5月25日_マンゴーが収穫前に落果してしまいました。

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マンゴーの成長具合についての報告です。
現在まで順調に果実の肥大をみせていたマンゴーですが、5月20日に変化がやってきました。


 

 

写真のように肥大中の収穫前のマンゴーが落下してしまっているのです。

心当たりのある栽培環境の変化とすれば、5月16日の早朝にマイクロスプリンクラーの灌水をおこなっており、その後の徳之島での5月17,18日の天候が晴天であったので、十分にハウス内が乾燥したと思います。その翌日の5月20日(水)は、終日降雨でハウス内の湿度が高くなってしまいました。
もしかすると、湿度の変化が、落下の原因かと思いましたので、早速調べてみました。

すると、鹿児島県のホームページに「加温ハウス栽培マンゴー「アーウィン」の収穫前落下防止法」というのを見つけたので、その内容について、ここに記録しておきたいと思います。


加温ハウス栽培マンゴー「アーウィン」の収穫前落下防止法
【背景・ねらい】
加温ハウス栽培マンゴー「アーウイン」では, 成熟期前に果実が落下する収穫前落果が発生し,着色不良や糖度不足など商品性低下の大きな要因となっている。そこで,収穫期の高温や果実肥大期の過乾燥,着果負担が収穫前落果の 発生に及ぼす影響を明らかにし,発生防止技術を確立する必要がある。

【成果の内容・特徴】
1 収穫期直前に遮光率 30 %のネットをハウスの天井に被覆することにより,果梗部の果面温度は,遮光区では 43.8 ℃と無処理区の 48.2 ℃より約4℃低くなり,収穫前落果の発生が少なくなる。

2 土壌水分を満開 60 日後又は同 90 日後以降 pF2.8 の乾燥状態とした場合には,収穫前落果の発生が多いが,pF1.8 ~ 2.2 の適湿で管理すると発生が少なくなる。

3 満開 60 日後又は同 90 日後以降の土壌水分が pF2.5 の場合には,収穫前落果の発生は適湿区と差はないが,果皮の紅色がやや薄く,糖度が低くなる傾向が見られる。

4 葉果比を満開 50 日後までに 70 として摘果した場合には収穫前落果の発生が少なくなる。葉果比 50 の収穫前落果率は 7.9 %と葉果比 70 の 2.2 %より多い。

【成果の活用面・留意点】

1 加温ハウス栽培マンゴー「アーウイン」の栽培地域で活用する。

2 遮光ネットは収穫期直前にハウス天井に被覆し,収穫終了後に除去する。

3 土壌表面には敷わら等を行い,土壌水分の急激な変化を防ぐ。

4 摘果は満開 20 日後ごろに開始し,50 日後までには終わらせる。


5月16,17日には、摘果作業もだいぶ進めましたし、やはり一番の原因は、水分量のようでありますね。

本当に残念です。
しかし、マンゴー栽培の難しさを感じつつも、ビニールハウス内の換気作業の大切さを身を持って経験することが出来ました。

まだまだ、落下したマンゴーは、10個程ですし、まだまだ挽回できます。

それに今後は、日焼けの心配もありますし、気を抜かずに管理作業に努めていきたいと思います。
 

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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