ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
こちらの記事は、2015年11月に「マンゴーの栽培暦12月編」ということで投稿したものですが、2016年11月にリライトしたものとなります。
それでは、7月上旬から8月上旬の出荷を目指したマンゴー栽培における、12月の「マンゴーの栽培暦」を見ていきましょう!
現在のマンゴーハウス内の様子
まずは、現状を知るということも重要ですので、現在のビニールハウス内の様子をみてみましょう。
もう早いものは、2段目の新葉が硬化しており、日光を浴びて、栄養を蓄えている段階です。
上記の写真では、緑色がだいぶ濃くなってきていますが、未だ若干色が薄い状態のものもあります。
こちらは、前ボケも取り入れながら、観察記録の写真を撮るという、完全に写真が趣味だという私の遊び心満載の観察写真となってしまっていますよw。
健康な状態の葉であるか確認するには、葉の裏側を確認するのが手っ取り早いと思います。
葉裏に黒い点など、いつもと違ったものが見られれば、間違いなく「病気」か「害虫」ですので、早急な対応で対処していきたいものです。
12月の生育相
マンゴーの生育相としては、マンゴー(アーウィン種)では、11月上旬から1月上旬に至っては、「花芽分化促進」の大切な時期となっています。
この花芽が上がってこないと、来期の開花や収穫は、見込めませんからね。
成長の変化を注視しながら、見守っていきたいところです。
主要管理作業のポイント(留意事項)
部分的に花芽分化が早い枝がある場合、花芽分化している位置(先端から2〜3葉下の芽が膨らんでいる部位)まで、枝を切り返す。
上記の生育が早い時の対処は、とても重要となってきます。
私も時折、12月下旬頃から花芽分化が始まってしまうことがありました。栽培を始めて最初の年などは、その処理のことを知らずにそのまま育ててしまったので、他の枝と開花を揃えることも出来ず、失敗してしまった経験があります。
毎日の見まわり中に簡単に出来る作業ですので、もし成長が早いものがあれば適宜実施していきたい事項となっていますよ。
主要管理作業のポイント(かん水管理)
年々、マンゴー栽培においては、「かん水作業」が如何に重要であるかという事に気付いてきているのですが、簡単にまとめると「植物が欲している分だけ与える」ということになると思います。
秋冬期の土壌は、乾きにくい。乾き具合をみて、かん水する。ということが重要だと思います。
中3日とか1週間に1回と決めて散水するのも手ですが、植物は、雨天や曇天の際には、水分の蒸散も少なくなっています。
そこへ、天候不良が続けば、なおさらビニールハウス内の土壌は、乾きにくくなって、湿度が高くなり「病気の発生」なんてことにも、つながりかねません。
ご自身の目で、畑の状態を確認して、それから「かん水」を行うのがベターだと思います。
12月の対象病害虫
これも先月に引き続き、チャノキイロアザミウマ(スリップス)とハダニ類に注意していくことが大切となっています。
チャノキイロアザミウマ(スリップス)とハダニ類については、以前のブログでも紹介していますので、そちらをご参照下さい。
まとめ
病害虫に注意することが大切な時期となっていますが、私が現在一番力を入れているところと言えば「樹を冷やす」ということです。
私は、可能な限りビニールハウスの開閉できる部分については、オープンな状態にしたいと考えていますので、毎日の天気予報のチェックを行い、大丈夫そうな日は、朝からビニールハウスのタニ部も開放して、空気の循環効率向上を図っています。
予想外の降雨があれば、急いでビニールハウスに戻って、タニ部を閉めなければならないという、少し面倒な状態となってしまいますが、本当に重要なことですので、これからも実践していきたいものです。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~