ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
先日、鹿児島県農業普及課からビニールハウス内の温度をもっと冷やした方が良いとアドバイスを頂きましたので、私がおこなった対処方法をここに紹介したいと思います。
樹を冷やすことの大切さ
マンゴーは、夏期剪定から1節から2節伸びたところの頂芽に花を咲かせます。
この頂芽が上手く出てくるときに、栄養を蓄えさせることが大切なわけですが、その栄養を蓄えさせる環境として、大切なことが「寒」となっています。
私は、昨年の収穫がお盆を過ぎても、ビニールハウス内にまだ沢山の果実が残っていましたが、収穫期を早める目的で、8月20日にハサミを入れ、あと2週間なんとか収穫期を早めたいと努力してきました。
そういった収穫期を早める努力をしている私のことを知っている鹿児島県農業普及課の担当者ですから、このように、もう少し冷やした方が良いとのアドバイスを頂くことができましたよ。
冷やす為に今までやってきたこと!
今まで、ビニールハウス内を冷やすというと、換気効率を上げるためにビニールハウスのタニ部を開放するしか方法がありませんでした。
写真のようにタニ部には、巻上げ装置を設けていますので、このハンドルをクルクル回すことで、タニ部のビニールを巻き上げることが可能となっています。
暖かい空気というものは、上方に登っていくわけですから、ビニールハウスのサイドが開放されているよりも、上方が開放されていた方が、換気効率が良いことは、想像できると思います。
しかし、この換気効率の良いタニ部の開放も弱点がありまして、雨が降ると、屋根で受け止めた雨水がまとまって、ビニールハウス内に流れ込んでしまうので、雨天では、開放できないものでした。
暖冬で、暖かい日が続く上に、降雨時は、タニ部を開放できないとなると、このままでは、またもや収穫期に遅れが出かねません。
そこで、新たな手を打つことにしましたよ!
ビニールハウス内の温度上昇の対策として
ビニールハウスのビニールを取っ払ってしまえば、風通しも良くて、一番の方法なのですが、害虫や病気の心配もありますからね。
その手段は、最後にとっておくとして、今回は、設備でなんとかすることにしました。
先日のブログ記事、
で、大型換気扇の設定温度を26度に設定したと書きましたが、これを日中は、強制的に回すことにしました。
大型換気扇が動き出すと、換気扇の反対面に設けられたシャッター部分も自動で開閉されるので、その部分からも新たな空気が入り込みます。
こちらの換気扇のシャッター部は、鳥が入ってくることが多いので、こちらには、網目の大きいネットを張ってありますよ。
そして、プラスアルファで、工場用扇風機も回します。
これ、「そんなものが効くか!」って思われるかもしれませんが、梅雨時期なんか湿度が高くなる時は、この扇風機を回すだけで、換気効率が良くなって、ビニールハウス内が早く乾くという実績があるのです。
私的には、あと2台くらい追加しようかとも思っているぐらいに役立つものとなっていますよ!
本日のまとめ
暖冬・暖冬と言って、気候が改善されるのを待つばかりというのも、辛いですからね。
少し、攻めの行動に出てみました。
これで、少しでも早く収穫できることを祈るばかりです。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~