【マンゴー栽培】ビニールハウスの『温度センサー』を正確に作動させろ!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。

マンゴー栽培も経験を積んでくると、温度管理がとても重要なことがわかってきました。そこで、現在のビニールハウスの温度センサーの位置などを見直す必要がでてきましたので、本日のブログでは、その改善した対策について紹介したいと思います。


 

 

現状の温度センサーの問題について

私のビニールハウスの建設をしたのが平成23年のことでしたが、その建設のときに大型換気扇を自動で動かす「温度センサー」も設置しました。

その当時は、温度管理の重要性について詳しい知識もなかったので、ビニールハウスの建設業者さんが設置した場所に疑問を抱くことなく現在までやってきました。

現在、温度センサーが設置されているのは、ビニールハウスの谷の部分の鉄骨の下に設置されています。


ビニールハウスで温度センサーが設置されている様子
“現在の温度センサーの様子”

この場所だと、鉄骨の下で一番安全な場所にあると言えるのですが、鉄骨は、夏場に太陽で照らされると高温になりますし、設置されている高さがマンゴーの樹の高さと大きく異なりますので、マンゴーの為に設定した温度で、大型換気扇が稼働しているか?という疑問もあります。

そこで、今回の「温度センサー」を移動させる目的として、「温度センサー」が直接太陽に照らされないことと、可能な限り、マンゴーの樹と同じ高さに設置することにしました。

当農園での大型換気扇の稼働の様子については、こちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

温度センサーに日傘を作るぞ!

まずは、「温度センサー」に日傘のようなものを設けて直接太陽に照らされないような工夫を施したいと思います。

今回、準備したものは、こちら「どん兵衛」となります。


どん兵衛
“どん兵衛”

このカップ麺「どん兵衛」をどうするかというと、

 

お湯を入れて、5分待ちます…


どん兵衛の出来上がり
“どん兵衛の出来上がり”

っと、

今回は、食べることが目的ではありません(笑)。

 

今回、使用したいのは、「どん兵衛」の容器の方です。


どん兵衛の容器
“どん兵衛の容器”

今回は、「どん兵衛」を活用していますが、似たような形の容器であれば、問題ないと思いますよ。

この「どん兵衛」の容器を、アルミホイルで覆ってやります。


どん兵衛の容器とアルミホイル
“容器とアルミホイル”

このアルミホイルで覆うというのは、熱がこもらないように直射光を反射させる目的となっています。

今回は、初めての制作ということで、ボンドなどでの固定も考えたのですが、容器をアルミホイルで覆うだけで、綺麗に包むことができましたので、ただ単純にアルミホイルで包んだだけとなっています。


アルミホイルで覆ったところ
“アルミホイルで覆ったところ”

これで「温度センサー」の日傘は、完成です。

こちらの日傘をビニールハウスの温度センサーに設置していきますよ!

 

温度センサーに日傘をつけるぞ!

谷の鉄骨の下にあった「温度センサー」は、ビニールハウスのちょうど中央部となる場所に移動しました。

また、センサーのコードは、ビニールハウスの梁の部分にタイラップで固定していますよ。


温度センサーの位置
“温度センサーの位置”

マンゴーの樹と同じ高さにしたいという目標がありましたが、あまり低い場所に設置すると、マンゴーの世話をするときに邪魔になってしまいますからね。

今回は、梁の高さ(地表から170cmほどのところ)としました。

 

日傘の設置ですが、今回製作した日傘の中央部にニードルで穴を開けたら、その穴をホジホジして温度センサーが通るほどの大きさとなるように調整しました。


温度センサーと日傘
“温度センサーと日傘”

あとは、温度センサーを穴に通して、日傘を固定してあげれば、このように完成となります。

 

こちらが、温度センサーに日傘を設置した様子となりますよ。


温度センサーの完成
“温度センサーの完成”

ビニールハウスの中央部に皿をひっくり返したようなものが吊るされているので、「何!?」って感じもしますが、これも正確な温度を計測する為ですので、気にせずにやっていくことにしますよ。

なお、今回の日傘の温度センサーへの固定方法ですが、日傘の裏でテープなどで固定する方法も考えましたが、温度センサーの上部にタイラップを巻き付け、日傘が、そのタイラップより下へ落ちない構造としました。


日傘の固定方法
“日傘の固定方法”

ビニールテープだと熱がこもると、粘着力がなくなることもありますしね。また、こちらの方が見栄えも良いということで、このようにしています。

あっ!内側のアルミホイルの処理の雑さが見えてしまいましたね(笑)

これは、今後も造り直していくでしょうから、その都度良い方法を考えながら、やっていきたいと思いますよ。

 

本日のまとめ

ビニールハウス内部の温度センサーの位置を見直して、温度センサーが直接、太陽に照らされない構造としたら、今回の作業の目的は、全て完了です。

あとは、ビニールハウス内部の温度が状況に適した温度になるように設定してあげれがOKです。

現在の私のビニールハウスでは、ミツバチも数多くいますし、あまり高温になることは、望ましくありません。

そこで、大型換気扇が稼働し始める温度を25度に設定していますよ。


大型換気扇のコントロール盤
“換気扇のコントロール盤”

現在までも、ビニールハウスの最高温度と最低温度を毎日記録しておりますが、今後も温度データを取ってみて、今回のセンサーの位置がえで、どのように変化していくのか確認するのも楽しみになっています。

また、鹿児島県の方より、データロガーを準備して、データを取りたいという話も頂いていますので、もっとマンゴー栽培に関する「温度」について研究していければと考えていますよ。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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