ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
皆さんは、果樹栽培において果実を大きくするために「摘果(てきか)」といって果実を切除して1個の果実に栄養分を集中させるようにして果実肥大を図るということを、ご存知ですか?
海外では、グリーンマンゴーなどと呼ばれ未熟なマンゴーが食べられていることを知っていたのですが、今回あることをきっかけに食べて見ることにしましたので、その感想などについて紹介したいと思います。
この記事の目次
未熟な摘果したマンゴーを食べてみようと思ったきっかけ
私は、このようにブログを配信しておりますが、その活動がきっかけとなってFacebookなどでブロガーさん達のお友達も増えてきました。
今回は、カンボジアが大好きな、moriさんのとある記事を読んだ瞬間に、「これうちにたくさん転がってるじゃん!」的な感じで食べてみようと思い立ったわけです。
moriさんが、配信していたのが、未熟なグリーンマンゴーは熟したマンゴー並に美味しいって知ってる?という記事だったのですが、その中でカンボジアで食べたグリーンマンゴーについて紹介しているのですが、これがまた美味しそうなんですよ!
私の住む「徳之島」は、フィリピンの方がお嫁さんとして日本に来られている方が結構いらっしゃって、私の本業である建設業でも従業員でお嫁さんにフィリピン人を迎えている方がいらっしゃるぐらいです。
その従業員の方が、昔から摘果したマンゴーを持って帰っていましたし、その方の話で未熟なマンゴーが食べられることを知ってはいたのですが、マンゴーは、ウルシ科の植物で、皮膚負けしてしまう人もいらっしゃるぐらいで、完熟していないと負けてしまう危険性が高くて、敬遠していたところもあるんです。
しかし、moriさんの記事を読んだら、こりゃ食べてみなきゃいかん!という使命感のようなものがふつふつと湧いてきて、今回の行動に至ったわけです。
これが摘果したマンゴーだ!
moriさんの記事では、完熟前の未熟な果実を用いておりましたが、私が栽培するマンゴーは、2017年6月現在で摘果を終了したばかりでして、摘果したマンゴーがたくさんあります。
まずは、この摘果したマンゴーを食してみることにしましたよ。
なお、摘果した直後のマンゴーは、エグみが強いということで摘果から3日間 常温で保存しておいたものとなります。
今回は、こちらの摘果したマンゴーを生食と漬物で食べて見ることにしますよ。
摘果したマンゴーの果実を生で食べてみた!
摘果したマンゴーを食べるには、マンゴーの皮を剥く必要があります。
まだ表面の固いマンゴーですので、ピューラーなどでも剥くことができますし、ナイフで簡単に皮を剥くことが可能です。
ここから、中の種を取り出していくわけですが、マンゴーの切り方については、過去記事 マンゴー農家が教える上手な【マンゴーの切り方】 で紹介していますので、そちらを参考にして種を取り出して貰えればと思います。
摘果した未熟マンゴーの実食です!
さて種を取り出した未熟な摘果マンゴーを食べやすいように1/4の大きさにカットしました。
早速、この状態で口に放り込んでみたのですが、未熟なマンゴーというと「カリカリ」としたイメージがありませんか?
これが実際に口に入れてみると「コリコリ」とした歯におもしろい食感なんですよ。
そしてやはり感じたのが「酸っぱい」ですし、なにより完熟していないマンゴーを口にしたときの独特のエグミが口の中に広がります。
正直、「これ自分には向かない」と思ったのが第一印象なんですが、口の中の摘果マンゴーがなくなって、このカットしたマンゴーをどうしようか?なんて考えていると、手が勝手にもう一つ口の中に放り込むんですよ。
この感覚わかりますかね。
酸っぱい果物なのに手が止まらなくなるクセになる味をしているんですよー。
不思議と何個も食べている自分自身に驚きましたね。
摘果したマンゴーを塩で食べてみた!
moriさんの記事では、唐辛子が紹介されていましたが、私がフィリピン人から学んだのは、塩を付けて食べるというものでした。
そこで私も塩で、食べてみることにしましたよ。
この摘果マンゴーなんですが、ほんのりとした甘みがあるんですけど、スイカを塩で食べるのと同じ原理ですね。
若干、甘みを強く感じる食べ方となりました。
私は、他にも「クレイジーソルト」でも食べてみましたよ。
クレイジーソルトは、ハーブの香りでとても美味しいですよね。
私も大好きな調味料の一つなんですが、クレイジーソルトで食べる摘果マンゴーは、未熟マンゴーのエグさが和らぐというのでしょうか。
より一層食べやすくなった感じましたね。また、ハーブの香りで余計にあとをひくといった感じでした。
摘果マンゴーを塩漬けにして食べてみた!
さて今回は、フィリピン人から学んだ未熟マンゴーの塩漬けにもチャレンジしてみましたよ。
塩漬けに使った道具は、家庭で一夜漬けなどを漬けるこのようなものを使用しました。
漬けたいものを容器のなかに入れたら、この容器の上のネジを締めていけば中のものを押し付ける構造になっているものです。
まぁ、漬物石と同じ原理ではありますよ。
この容器にカットした摘果マンゴーと粗塩を投入します。
あとは、蓋を締めて容器ごと冷蔵庫で8時間漬け込んでみました。
なお、漬け込み開始から2時間ほど経過したところで、味が均等にまわるように一度だけ中身をかき混ぜましたよ。
こちらが漬け込みから8時間が経過したものとなります。
驚いたことに随分と水分がでていました。
まさに「きゅうりの浅漬」を作っているような感じでしたね。
こちらの漬け込んだものをザルにとりだして水分を切ったものがこちらです。
もう見た目は、完璧に漬物ですよね。
これを皿にうつし、いざ実食です!
酸味の強い漬物です。それが第一印象です。
しかし、これをご飯と一緒に食べてみました。
すると、この酸味のおかげでご飯がすすむんですよー。
いやぁ、これは気に入りました。
まず食感が良いですね。今度は、キムチ漬けの素なんかでも試してみたいと思いましたよ。
本日のまとめ
今回、摘果したマンゴーを食べてみて、言えることですが、今までの私は、もったいないことをしていたと思いましたね。
摘果マンゴーは、小さな果実ですので皮を剥いても食べるところが少ないので、手間がかかります。
しかし、これから果実の肥大中にも傷がついてしまって出荷に至らない未熟マンゴーが次々にでてきます。
これだったら、ある程度の大きさになっていますから、一つの果実の皮を剥いても食べるところが結構ありますし、人様におすすめできます。
おそらく世の中には、この未熟なマンゴーを食べてみたいという方がいらっしゃるはず!
いや、この未熟マンゴーの爽やかでクセのある酸味を味わって欲しい。
今期からは、この未熟マンゴーも格安で販売していこうと計画することにしますよ。
販売が決定したら、またブログで案内致します。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~