ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。
平成23年から育てる熱帯果樹の「リュウガン」にようやく花芽が上がってきました。今回の花芽が上がってきたことには、あることを2017年3月に行なったのが良かったのではないかと思います。
本日のブログでは、花芽の様子とあることについて紹介したいと思います。
「リュウガン」の花芽について観察してみよう!
私が入手した「リュウガン」の苗は、20cmにも満たないほどの小さな苗で、これからどうやって育てていくか?と悩みながらのスタートでしたが、5年という栽培期間の間に2ヶ月間全く降雨が無いという大干ばつなども経験しながら、なんとか現在までやってきました。
現在では、整姿誘引した姿でも150cmほどの樹となり果樹らしい樹形にも近づいてきています。
まずは、現在の「リュウガン」の樹形について、ご覧ください。
枝の頂部に茶色のものが伸びていますよね。
こちらが「リュウガン」の新芽と花芽になりますよ。
これが「リュウガン」の花芽だ!
それでは、先程紹介したリュウガンの樹の頂部に伸びる茶色の部分を接写したものを見てみましょう。
注目して頂きたい部分には、赤丸を付けています。
この写真でも、白いものが確認することができますよね。
この部分が花になっていくものだと思います。
他にも例として撮影したものがありますので、どうぞ!
特にこの2枚目の写真なんか、これから花として開花していく様子が予想できるような形をしていますよね。
私の園で主力として育てるのが「マンゴー」ですが、マンゴーだと3年苗を入手して育て始めれば、2年後には、最初の花を咲かせることが可能です。
そういったことからも5年という年月をかけながら、このように成長して花芽を付けてくれたことは、本当に嬉しく感じています。
花芽があがってきた理由を考えてみた!
「リュウガン」の栽培では、「環状剥皮(かんじょうはくひ)」と呼ばれる枝の皮をぐるりと剥いで、樹勢を弱らせ花芽を促進する必要があると言われています。
今回の花芽があがってきた「リュウガン」の樹は、まだ枝数が少ないですし、意図的に「環状剥皮」を行なって樹勢を弱らせて、枝を1本少なくしてしまっては、大変なことに繋がります。
そこで、今期の「環状剥皮」は、見送っていたのですが、なぜ花芽があがってきたのでしょうか。
そこで、思いつくのが3月におこなった「整姿誘引」が良かったのではないかという考えに至りました。
マンゴー栽培でも、「整姿誘引」で枝を強く誘引すると、樹勢が弱まり、子孫を残そうと花を咲かせます。
今回の「リュウガン」でも3月に整姿の為におこなった誘引が枝を強く下方へ誘引していますので、一時的に樹勢を弱らせるのに効いたのではないかと考えました。
当ブログでリュウガンの「環状剥皮」の必要性については、こちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
また、2017年3月にリュウガンへ整姿誘引をほどこしたことは、こちらの記事で紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
本日のまとめ
果樹栽培を行っていると、樹形が自分自身の好む形に育てていくことにも楽しみを感じるわけですが、やっぱり果樹栽培の一番の魅力は、「収穫」にあると思います。
その「収穫」に繋がるのが、やっぱり「花」ですよね。
平成23年からの栽培ですので、定植から5年が経過して、ようやくの開花となったわけですが、こうやって花芽があがってきたことに、とても喜びを感じているところです。
リュウガンは、中国などで、果実がたくさん実るということで縁起物としての意味で振る舞われていたとも言いますし、私の住む鹿児島県以南の「徳之島」では、無霜地帯となりますので、露地での栽培も可能です。
「リュウガン」は、食べても美味しい果物ですし、マンゴーに続く主力製品になってくれればと期待しているところでもありますよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~