ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
2016年度の夏季剪定は、8月13日から8月18日の5日間を掛けて行いましたが、温暖な「徳之島」の気候も手伝って、順調に成長しています。
本日のブログでは、夏季剪定から2ヶ月が経過したマンゴーの成長の様子を紹介したいと思います。
この記事の目次
10月下旬と9月下旬で成長の違いを見比べて見よう!
マンゴーの樹の成長は、早いと言いますが、夏季剪定から2ヶ月間で、ビニールハウス内部の様子は、違うハウスの写真じゃないのかと思うほど、成長しています。
そんなマンゴーの樹の成長の様子を1ヶ月前の写真と比較しながら紹介したいと思います。
10月下旬の段階での「南棟」の様子
こちらが、2016年10月25日の「南棟」の様子となります。
葉が随分と繁ったのがわかるでしょうか!?
先月末のものと比べるとわかりやすいと思います。こちらが9月末の同じ視点で撮影したものです。
9月下旬の段階では、「2節目」が吹出し始め、葉の硬化が始まろうとしている段階で、新芽が茶色の状態であったことが写真の記録として残っていますね。
この茶色の新芽が硬化し、葉色も深緑に近くなり、次の成長ステージに備えていますよ!
10月下旬の「中央棟」の様子
上記で紹介したことを考慮しながら、「中央棟」での成長の違いについてもご覧ください。
こちらが10月下旬の「中央棟」の様子です。
3連棟のビニールハウスの中央棟は、熱がこもりやすいという性質から、両サイドの棟と比べると、現在までの成長では、若干成長が早いと感じています。
現段階では、2節目が硬化して、そこで栄養を溜め込むステージに進んで欲しいところですが、成長に勢いがあると3節目が吹出してしまうこともあります。
そういった3節目については、適切な処理を行なう必要がありますので、なんとか現在の状態で一時的に成長がストップして欲しいところです。
そんな「中央棟」の9月下旬の様子がこちらとなります。
こうやって見比べてみると、やはり中央棟の樹は、成長が早いので、1ヶ月間でかなり大きく成長したことがわかりますね。
10月下旬の「北棟」の様子
同様に10月25日に撮影した北棟の様子です。
そして9月下旬の北棟の様子です。
どうでしょうか!?
このように写真を並べて、成長の違いを比較してみると植物の成長の早さに驚きを感じながらも「おもしろい!」と感じるところがないでしょうか。
私は、こういった植物の成長を感じながら、世話をすることに幸せを感じていますよ!
3節目の伸長対策として
上記で、3節目の伸長は、避けたいと書きましたが、どういったことかというと2節目の頂芽を見ながら解説したいと思います。
現在は、2節目の葉がこのように硬化したところですが、この2節目の葉の頂部を見てみます。
こちらが、現在の頂部の様子となっています。
写真で頂部が少し盛り上がってきているのが、わかるでしょうか?
これが吹出してしまうと「3節目」ということで、芳しくないわけです。
そこで、現状で3節目を出さない対策として施すのが、1つ目は、灌水をストップして樹の成長を止めることと、樹を冷やす作業を行います。
よって、現在の私のビニールハウスですが、昼夜ともに入口とサイド部分については、防虫ネットこそ張ってありますが、常にオープン状態で換気をして、樹を冷やすように努めています。
3節目が吹出してしまったら!
もし、灌水をストップして乾燥処理を施して、樹を冷やしている状態にもかかわらず、3節目が伸びてしまったというときの対応ですが、私が行なっているのは、3節目の新葉の軸は、残しながら葉をこそぎ落とすという手法です。
もし、ここで3節目の軸をまるごと切除してしまうと、その切除部分から新たに5つぐらいの新芽が吹出してしまったりするためです。
ここは、「新葉をこそぎ落とす」という作業が有効だと感じています。
本日のまとめ
それでは、3節目を出さないための要点をまとめてみたいと思います。
- 2節目の成長ステージが完了したら乾燥処理に入る(灌水をストップする)。
- ビニールハウス内部を強制的にでも換気するなどして樹を冷やす。
- 枝の先端部を軽く下方へ向けて誘引してエネルギーの流れを変化させる。
上記のことを行なっても、3節目がでてしまった場合は、3節目の軸を残して、「葉をこそぎ落とす」ということです。
後は、天候まかせなところもありますが、気温が低くで推移してくれれば、自然とマンゴーの樹を冷やすことに繋がり、マンゴーがエネルギーを蓄えて、翌年の1月上旬頃からは、花芽の盛り上がりを確認できるようになっていくと思いますよ!
本日のブログで紹介した9月末の成長の様子を紹介した記事は、こちらとなっていますので、あわせてご覧ください。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~