ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。
2016年1月22日に当サイトの語源ともなっている「徳之島町花徳地区」で、JAあまみ徳之島果樹部会主催の「マンゴーの冬期管理研修会」がおこなわれましたので参加してきました。
本日のブログは、研修会の様子や感じたことについて、綴りたいと思います。
この記事の目次
冬期管理研修会の様子
本日の研修会は、小雨が降るなか、花徳地区にある「熊元農園」からスタートしました。
まずは、「熊元農園」での様子を写真で紹介したいと思います。
最初に、鹿児島県農業普及課の講師より、今期のマンゴーの生育について説明がおこなわれました。
皆さん真剣に耳を傾けていますね。
今期の生育ですが、暖冬の為、昨年より10日程遅れているとの解説がありました。
私も日々の観察から、昨年の今頃だったら頂芽の3割ぐらいは、膨らんでいましたので、遅れていると感じていましたが、島内全域的にも遅れている傾向にあるとのことで、やはりそうであったかと感じました。
また、ここで早く頂芽を出すために、焦ってヘタな保温を開始しないように注意喚起がなされていましたね。私もじっくりと待つことにしたいと感じましたよ。
一通りの説明のあとには、各々が気になるところを見学したり、栽培仲間との情報交換の時間が設けられました。
こちらの「熊元農園」は、本業は、造園屋です。
やはり本職ですからね。枝つくりを見ていても上手いと感じました。
また、熊元氏は、マンゴーの他にも「パパイア」や「ドラゴンフルーツ」にも力を入れています。今後の展開がとても楽しみな園となっていますよ。
「熊元農園」をあとにした我々が次にむかった園が、「内山果樹園」でした。
内山氏は、バリバリの本業の農家で、「マンゴー」の他にも「サトウキビ」や「タンカン」を生産されていまして、私がお手本にしている農家の一人でもあります。
そんな内山氏の園の様子がこちらです。
こちらの、ほ場でも園主の内山氏から、今期の施肥量や栽培の留意点について説明があったあと、各々が見学をしてまわりました。
内山氏の園では、マンゴーの株元に注目して下さい。
何かが敷かれているのがわかりますよね。これ「ゴザ」なんです。
ござで遮光して雑草対策を目的ともしているのですが、内山氏によると、こちらの園では、「苔」がよく生えるということで、その「苔」に対する遮光も目的としているとのことでした。
内山氏は、研究家でして、常々「現代農業」も購読されています。
私も本当に学ぶことが多くて、結構相談させて貰っています。
今回も、面白いものを教えて貰うことができました。
それがこちらの花となっています。
こちら「スカエボラ」という花です。
先日のブログ「マンゴーの栽培暦(2016年2月編)」で、害虫の天敵として「スワルスキー」を紹介しました。
内山氏は、その「スワルスキー」が、こちらの「スカエボラ」の中で、越冬したという記事を呼んだので、実験的に育てているとのことでした。
「スワルスキー」は、減農薬に繋がるとても有効な手段となっていますが、一番のネックとなるのが、その販売価格が高価であるということです。
高価な「スワルスキー」が、もしこの中で生育し続けてくれるのなら経費の削減にも繋がりますし、年中、害虫「スリップス」の心配もなくなるはずです。
私も、育ててみたいと感じた植物でした。
私もたまに購入している「現代農業」ですが、内山氏が読んだのは、2015年6月号の記事だと思います。月刊誌なので、中古となりますが、まだAmazonでも販売しているようです。
私も今後は、しっかりと購読して勉強しておかなければと感じましたね。
ちなみに現在の最新号は、こちらとなっています。
本日のまとめ
やはり、人の園を見学すると良い刺激となりますね。
もっと頑張らなければと感じるものが多かったです。
今回の研修会で、私が今後の栽培について考えていたことが、講師の説明とほぼ同じであったので、私の迷いもなくなりました。
これから大切な時期に突入していきますので、迷いなく今まで以上に観察や世話に力を入れていきたいところです。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~