ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
先日、沖縄地方の「梅雨明け宣言」がなされました。我らが「徳之島」も、もう少しで「梅雨明け」だと思います。
そこで、マンゴー栽培で、これからの時期に注意したい「日焼け」の問題について紹介したいと思います。
マンゴーの「日焼け」に対する課題
マンゴーは、梅雨明け後にビニールハウス内が太陽に熱せられ、温度が35度を超えてくると「日焼け」を起こすと言われています。
この「日焼け」についての問題ですが、「日焼け」の条件が揃うと、1時間でも気を抜いた隙に発生してしまいます。
しかも発生するときは、太陽光に照らされ温度が上昇している部分にまとまって発生するため、下手をすると10玉〜20玉という単位で発生してしまうこともあるのです。
大切に育ててきたマンゴーの果実を守るためにもマンゴー農家では、様々な工夫を凝らしています。
花徳マンゴー園での「日焼け対策」
日焼け対策として、有名なのが、マンゴーの果実1玉ごとに日除けの傘を設置する方法です。
しかしながら、マンゴーの果実は、太陽の光を沢山浴びせることで、果実が真っ赤になっていきます。
マンゴーに傘を設置する方法では、いざ太陽光を当てたいときには、傘を設置してしまっているので、それ以上、太陽光を当てることが困難になってしまうのです。
そこで、私の農園でとっている対策ですが、ビニールハウス全体を遮光ネットで覆う方法です。
こちらの写真をご覧ください。
ビニールハウスの屋根の部分に遮光ネットが巻き取ってあるのが確認できると思います。
これを太陽光がキツイと感じたときは、すぐにおろせるようにしてあるのです。
こちらが遮光ネットをおろしている状態です。
よって、梅雨が明けると太陽光がキツイ時には、このように遮光ネットをおろし、曇天で光が弱いと感じるときは、遮光ネットを巻き上げ、太陽光に当ててやるといった作業を毎日のように繰り返していきます。
本日のまとめ
真っ赤に完熟したマンゴーをつくる為には、太陽に当てることが一番大切です。
しかし、太陽に当てすぎると「日焼け」で果実がダメになってしまうという危険性もあるのです。
これが、「日焼け」により果実がダメになったものです。
この「日焼け」についてですが、土中の水分が急激に乾燥しても発生するようですし、定期的な灌水で土中の水分を保つことも大切になってきますよ。
来週には、我がのほほん島の「徳之島」でも梅雨明け宣言があるものと思っています。
梅雨明けから出荷までの期間は、ラスト1ヶ月ほどですが、気を抜かずに世話をしていきたいものです。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~