ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。
さて、マンゴー(アーウィン種)の2段目の新葉が出始めて来ました!
マンゴーは、剪定後の2段目の新葉に来期の花芽がつきますので、とっても大事な新葉となっています。
本日は、そんな大切な新葉の様子を紹介したいと思います。
ようやく出てきた新葉です!
待っていました!というか、新葉が出てくるまでは、心配していました。その心配というのも後ほど、詳しく書きますが、まずは、現在の新葉の様子をどうぞ!
本業の建設業での仕事が終わってから、マンゴーハウスの見回りをしている時に撮影しましたので、辺りが暗くなっていましたので、今回は、デジイチ「Nikon Df」に「Nikon SB700」というスピードライトを装着して撮影しています。
色濃く固まってきている葉の中央部から黄緑色のまだ小さい葉が伸びてきていますよね。これが2段目の新葉です。
マンゴーの新葉は、本当にとっても柔らかくて、少し引っ張っただけでも裂けてしまうので、扱いには注意が必要でして、又、この葉が柔らかい時は、害虫の格好の餌となってしまいますので、この新葉が生え揃い、葉色が濃くなり、葉が硬化するまでは、注意が必要です。
離れた写真だけでは、柔らかい葉が伝わりにくいと思いましたので、今回使用した、単焦点50mmレンズの最短距離まで近づいて撮影したものがこちらです。
スピードライト(フラッシュ)の使い方が、まだまだ未熟ですので、葉の1部分がテカってしまいましたが、これもまた、新葉の美しさを表現するのに1役かってるかなw
もう、「親ばか」といいますか、マンゴーの新葉で、これだけ喜べる「マンゴーバカ」な私のブログですので、お付き合い下さいw
新葉が出るか心配していた理由
上記に、新葉が出るか心配であったと書きましたが、その理由とは、真っ赤なマンゴーを目指しているという背景があります。
私のマンゴー園では、一昨年から真っ赤なマンゴーを目指していまして、土壌の施肥量についても大きく減らしています。
通常、マンゴーは、収穫後にお礼肥を与えるのですが、今年は、土壌診断試験の結果から、まだ肥料は必要ないと判断した為に、お礼肥を与えていません。
そこで、1段目が生え揃った時に、2段目を吹出す力が、残っていたとしても、芽を吹出すのが遅れてしまっては!と心配していたのです。
私が予定していたのが、2段目の硬化が10月末となり11月から樹を冷やし始めて、12月の終わり頃か年明け後に、花芽の出蕾があればと考えていたので、ちょうどそのようなタイミングになりそうな感じで、2段目の新葉が動き出したので、このように喜んでいるのです。
本日のまとめ
農業で成功するには、経験が必要です。
しかし、「前はこうだった」「この季節になったら、こうする」という経験から次の作業を行うのも大切なことです。
しかし、私が就農してから感じるのは、化学の力も必要なのだと考えるようになりました。
土壌のPh(ペーハー)を、育てる作物が好む値に調整すれば、成長の具合が全然違います。また、水分量についても、十分な灌水を行うだけでは駄目だということもわかってきました。
そこには、化学的な試験も必要なんですよね。効率的に作物を育てる為には、土壌づくりが大切ですが、その根拠となるのも土壌試験です。
今回、狙い通りに新葉が出てくれたのは、8月の剪定前に行なった土壌診断試験の結果から、予測できたものです。化学の力も借りながら、品質の高いマンゴーを目指していきたいものです。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~