ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
マンゴー栽培をしていて、これは、絶対にやっておいた方が良いという作業が「花がら」を落とす作業です。
当農園では、2016年4月18日から開始していますので、本日のブログは、その概要について紹介したいと思います。
花がら落としとは?
マンゴーは、開花してからしばらくすると、花びらが枯れてきます。
その枯れた花びらを落とすことを、私の園では、「花がら落とし」と読んでいますよ。
さて、この「花がら落とし」が、なぜ必要かというと、小さくて薄い花びらが枯れてしまうと、どのようになると想像できますか?
枯れた花びらは、水分を含みやすく、湿度の高い日などに湿気を持ってしまうと、乾燥するまでに時間を費やしてしまいます。そういったものが密集していると「灰色かび病」の発生の原因にもなってしますのです。
その病気の予防を目的として、この「花がら落とし」を花が枯れたものから随時進めていきますよ!
また、他にも着果したマンゴーの果皮は、とても柔らかくて繊細です。果実が小さい内でも傷をつけてしまうと、後々もその傷が残ってしまうので、枯れて固くなってしまった、花がらが、風に煽られて、果皮をこすってしまうと、これが傷の原因となりますので、可能な限り、この花がらを落としていくのです。
「灰色かび病」について紹介した記事にも「花がら落とし」の必要性について記載しておりますので、合わせてご覧ください。
どうやって「花がら」を落としていくのか
それでは、どうやって花がらを落としていくのか紹介してみたいと思います。
まずは、枝を「ゆする」という方法があります。これだけでも、「バサバサ」っと音を立てながら花がらが落ちていくのですが、細かな花がらは、まだ残ったままです。
そこで、清掃の際に使用する、ホコリを払うもので、こすっていきますよ!
こういったものです。
見覚えがないですかね?
これで、枝についている花がらを払っていきます。
これでも、少し花がらが残りますので、後は、「筆」を用いて丁寧に落としていくと良いと思います。
この花がら落としでは、着果したばかりの果実は、落ちやすいので、ゆっくりと丁寧に作業をしていく必要がありますよ。
花がら落としを終えた枝を見てみよう!
それでは、「花がら落とし」を終えた枝を見てみることにしましょう。
まだ、完全に枯れていない花びらが、少し残ってしまいましたが、これだけ落としておけば、湿度からくる「灰色かび病」や、果実への傷の問題も低減されていきますよ!
ここまでくると枝に残されているのは、マンゴーの果実のみです。
これからは、この果実の肥大に合わせて、世話をしていくわけですが、果実が目に見えていますからね。日々の作業にもおのずと力が入っていきますよ^^
本日のまとめ
本日のブログをご覧になっていかがだったでしょうか?
マンゴーの栽培って結構、細かい作業だと思いませんか。花軸を1本1本丁寧に吊り上げ、このように花がらを手作業で落としていきます。
これから、残した果実の摘果作業も人力です。一つ一つ手作業で、「美味しくなぁれ!美味しくなぁれ!」と願いと愛情を注ぎ、育てていくマンゴーですから、絶対に美味しいはずなんですよね^^
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~