ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
果樹を営農を目的として栽培していると、販売などの目的から、果実が完熟を迎える時期を揃える必要があります。
毎年、1月上旬から下旬にかけて頂芽の処理をしていますが、成長の遅れている今期も、ようやく頂芽の処理を開始しましたので、その様子について紹介したいと思います。
マンゴーの頂芽とは!?
まずは、本日のブログで紹介するマンゴーの頂芽について、どの部分を指しているのか、マンゴーの樹で説明したいと思います。
上記の写真は、マンゴーの枝を撮影したものですが、頂芽とは、赤矢印で示している部分のことを指しています。
「頂芽」と字のごとく、枝の頂上部分のことです。
この部分から蕾(つぼみ)が膨らみ始め、開花していくわけですが、この頂き部分に、ある一手間を加えることで、成長進度を揃えることができますし、害虫予防につながるのです。
頂芽を拡大して見てみよう!
頂芽は、指先ほどのとても小さなものですし、マクロレンズで撮影したものを見てみましょう。
2枚の写真だと、芽の先が広がり始めているのがわかりますよね。
この新葉の部分が柔らかい上に、害虫が付きやすくて、やっかいなんです。
今回の頂芽の処理は、成長進度を揃えるためだけでなく、この害虫のエサをビニールハウスの中から無くすというのも目的としていますよ。
処理を施したマンゴーの頂芽
こちらが先程の赤線を加えていた部分を切除した頂芽の写真です。
この作業は、手のかかることですが、早期でやっておくと、後から新葉が開いてから切除するのとでは、作業の手間が全然違います。
よって、できるだけ早く「適期」に行なうことが重要となっていますよ。
例年だったら、頂芽の処理を施してから2週間で次の花芽が上がってきます。
そこから開花までに2週間ほどを費やすとして、今年の「マンゴーの開花宣言」は、3月上旬に入った頃になるのではないかと予想しているところです。
本日のまとめ
今期のマンゴー栽培では、昨年の11月上旬に第3節が伸び始めようとし始めましたので、3節目を折るという初めての処置を施しています。
その影響が、どこまで出るのかわからないということと、暖冬により例年と比べると花芽のあがり方が遅いということも重ねって、不安を感じているところでもあります。
植物栽培において、心配ばかりしていても疲れるだけなので、開き直りが必要な部分もあるのですが、今期は、不安要素が2つ重ねっていますので、晴れた気持ちになれないことは確かなんですよね。
そんな中、昨年と比べると新芽の処理の開始が1週間ほど遅れましたが、例年と同じ作業をできることにマンゴーの成長をしっかりと感じることができましたし、安心といはいきませんが、少しばかりホッとした状況とも言えますよ。
過去の記事でも頂芽の処理の大切さと処理後の頂き部分から花芽があがってきている様子を紹介しています。
あわせてご覧ください。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~