ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
マンゴーの果実は、中に薄い種が入っています。この種が入っている方向を知らないと、カットしたときに残念な結果になってしまうのですよね。
そこで本日のブログは、マンゴー農家による「マンゴーの切り方」について紹介したいと思います。
この記事の目次
マンゴーの種が入っている方向を理解しよう!
マンゴーの果実に入っている種は、必ず同じ方向に入っています。
その入っている方向を覚えておくことで、これからの作業がしやすくなりますので、まず種の入っている方向を理解しておきましょう。
種の入っている方向を知る!
マンゴーの果実を良く見てみると、「幅の広い方向」と「幅の狭い方向」があります。
実際のマンゴーでその方向について見てみましょう。
幅の広い方
こちらが幅の狭い方向
実際にマンゴーを手にしてみると、すぐにわかると思いますので、その点について、確認してみてください。
マンゴーを3枚に切ってみる!
種が入っているのは、この幅が狭い方向に入っています。
マンゴーのヘタの横の部分から、カットするとこのような感じです。
次は、このヘタの左側の部分をカットすれば、3枚のマンゴーの出来上がりです。
マンゴーの種って、こんなにも薄くて、大きさは、だいたい果実と同じくらいあります。
最初の3枚にカットする際に初めに包丁を入れる方向さえ、間違えなければ、とても簡単です。
また、大きな果実でも小さな果実でも、種が入っている方向は、必ず同じですので、「マンゴーの幅が狭い方向に包丁を入れる」と覚えておけば間違いありませんよ!
食べやすいようにカットする!
3枚にカットしたマンゴーは、あとは食べやすいようにカットするだけです。
しかし、マンゴーのカットといったらこの切り方が、一番有名じゃないでしょうかね?
私の名刺の裏面には、いつでもマンゴーのカットの仕方について説明できるように、こちらをプリントしています。
そちらの図を見てみましょう!
当然ですが、縦横に入れる包丁の間隔を小さくすれば、それだけサイコロ状のマンゴーも小さくなるので、食べやすいと言えるでしょうね。
こちらが、カットしたものです。
しまった!
あまりに美味しそうなので、スプーンをたてて、つまみ食いしようとしているのがバレてしまいますね(笑)
3枚にカットしたマンゴーは、このようにスプーンで食べるのもおススメですよ!
贅沢な食べ方となりますが、果肉を食べたあとに、マンゴージュースが皮に残っていますので、それを最後にスプーンですくって飲むという幸せがあり、私は、ほぼ100%この食べ方をしていますね。
マンゴーの種について雑学を…
上手なマンゴーのカットの仕方を覚えたあとは、少しばかりマンゴーの種についての雑学を紹介したいと思います。
こちらが、さきほどカットしたマンゴーの種を洗った状態です。
マンゴーの果実から取り出した種は、繊維質がついていますので、スプーンでこそぎ落とすようにすると、簡単に綺麗にすることができますよ!
カットの説明の時にも「マンゴーの種は薄い」と紹介しましたが、この種を、別の角度から見てみると、その薄いということが良くわかると思います。
さて「種」と聞いて何か思い浮かびませんか?
そう、この「種」を植えたら発芽しないか!?ということです。
率直に答えを言うと、「発芽します!」
この種を土に植えるか、水耕栽培でペットボトルを切ったものに毎日水を取り替えながら、1ヶ月も待っていると、上手くいけば芽がでてきます。
しかし、このやり方では成功率が非常に低いので成功率を上げる方法を紹介しましょう。
マンゴーの種をぐるりとよく観察していると、ナイフの先を挿入できそうな場所があります。
まずは、そこを探してみてください。
こちらの写真のちょうど中央部分のところが少し茶色になっていますよね。そこがナイフを入れやすい場所となっています。
この穴からナイフを入れ、そっと丁寧に種の外周を切っていくと、このように二枚貝のように開けることができます。
マンゴーの種子がでてきましたね^^
そのまま植え付けるよりも、この種子を植えたほうが発芽率は、グンとあがりますよ!
ただし、ここからが注意です。
このマンゴーの果実から発芽させた苗ですが、食べたマンゴーのように美味しいマンゴーになる確立は、ほぼ「ゼロ」だと理解しておいてください。
これは、マンゴーの遺伝に関する問題なので、どうすることもできません。
我々、マンゴー農家がマンゴーの樹を増やすには、丈夫な原種と呼ばれるマンゴーの台木に優秀な品種を接木するという方法で、苗木を増やしています。
この種からの発芽については、マンゴーの葉は綺麗な緑色ですし、観葉植物として楽しむための発芽とお考えください。
本日のまとめ
マンゴーのカットの仕方についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
もしわからないという方がいらっしゃいましたら、SNSやメールで遠慮なく問い合わせてくださいね。
マンゴー農家は、出荷時期は、マンゴーの果実を毎日のようにカットして糖度のチェックをしています。
カットの個数について、それだけ経験を積んでいますので、丁寧に対応させていただきますよ^^
カットで大切なのは、ただ一つです。
「マンゴーの幅が狭い方向に包丁を入れる!」
覚えることは、これだけですので、ぜひ覚えていただいて美味しくマンゴーを食べてくださいね。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~