【マンゴー】の収穫袋の掛け方に一工夫であります!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。

日に日にマンゴーが色づき始め、6月29日のブログで収穫袋について記載しましたが、収穫袋掛けも完了したところです。
本日のブログでは、今回の収穫袋掛けで工夫した点について紹介したいと思います。


 

 

これが今回の収穫袋掛けの全容だ!

マンゴーは、完熟を迎えると「ポトリ」と落下してしまいます。そこで「収穫袋」を掛けることにより、果実の地面への落下を防いでいるわけですが、他にも目的があります。

まずは、収穫袋掛けが完了したビニールハウス内の様子を見てみることにしましょう!


マンゴーの収穫ネットを掛けたところ
“マンオーに収穫ネットを掛けたところ”

こちらは、「収穫ネット」を掛けたところです。

このマンゴーが、真っ赤に色づき、収穫ネットの中に「ポトリ」と落ちた時が、収穫期となります。

さて上記の写真で、背後に「収穫ネット」以外にも写っている「白い袋」があるのですが、お気づきでしょうか?

こちらの写真でも確認してみることにしましょう。


マンゴーの収穫ネットと収穫袋が混在しているところ
“マンゴーの収穫ネットと収穫袋が混在しているところ”

こちらの写真では、右側に「収穫ネット」が多く、左側と奥の方には、白い「収穫袋」が掛けてありますが、その違いについて見て頂きたいと思います。

次に、ビニールハウスの一番西側の箇所を撮影したものを見てみましょう。


マンゴーに収穫袋のみを掛けている様子
“マンゴーに収穫袋のみを掛けている様子”

この写真だと「収穫ネット」は、見当たらずに白色の「収穫袋」のみとなっていますよね。

これが、今期の「収穫ネット&収穫袋掛け」で工夫した点です。

収穫ネット掛けを開始したことは、こちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

 

なぜ「収穫ネット」と「収穫袋」を混在させているのか?

このように今期は、「収穫ネット」と「収穫袋」を混在させている理由は、2つあります。

  1. 収穫時期を同じにするため
    一番の理由は、ここにあります。私のビニールハウスは、東から西の方へむけて45mの長さがあります。そうなるとビニールハウスの東側は、太陽の光があたる時間が長くなり、収穫期が早まりますが、西側の部分の果実は、それよりも収穫期が遅れてしまう可能性があります。これを統一するためにこのような方法をとっております。
     

  2. 西陽の当り方で果実の「日焼け」を防ぐため
    こちらも1番の理由に似ているのですが、夕方以降に西陽の当たる部分では、陽が強すぎて果実が「日焼け」をおこしてしまう可能性があります。そこで、ビニールハウスの西側に位置する果実には、日焼け防止として紙製の「収穫袋」を掛けてあります。

 

私が、ブログでも朝日と夕日の様子を写真で紹介していますが、こちらの写真を見て下さい。

こちらが、朝日の当たるビニールハウスの様子です。


ビニールハウスに朝日が当たる様子
“ビニールハウスに朝日が当たる様子”

太陽が東側から昇り、ビニールハウスの東側から照らし始められるのがわかると思います。

そして、夕方ですが今度は、逆になるわけです。


ビニールハウスに夕日が当たる様子
“ビニールハウスに夕日が当たる様子”

朝日の写真で、左手奥に写っている小さな小屋が、夕日の写真では、手前にきているので、逆方向から撮影していることがわかると思います。

ですから、この太陽の当り方からくる、マンゴーの収穫期の違いをコントロールするのが一番の目的となっていますよ。

太陽の当り方で収穫期が変化するものなの?

このように太陽の当り方で収穫期に変化が生じるのは、果実の完熟に要する「積算温度」というものがあるからなんです。

よく「トマト」などの野菜が、開花から36日後が収穫期であるといった言われ方をします。
これは、トマトの収穫までの積算温度が900度と言われているため、平均気温25度で推移すると仮定した場合には、900度÷25度=36日間と計算するためです。

マンゴーも同じように「積算温度」というものがあり、温度の蓄積時間になりますから、太陽の当り方でこの積算される温度というのも変化してきます。

そこで、このように「収穫ネット」と「収穫袋」の2つの特徴を活かしてみようと試みたのが、今回の収穫袋掛けとなっていますよ。

本日のまとめ

今期は、花芽が上がってくるのが、昨年より2週間ほど遅れました(これは、12月に暖冬で気温が高くで推移したため)。

よって開花も2週間ほど遅れをみせていたのですが、開花後からは、積極的にビニールハウス内の保温に努めたことから、昨年と同じくらいの進捗度まで追いついてきたと言えます。

そのようなことから、今年も収穫のスタートが7月20日頃から始まり、出荷は、25日頃からとなりそうな気配です。

ご予約を頂いている方は、もうしばらくお待ち下さい。

そして予約数については、まだまだ余裕がございます。どうぞ、南国「徳之島産」の完熟マンゴーをお試しください。

注文サイトは、こちらとなっています。

花徳マンゴー_注文アイコン

 

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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