ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
12月上旬だというのに、蕾(つぼみ)まで上がってきてしまった、成長の早い、アボカドのピンカートン種について、今開花しても受粉する昆虫もいませんし、上手く結実することが難しいと感じましたので、切除作業を行いました。
切除に至った経緯
今回のアボカドの品種「ピンカートン」については、本日のブログの文頭や昨日のブログ「暖かい天気の続く「徳之島」では、アボカドの花が咲きそうです!」のまとめ部分にも記載しましたが、やはり早過ぎる成長であると感じています。
今、開花してもAタイプである、ピンカートンだけでは、受粉の可能性が、ほぼ絶望的であると思いますし、やはり残りのBタイプの品種の開花と同時期に花を咲かせなければならないという考えが第一にありました。
そこで今回も「鹿児島県農業普及課」の方へ、現状の写真を送信し、相談してみることにしました。
すると、ありがたいことに農業普及課担当者の方は、マンゴーの成長の様子を見ながら、アボカドの様子も見てくれアドバイスを下さいました。
そのアドバイスとは、現在の蕾の下方にも花芽があるため、現在の蕾を切除しても下方の花芽に期待できるのではないか?ということでしたよ。
ここで、再度花芽の様子を見てみることにしましょう。
確かに、花芽先端部の下の方に次の花芽を確認することが出来ます。
ここは、枝を1本分は、観察用として現在の花芽を残すものとして、残りの蕾は、除去することにしました。
上記で、アボカドのAタイプorBタイプという言葉が出てきておりますが、これは、開花に関するタイプのことでして、詳しくは、私がアボカド栽培の参考としている、こちらの本に書かれておりますよ。
切除前に蕾をマクロ撮影で観察です!
せっかく上がってきた蕾を、そのまま切除するのももったいないですし、105mmマクロレンズを用いて、接写観察することにしました。
こちらが、マクロレンズで撮影した、アボカドの蕾です。
本当に小さな小さな蕾(つぼみ)ですよね。撮影中も風にゆられて、ブレまくり写真を量産してしまいましたw
植物栽培していると、このように接写で確認したいことが多々でてきます。私は、中古で手に入れたこちらのレンズを愛用していますよ。
銘玉と呼ばれるレンズですし、マクロ撮影では、オートフォーカスは、殆ど使用しませんので、マニュアルフォーカスの、こちらのレンズがコスパも良く気に入っています。
下記に中古の検索結果も引っかかるリンクを貼っておきます。
アボカドの蕾のビフォーアフター
それでは、観察用のマクロ撮影も行いましたので、早速切除前と切除後の写真を並べて、どのように変わったかというのを見ていきたいと思います。
切除前
切除後
根本の部分は、残し、先端部の蕾のみを取り除いた状態です。
これで、下方の花芽の成長に期待したいと思います。
本日のまとめ
マンゴー農家として就農するまでは、花芽がついたら絶対に切除だなんて、勿体無いと感じ、こんなにも潔くカットすることは、出来なかったと思います。
しかし、これも数年間、毎日のように植物を観察していると、植物の栽培においての「適期」というものを感じることが出来るようになってきたのですよね。
植物栽培は、日々の変化が大きく現れるものではないですが、毎日観察していると何かしらの発見があります。今回の出来事は、日常的な観察の大切さを感じましたよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~