ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
2016年4月2〜3日の日程で、Nikon(ニコン)が毎年1回開催している「ニッコールレンズフォトツアー」に参加しました。
本日のブログでは、私がフォトツアーに参加して感じたことをまとめたいと思います。
ただ美しいボケを求めるだけではダメ!
今回のツアーは、愛媛県松山市の古き良き時代の風情が残った街並みを「スナップ写真」として捉えることが多いツアーでした。
講師を務めた、上田晃司先生からも最初のレクチャーとしてあったのが、写真の背景に写るもので、その時の様子がわかるようにすることが大切だということがありました。
私の作風で、背景がどのように変わっていったのかを見てみたいと思います。
写したい桜を、「日の丸構図」で配置して、尚且つレンズも開放で撮影しているので、背景がもの凄くボケています。
もう1枚、構図を意識して修正したものを見てみましょう。
桜を右側に移動して、背後にあった建物を中央に持ってくる構図としていますが、これでもレンズの絞りが開放ですので、背景がボケすぎてしまって、これでは、どこで撮影したものかわかりません。
そこで、もう1段絞り込んで撮影したものがこちらです!
撮影したデータを見てみると「f6.3」となっていました。桜と後ろの建物に距離があるので、「f6.3」では、背後がボケてしまうのは、しょうがないのですが、これでようやく日本庭園の建物であるということがわかってきます。
背景を大きくぼかして、とりたいものを浮かび上がらせた写真は、人の眼をひき、魅力的です。
しかし、ぼかすだけでは、ダメなのだと強く感じました。
広角レンズの難しさにも気づいた!
私は、現在使用している、「Nikon Df」を購入した際は、24mmと50mmの単焦点レンズ2本で撮り始めました。
50mmでは、画角が狭いと感じることも多く、24mmの方を多用していたと思います。
今回のフォトツアーに参加してですが、写真の構図についても考えるようになりました。
下記の写真は、広角ズームレンズの24mmで撮影したものです。
これが青空でしたら少しは、絵になったかもしれませんが、空が白く余白が多いこの写真は、どうも腑抜けな感じがしてしまいます。
そこで、トリミング処理であっさりと空の部分を切り取ってみました。
これで、35mmくらいの画角になっているんでしょうかね。
24mmという画角の大きいレンズは、色々なものを写しこむことが可能ですが、不要なものまで写し込んでしまいます。
それをどう処理するか?っという難しさも持っているレンズなんですよね。
しかし、広角レンズの持つパース効果を活かした写真も好きな私は、もっと写真を見て学んで、広角レンズを使いこなせるようになりたいと強く感じましたね。
スナップ写真では、軽い装備が「命」
美しい写真を撮ろうと思ったら、良い機材を使うことも重要ですが、良い機材は、重量がもの凄く重くなります。
私が愛用している望遠レンズに「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR2」がありますが、これをNikon純正の70-200のf/4のレンズと比べると重量は、f/4のレンズの方が、重量的には、半分の重量で済みます。
上田晃司先生が、食事中に発したこんな言葉が耳に残っています。
「私は、暗いレンズが好きなので!」
これは、ただ暗いレンズが好きだということではないと思います。暗いレンズというのは、重量が軽いということなんだと私は、感じました。
とにかく、軽い装備で沢山歩いて、良い場面を足で探す。これが重要なのだと感じました。
勿論、室内での撮影だったら、明るいレンズに越したことはありません。それに室内だと、動くことも少なくて済みますし、重量は、気になりませんよね。
そこで、私が感じたのは、自分が撮影したいものを良く吟味して、持ち出す機材が最軽量になるようにしていきたいと強く感じました。
もっと沢山の写真を見ることが大切なのだ!
今回のフォトツアーに参加して、構図の重要性についても考えるようになりました。
しかし、自分の頭の中で考えているだけでは、答えは見つかりません。
そこで、まだまだ初心者の域を抜け出せない私にとって参考になるのが、写真集やSNS等を活用して、他人の写真を参考にしていくことです。
他人の写真を参考にすることで、似たような写真を増産してしまう可能性もありますが、まずは、写真を学ぶことの方が重要です。
撮ることが1番大切なことですが、見ることにも重点を置いていきたいと感じましたね。
本日のまとめ
他にも沢山学んだことがあります。
今までの私は、撮影時にRAWとJPEGの両方でデータを保存しておいて、JPEGのデータが気に入らなければ、RAWデータを弄るという手法をとってきました。今後もこの手法は、変わらないと思いますが、今回のツアーに参加して、好みの色に近づける手法を沢山学びましたので、ツアーが終わってからの私は、RAWデータを弄る機会が随分と減りました(完全にとは言えないですが・・・)。
写真データへの補正を完全に無くすことは、不可能だとも思いますが、可能な限り、撮影テクニックの向上で減らしていければと思います。
そして一番強く感じたのが、もっとカメラの説明書を熟読することです。カメラに備わった機能を半分も使いこなせていないように感じたのが今回のツアーで痛いほど良くわかりました。説明書には、撮影設定を瞬時に切り替える手法も記載されていますし、まずは、自分のカメラを使いこなすことが重要なのだと感じましたね。
最後にカメラは、必ず持ち歩くことですかね。今回のツアーに参加する為の移動中ですが、降雨で撮影する機会ないだろうと考えられる場面でも、カメラを持ち歩くことで、急な晴れ間が顔を覗かせた時にこのような写真を撮影することができました。
単焦点レンズ等の軽量な装備を選択することで、毎日の持ち歩きも可能になるはずです。
私は、日々カメラを持ち歩き、その一瞬を撮り逃さないようにしたいと感じましたね。
あっ!!ここでも、軽い装備が「命」に行き着いてしまいましたね(笑)
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~