ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
2016年6月上旬もあと僅かとなりました。ここ徳之島では、あと2週間もすれば梅雨を抜け、暑い夏がやってきそうな気配となってきました。
本日のブログは、そんな徳之島から、マンゴー栽培の剪定のコツを紹介したいと思います。
マンゴーの剪定は、とっても簡単!
今期、着果しなかったマンゴーの枝ですが、新芽が出始め、ちょうど剪定のコツを紹介するには、良い状態となってきています。
今回は、4月に接木をほどこし、2段目の新芽が吹き出してきている樹で紹介したいと思います。
これが、今回モデルとなってもらう樹です。
樹の中央部分に小さな新葉を吹き出している枝がありますよね。
これが4月に接木した部分で、このように大きくなってきています。
接木をほどこしたことや、接木箇所から新芽が吹き出したことは、こちらの記事で紹介していますので、こちらをご覧ください。
剪定を行う前に
剪定を行う際は、よく切れる剪定ハサミを準備してください。
切れるハサミでないと切断面がギザギザになってしまい傷口の回復が遅くなりますので、ここは注意したいところです。
また、病気が見られた畑で使用したハサミなどでしたら、「ハイター」などで消毒してから使用するのが良いでしょうね。
私が愛用しているのは、「岡垣」のハサミですが、詳細については、こちらの記事で紹介しています。
上記の記事でも紹介していますが、小さな枝でしたら、この岡垣のNO.207がおすすめです。
NO.207は、松葉ハサミですから、よく切れますが太い枝には、不向きです。太い枝を切る時は、このようなハサミがあると便利です。
頂芽の剪定について
ハサミが準備できたら、剪定にはいっていきましょう。
まずは、頂芽の剪定からです。
剪定する箇所に赤線を入れておきました。
この赤線の部分で切り返すと、青線で記したように次の新芽が吹出します。
このような剪定を繰り返すことによって枝数を増やしていきますよ。
こちらが頂芽を剪定したようすです。
一度、芽を吹き出した部分は、「節」のようになっています。
そうなっている箇所で切り返すと覚えておけば簡単に出来ると思います。
剪定箇所から吹き出した枝の剪定について
「節」の部分で切り返すと必ずと言っていいほど、その箇所から全方向に向かって新芽が吹き出してきます。
こちらが、その様子です。
前回切り返した箇所の周囲から5本の枝がでていることがわかりますよね。
これを5本とも育ててしまうと、空気の流れが悪くなり病気の発生の元となってしまいます。
そこで、これだという枝を2本残して、残りの枝を取り除いてあげます。
今回は、写真で赤丸をつけた枝を残します。
基本、樹の形として横に広がる形をつくりたいので、左右に伸びる枝を2本残すと良いです。
これが、上枝や下枝を残してしまうと、後々、樹が不格好になってしまいますし、将来の樹の形をイメージしなから剪定すると良いでしょう。
こちらが剪定をほどこした様子です。
これぐらいに小さい枝でしたら、すぐに傷口も塞がってくれるので、あまり気にしませんが、太い枝で傷口が大きく残るようでしたら、「トップジンM」などの薬剤を塗布しておくと病気の感染を防ぐことができて良いですよ。
本日のまとめ
剪定の一連の流れを写真で紹介してみましたが、いかがでしたか?
とっても簡単ですよね。
基本的に大きな剪定は、夏の収穫を終えた際に果実をつけた枝を切り返すときに行います。
そこから吹出した枝に花を咲かせ、果実をつけるといった流れとなっていきます。
盆栽でもそうですが、将来的な樹形をイメージしながら剪定すると作業も楽しくなりますし、剪定した箇所から、思い描いたように枝が伸びてきた喜びもまた嬉しいものですよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~