ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
12月5日のブログ「マンゴー研修会」で現状の課題が見えてきた!で、12月のマンゴーの栽培管理において、「頂芽」の状態が重要であることにふれました。
本日のブログは、その「頂芽」の現在の様子について紹介したいと思います。
もっとも成長の早い「原種」の頂芽
私が主力品種として育てているマンゴーが「アーウィン」という品種のものですが、この「アーウィン」の苗木を作る際に台木として用いられるのが、「原種」であります。
台木として用いられる品種ですから、もちろん病気等にも強く成長の具合もアーウィン種と比べると、とても勢いが強いものとなっています。
そういった強い品種である原種は、アーウィンと比べると成長のスピードも早く、現在も1テンポ成長スピードが早いようです。
こちらが現在の原種の頂芽のようすです!
先端部が完全に尖って突き出していますよね。頂芽の下の部分には、まだ吹き出しそうな突起も見えています。
この原種については、台木を増やす目的で、1本だけ育てていますが、未だに花を咲かせたこともなければ、果実を収穫したこともありません。
「今年こそ!」と楽しみにしているのですが、どんなものでしょう。園内のマンゴーの樹と比べると著しく成長が早いようですし、強い誘因等で、相当、樹を弱まらせなければ花を咲かせないのではないかと感じています。
今回の、頂芽の撮影には、通常でしたらデジイチ+マクロレンズで行うところですが、「Ricoh GR2」へ「Keonko クローズアップレンズNO.10」を装着して撮影してみました。
お手軽マクロですが、成長記録の撮影には、中々良い写りで、満足しています。
「アーウィン」の頂芽の様子
それでは、主力品種であるアーウィン種の頂芽の様子にいってみましょう!
原種の頂芽と比べると、膨らみ方が明らかに小さいですね。昨年のこの時期ですと、もう少し膨らんでいたのですが、やはり暖かい日が続いていることが影響しているのでしょうね。若干の遅れをみせています。
しかしながら、こちらの写真を見ていて嬉しいこともあります。
それは、軸に注目です!
通常の軸は、完全な緑色となっていますが、今回撮影したアーウィンの軸の色は、赤色へ近づいてきています。これは、栄養素を使いきったころに変化していく様子でして、栄養がなくなってくるとアーウィンも子孫を残そうと花を咲かせます。
成長に対して栄養素の具合としては、良好であると判断できると思います。
本日のまとめ
現在、急いで進めて行きたい作業としては、立枝の誘因作業が残っています。今年も残された日曜日は、残りわずかとなってきてしまって焦りを感じているのですが、天候が悪い日は、この誘因作業も失敗して枝を折るようなことがあると傷口が乾かないので、作業を休止している状態です。
また、成長の早すぎる枝に関しても、剪定除去による処理が必要なのですが、こちらも天候が悪いと傷口が乾かないので作業を行うことができません。
徳之島では、冬に近づくにつれ、天候が悪い日が続くようになってきますからね。
中々、頭の痛い問題でもあります。
しかし、樹の上から下への誘因作業は、枝を折る可能性もありますが、樹の成長に伴い、枝が地面についてしまったものについては、病害虫の予防の為にも上へ吊り上げる必要があります。
上への吊り上げは、枝を折る心配もありませんので、進めていける作業といえますかね。
また、害虫予防の為のビニールハウス内の除草作業も徹底しておかなければなりませんし、残された作業を進めていきたいところです。
本業の建設業の仕事納めが12月26日ですから、年末にはまとまった作業時間を設けることができますので、すこしでも挽回できるようにしたいものです。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~