ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
さて2015年(平成27年度)のサトウキビの製糖工場への搬入は、12月22日から開始されました。
「農業の島」徳之島での基幹作物である「サトウキビ」の運搬作業は、徳之島での風物詩とも言えます。
本日のブログは、現在も現役として走るサトウキビ運搬車の「ボンネットトラック」を紹介したいと思います。
これが「ボンネットトラック」だ!
論より証拠です!
まずは、現在も現役として走る「ボンネットトラック」を写真で紹介したいと思います。
まずは、全景です。
かなりの年代を感じる車両となっていて時代を感じるキャビンだと思いませんか?
続いては、キャビン部分に注目してみましょう。
かなりの年数にわたりサトウキビを運搬してきたのでしょう。
ドアや各部分が、錆びて朽ちてきているのがわかります。
次の写真は、背後からのものとなります。
こちらの積み荷のサトウキビは、最近では、珍しい手カサギ(人力で刈り取ったもの)となっていますね。ここ最近では、ハーベスターという刈取り機械で一気に収穫するので、20〜30cmに切り刻まれたサトウキビの荷姿で運搬されていくのですが、久しぶりに見た感じがします。
キビ運搬車の寿命が長い理由
基本的に重機とかは、手入れさえしておけば、長く付き合っていけるものですが、このサトウキビ運搬車に関しては、サトウキビの収穫時期のみしか稼働しないので、長くても1年のうちに5ヶ月しか動かないわけです。
年中走っているトラックと比べると寿命が比較的長いのは、こういったところにも理由があるのかもしれません。
年に数ヶ月しか稼働しない車に税金や任意保険等の年単位で加入するものについては、勿体無いという感じもしませんか。
そういったものに関しては、特例で数ヶ月という単位で加入できるようになっているそうなので、そのあたりは、安心できますよ。
減りつつあるボンネットトラック
このようにボンネットトラックの写真を紹介すると、徳之島では、このようなボンネットトラックが沢山走っていると思われるかもしれませんが、減少しつつあるのが現状です。
これには、元々ボンネットトラックが運搬車として用いられた理由として、農道が整備されておらず、そんな中でも重量物を運ばなければならないという環境から、このボンネットトラックが導入されていたようです。
私が、年配者から聞いた話では、このボンネットトラックが徳之島に入りだした頃は、ボンネットトラックは、6WDの構造となっていますので、10個のタイヤ全てが駆動するわけです。
そういったこともあって昔の方達は、「10輪」と呼び、その走破性の素晴らしさに驚いたと聞いていますよ。
本日のまとめ
今回紹介したキビ運搬車には、すでにサトウキビが積載されていますよね。
これにも理由があって、1台あたりに製糖工場へ持込できる回数が1日で何回と決められています。
よって運転手は、朝一から規定回数を走れば、他の仕事ができるという手はずになるのです。
ですから、夕方の内にサトウキビを積み込んで準備しておいて、朝一からスピーディーに運搬して、積み込みまで完了するまで、死に物狂いで走りまくるのです。
正直、まわりで見ていると怖いぐらいの印象を受けるというのが事実でしょうかね。
今回、キビ運搬車を記事にしたいと思いついてから写真を撮ろうと思った時に、あえて走行中の車両を撮影しなかったのには、そういったところにも理由があります。
ついに始まった製糖時期も4月まで続きます。キビ運搬車の運転手の方々には、大きな事故が起きないように祈りたいものです。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~