ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
私の恒例行事として年始の「井之川岳登山」も今年で5年連続となりましたが、今年も無事に楽しむことができましたので、その行程について紹介したいと思います。
この記事の目次
2017年の登山ルートについて
徳之島で最高峰となる「井之川岳」の代表的な登山ルートとしては、徳之島町の母間地区から登るコースと、大原地区から登るコースとあります。
特徴としては、母間地区から登るコースは、急勾配で岩がゴロゴロとした登山道も険しくなっており、大原地区からのコースは、なだらかな坂道で比較的楽に歩くことができるものとなっています。
「井之川岳」は、徳之島のここに位置しています。
私の住む「花徳地区」の隣町が「母間地区」ということもあり、私にとっては、「母間地区」からの登山ルートに馴染みがあり、5年連続の登山となりましたが、そのうちの1回だけ「大原ルート」から登った以外は、全てきついルートの「母間ルート」からの登頂となっています。
せっかく「井之川岳」に挑戦するならば、自然をたくさん楽しむことができる「母間ルート」をおすすめしますよ!
いざ!登頂開始!
私の年始の「井之川岳登山」ですが、毎年、初日の出を海岸線で迎えたいということもあり、登山は、年が明けた深夜から日之出までの時間に終えるようにしています。
そこで今回の登山ですが、仲間と3時に集合し、3時30分頃から登頂を開始しました。
登山口のゲートについて
井之川岳への母間ルートの入口には、このようなゲートが設置されています。
現在の徳之島では、猪(いのしし)による農作物への被害がひどい状態でして、山を囲うように、このように鉄柵が設けられています。
私が恒例とし始めた5年前は、このように鉄柵は設置されておりませんでしたので、ここ最近のことだと言えますよ。
この鉄柵ですが、こちらは行政(徳之島町)により設置されたものですが、設置を委託した業者への連絡先も、このように記されています。
我々の登山中に猪が降りていったとなれば大変なことですからね。
通行後は、速やかに門扉を閉めておきました。
険しい登山道
5年連続で同じ山に登っていると、岩のある場所なども年々覚えてくるもので、暗闇の中での登山でも、ヘッドライトを頼りに覚えのある岩を目指しながらの登山となりました。
母間ルートからの登山ルートですが、平均的に2時間も見ておけば、休憩を交えながら頂上に辿りるくことができると思います。
今回の登山ですが、常日頃からランニングなどをして体を動かしている私が、頂上まで1時間30分を要しましたので、そういった所要時間からどれくらいの距離があるのか想像していただけたらと思います。
なお、地図上での登山口から頂上までの水平距離は、2kmとなっており、登山口の標高が200mで頂上644mまで登るわけですから、標高444mの登山となります。
短い距離ですが、このように時間がかかってしまうのは、この獣道のような登山道のためです。
このように目の前に現れる岩を乗り越えながらの登山となるので、時間がかかるわけです。
時折、還暦を迎えた方が登ってキツかったという声を聞くこともありますし、我々の年代でも普段から運動をしていないと筋肉痛になっていまいそうなくらいの登山となりますので、少しばかりの心構えをもって登頂することをおすすめしますよ!
アマミノクロウサギに会えるかもしれない!
例年、井之川岳登山をしていると見かけるのがこちらとなります。
皆さんは、「アマミノクロウサギ」という小動物を知っていますか?
奄美を代表する天然記念物の一種のウサギとなるわけですが、毎年のようにこのように○ンを発見することが出来ます。
最近では、「アマミノクロウサギ」にサトウキビの株元を食われたという被害も聞くようになってきましたが、さきほど紹介した鉄柵ぐらいでは、猪が山から降りてくるのを防ぐことができても、飛び跳ねるウサギを防ぐことは出来ないようです。
そんな天然記念物である「アマミノクロウサギ」の存在を身近に感じることができるのも、この「井之川岳登山」の魅力でないでしょうかね。
今のところ、登山中に生きたクロウサギを発見したことはありませんが、続けていればいつか出会うことがあるのではないかと楽しみにしているところです。
井之川岳の頂上にて
井之川岳の頂上には、昔は展望台もあったと聞いていますが、現在はそのようなものは、一つもありません。
残されているのは、このような石碑のみとなっています。
「残そう きれいな自然」と書かれたこの石碑にあるように、いつまでも自然豊かな徳之島であることを願うばかりです。
石碑の他にもこのような「井之川岳」の標高が記されたものなども立てられています。
こういった標高を記したものは、許されると思うのですが、私の中で残念に感じるのがこちらとなっています。
登山者の名前が掘られた石碑を担いで登ったのだと思いますが、こういったものを頂上に残すべきではないと思います。
他にも地面で直に焚き火をしたのでしょう。
地面の一部が黒く焼けていました。
「残そう きれいな自然」の石碑の前で悲しくなってしまう光景でしたね。
世界遺産登録を目指す奄美群島の一つである徳之島の町民として、こういった小さなところからモラルを正していくべきだと感じましたよ。
屋外で飲むコービーは美味い!
私の井之川岳登山の目的としては、1年の無病息災を願うことはもちろんですが、頂上で美味しいコーヒーを飲むのも目的となっています。
今回もこのように「ジェットボイル」でお湯を沸かして、挽きたてのお気に入りのコーヒー豆を使ったコーヒーを楽しみました。
私が、この「ジェットボイル」を購入して登山に投入するようになったのが、2016年元旦の井之川岳登山からでしたが、ものの数分もあればお湯を沸かすことができる、この「ジェットボイル」は、本当にお気に入りの1品となっていますよ。
本日のまとめ
井之川岳登山ですが、こちらの写真を見てください。
こちらの写真は、登山中に友人がスマホを用いて登山の様子をSNSにアップしている様子です。
母間ルートからの登山では、電波の入りが悪いですが、かろうじて電波を拾うことができ、短時間のデータ送信とかであれば可能となっています。
これは、頂上でも同じで電波の状態は悪いですが、電波の入りやすいところを歩きながら探せば、なんとかデータ送信が可能なんです。
これって、登山を行なう上で、もの凄く心強くないですか!?
登山って万が一のこともありますからね。
このように携帯が入ることは、安心に繋がりますよ!
ここで、井之川岳登山に挑戦するにあたって、これだけはもっておけ!というものをまとめたいと思います。
- 水
これは、人にもよると思いますが500CCのペットボトル1本では、心もとない感じがしますので、ペットボトル2本(1L)の水があると良いでしょう。 - タオル
汗を拭くためにもちいますが、手ぬぐいのような薄い生地のものであれば、万が一の場合に止血帯としても使用出来ます。冬場の登山で汗をかいたままにしておくことは、体温が低下して大変なことに繋がりますので、最低でもタオルを1枚準備するべきでしょう。 - 履きなれた靴
たくさん歩きますので履きなれた靴で挑むことをおすすめします。岩を乗り越えることなども多いですし、欲をいえば足首を保護するようなトレッキングシューズのようなものがおすすめですが、準備出来ない場合は、運動靴でも登山可能ですが、足に馴染んだ履きなれた靴を選ぶようにしてください。
数時間で下山が可能な「井之川岳登山」では、それほどまでの重装備は、必要ありませんが、頂上まで案内できる人と一緒でない場合は、万が一に迷ってしまうことも考えられます。
そのような登山の場合は、夜間に備えてヘッドライトを準備しておくとか行動食をバックに入れておくなりの準備をしておいた方が良いでしょう。
短い時間ですが、満足した達成感も得られ、気持ちのよい登山を楽しむことができる徳之島の「井之川岳」
チャンスがあれば、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~