ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
今年は、暖冬で過ごしやすい日が続いておりますが、私が目指す7月中旬から8月中旬での出荷型のマンゴー栽培では、樹を冷やす大切な時期に暖かい日が続いてしまい、マンゴーの成長の具合も掴みづらくなっています。
そんな状況下で、マンゴーの1部分において「狂い咲き」が生じてしまいましたので、ここに記録しておきたいと思います。
マンゴーの1月上旬での狂い咲き
私の園では、例年3月の上旬頃から開花を始めるマンゴーですが、今回は、他の樹は、まだまだ頂芽の状態ですが、1本の樹の2本の枝にのみ開花が見られました。
開花の時期が違うからでしょうか、正常な花ではなかったのです。
また、現在開花しても受粉を行う昆虫の準備もしておりませんし、成長のスピードを揃えるためにも、発見後すぐに切除しました。
切除した部分の下の脇芽のところには、完全に開花してしまった花もありましたが、今回は、切除を急がなければいけないという気持ちが強くて、写真を撮影する前に、落としてしまった次第です。
現在のところ、今回開花を迎えた樹の他の枝では、まだ頂芽の方が多く、他の木と成長速度に違いも生じていないようですので、このまま見守ることにします。
今回開花してしまった他の原因
今回、開花を迎えてしまった樹ですが、「暖冬」ばかりが原因でないとも考えています。
それは、開花を迎えた樹は、1本のみ昨年度に花が上がらず、収穫していない樹だったのです。
今回、この樹に対しては、樹へ変化をもたらす為に、夏場の剪定の際に「強剪定」を施しています。
この「強剪定」による影響と昨年結実させていないので、樹が持っているエネルギーが大きくて、開花が早まったとも考えています。
上記の理由と、他の枝の現在の状態から、園全体の成長速度を考えた場合、ほんの1部分のみの「狂い咲き」で、大きな問題ではないと考えています。
他の樹の頂芽を見てみよう!
現在の「アーウィン種」の頂芽を見てみることにしましょう。
少しずつ、頂き部分が盛り上がってきていることを確認することができますよ。
この頂芽が、園内で7割ほど、小指の第1関節部分ぐらいの大きさまでになってきたら、ビニールハウスを閉めきり保温を開始しますよ。
やっぱり成長の早いマンゴー原種
毎年というか、いつもどのステージ段階でも成長スピードが著しく早いのが「マンゴーの原種」となっています。
私は、「原種」という呼び方をしていますが、この「原種」とは、マンゴーは、接木で育てる植物ですが、接木の「台木」として用いられている、品種改良等が行なわれていない、病気に強い品種のことを指しています。
それでは、現在の「原種」の頂芽の様子です。
撮影方向を変えて撮ったものがこちらです。
「アーウィン種」よりも頂芽が大きくて、成長が進んでいることを確認できますよね。
上記でも述べましたが、成長スピードがワンテンポ早い、「原種」となっていますよ。
未だに「開花」「結実」を見せたことのない「原種」ですが、今年こそは、開花して欲しいものだと願っているところです。
本日のまとめ
昨年の日誌や、同時期のブログ記事を確認すると、成長の具合は、昨年と同様であることが確認できました。
昨年の開花は、3月に入り暖かくなり始めた時期でしたので、今年もようやく、ここ数日で気温が下がり始めていることから、3月上旬頃から正常な開花が見られるのではないかと考えています。
2月には、受粉の為の昆虫の準備とスリップス対策の為に「スワルスキープラス」の投入も考えていますからね。
開花に向けての準備を徐々に進めていきたいものですよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~