ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
2016年の「沖縄」「奄美」の梅雨入り宣言があったのが、5月16日のことでした。奄美地方に属する我が「徳之島」も5月16日より少しの晴れ間を見せるもののぐずついた天気が続いています。
このような時に気になるのは、やはりマンゴー栽培をおこなっているビニールハウス内の湿度についてです。
本日のブログでは、ビニールハウス内での湿度対策について紹介したいと思います。
循環扇と業務用扇風機が大活躍です!
ビニールハウスといえどもある程度の雨は、防いでくれるものの換気のためにサイド部分を少し開けておくと、そこから打ち雨することもありますし、ハウスを覆っているビニールも5年も使っていると、風にさらされて部材と擦れた部分などは、小さな穴が開いてしまい、そこから雨漏れもします。
そのような状況下では、雨が続くとビニールハウス内も湿度がこもり、地面などもしっとりと濡れた状態となってしまいます。
この「湿度」というのは、マンゴー栽培において、とても厄介な存在となっていまして「湿度」が上昇すれば「炭疽病」が発生し易くなります。
現在のビニールハウスの中は、小さな肥大中のマンゴーがたくさんぶら下がっています。
このマンゴーを是が非でも「炭疽病」から守る必要があるため、この湿度対策が重要となってきます。
まずは、私のビニールハウスで今年から導入した「循環扇」を見てみましょう。
こちらは、北側棟の循環扇です。
そして、南側棟の循環扇です。
こちらは、少し循環扇に近づいて撮影したものです。
この循環扇ですが、梅雨入りと同時にほぼフルタイムで稼働している状況となっています。
循環扇は、地上から1.8mほどの高さの空気を循環してくれていますが、それより低い箇所の空気を循環させるために稼働させているのが、「業務用扇風機」です。
この業務用扇風機を3連棟のビニールハウスの谷部2箇所において、こちらも休みなく動かしています。
循環扇と業務用扇風機は効果あるの?
さて、業務用扇風機は、昨年度から取り入れているビニールハウス内の設備となっています。
この業務用扇風機のみでも効果はあり、朝の見回り時に地面が濡れていたとしても、こいつを稼働させておけば、昼ごろには、地面は乾いています。
それだけ、空気を動かすということは、湿度に対する対策効果は、大きいと言えると思います。
昨年は、この業務用扇風機のみで湿度からくる「炭疽病」を防ぐことができたのですが、今年は、もっと確実に「炭疽病」から果実を守りたいという考えのもと、3台の循環扇を導入しました。
この循環扇ですが、太陽が顔をだし、急激に温度があがったとしても、この循環扇が動き始めれば、一気にハウス内の温度を下げることができます。
その位、効果の大きい設備となっていますよ。
本日のまとめ
奄美地方が梅雨入りしてから、このように対策をとっていますが、いつ「炭疽病」が発生してしまうか?とヒヤヒヤドキドキの毎日を過ごしています。
また、外が雨で居心地が悪いと害虫が、ビニールハウス内に飛び込んでしまいます。
そういった害虫に対する心配まで増えてきてしまうと、気が気じゃなくてですね、頭に浮かぶのは「大丈夫か?大丈夫か?」ということばかりです。
根本的に施肥量を調整していますので、「炭疽病」の原因となりうる「窒素分」については、控えて育てている樹たちですので、そう簡単には、発病しないと思っているのですが、やっぱり気になるものなんですよね。
農業やっていると、こんな心配の場面に直面することばかりです。そんな時は、「なるようにしかならない!」と開き直って、「どーん」と構える大切さも、ここのところ学んできたと感じていますよ^^
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~