写真を見てください。
残念ながら、先程紹介した「丸い新芽」と比べると、新芽が尖っていることがわかりますよね。
これは、おそらく枝となる芽であると推測しますので、残念ですが、他の枝に期待しているところです。
着果率も「ハス」が抜群に良いようです!
続いては、3年間育ててきての着果率ですが、私の園では、抜群に「ハス」が良いです。
私が、アボカド栽培に詳しい方から聞いた話ですが、もっと樹勢が落ちてきたら着果率も向上してくるはずだということでした。
現段階では、樹を大きくしたいというのが1番の課題ですので、着果率が下がってでも、樹勢を確保したいと考えているのですが、今後の問題として、樹形が完成してきたら、露地栽培のアボカドの樹勢をどのようにして落としていくのかを考えていきたいところです。
本日のまとめ
私が「アボカド」を栽培してきて感じた問題点について、ずらずらと書き出して見たのですが、他にも、とても風に弱い樹ですし、これからも幾つか課題が挙がってくることが予想される果樹となっています。
しかし、この「アボカド」というのは、育ててみてわかるのですが、手が掛からないのは、事実ですし、収量が期待できることから、今後の栽培技術の向上でおもしろい果樹となることは、間違いないと思います。
果樹は、結実まで定植からある程度の年数が必要ですので、可能な限り早く定植して育てたいところですが、アボカドは、品種も多く、どの地域にどの品種が合っているか?というのもわかっていません。
そこで、色々な品種を検討してみて、「これだ!」という品種を見付けたら、本格栽培に移行していくのが良いのではないかと思います。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~