『徳之島』で育った熱帯果樹の【アテモヤ】の糖度が凄すぎる!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。

現在、私が営む農園では、「チェリモヤ」と「アテモヤ」の樹を営農とは別に楽しみの範囲で育てていますが、兼ねてより父親が育てていた「アテモヤ」が収穫期を迎え、その「アテモヤ」を食べてみたところ、超絶に美味かったので、ここに紹介したいと思います。


 

 

これが「徳之島」で育った『アテモヤ』です!

まず「アテモヤ」についてですが、「アテモヤ」は、バンレイシ科の熱帯果樹の1つで、他にも「釈迦頭(しゃかとう)」や「チェリモヤ」といった仲間の種類がある果樹となります。

その中の1つとなるのが今回の「アテモヤ」でして、こちらが果実となっています。


アテモヤの果実
“アテモヤの果実”

「アテモヤ」には、沢山の品種があり、こちらの果実は、果皮の感じから「マミレイトタイプ」でないかと思います。

他にも果皮のゴツゴツ感が少ない「フィンガープリンティッドタイプ」といったものもありまして、品種の多い果樹となっています。

ちなみにですが、「アテモヤ」を品種更新する際ですが、植えてある樹を抜いて、新しい品種を植え替える必要はなく、「高接ぎ」で簡単に品種更新できることから、今ある樹を台木として用いることができるので、一度定植すれば、長く楽しむことができる果樹だと思います。

 

「アテモヤ」の糖度を計測してみた!

糖度を計測するために、包丁で2つに割った「アテモヤ」の果実がこちらとなっています。

アテモヤの果実は、白くて柔らかいゼリー状の果肉に、黒くて固い種が入っています。


アテモヤを2つに切ったところ
“アテモヤの切断面”

初めて食べる方は、この種の多さが少し食べにくさを感じるかもしれませんね。

 

こちらが、早速糖度計で計測した数値となります。


アテモヤの糖度を計測しているところ
“アテモヤの糖度”

「チェリモヤ」や「アテモヤ」の果実は、糖度が20~30度になると言われていますが、この「アテモヤ」は、糖度が26.9度をマークしました。!

この「26.9度」という数値ですが、マンゴーで15度を超えると秀品ということで、とても甘みを強く感じるものとなってきますので、この「26.9度」というのは、そういったことを考慮すると、とても高い数値であるということがわかると思います。

 

「アテモヤ」の食べ方について

アテモヤを樹上で完熟させることは、難しいので、少し早めに収穫してから、2~3日常温で追熟してから食べる形となります。

「森のアイスクリーム」と表現されるように、アテモヤの果肉は、クリーミーでとても柔らかいものですので、カットしたものをフォークなどで挿して食べるようなことはできません。

こちらの写真のように1/4にカットしたものを、スプーンですくって食べるのが一般的な食べ方となっています。


アテモヤの切り方
“アテモヤの切り方”

熱帯果樹は、香りが強いものが多いですが、このアテモヤは、独特な香りもなく、万人が食べやすいと思います。また、マンゴーですと、「マンゴーアレルギー」を持つ方は、食べると痒くなってしまったりしますが、この「チェリモヤ」「アテモヤ」だと、そういったことを聞いたことは、ありませんし、種が多いことさえ、気にならなければ、どなたでも気に入って貰える果物だと思っています。

また、果肉を集めて冷凍したものをシャーベットにして食べる食べ方も人気がありますよ!

試しにと「アテモヤ」を食べたことがない女性の方に1個食べて貰いましたが、「とても美味しい」という感想を頂くことができました^^

すこしショックだったのが、「マンゴーより美味しいかも」の一言だったのですが!

 

本日のまとめ

とっても甘くて食べやすい熱帯果樹の「アテモヤ」ですが、種を撒けば実生苗をつくることが可能です。

今回も苗木を増やす目的で、果実を食べながら「種」は、丁寧に集めておきました。

「アテモヤ」の種は、白い果肉からはずすとこのようになっています。


アテモヤの種を取り出したところ
“種を取り出したところ”

果物の「柿」が種の周りに、柔らかい果肉がついていますよね。
アテモヤもああいった感じで、果肉とは違った食感のもので種が覆われていますよ!

 

果肉などが付着していると、腐敗の原因になってしまいますので、きれいに水洗いして、集めたものがこちらとなります。


アテモヤの1個の果実からの種の量
“1個の果実からの種”

温暖な「徳之島」とはいえ、12月上旬ですからね。
さすがに気温が下がり始めているので、上手く発芽してくれるか難しいところですが、チャレンジしてみたいと思いますよ!

 

当農園では、昨年の実生苗も無事に成長しています。実生苗の様子については、下記の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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