【徳之島】冬の風物詩でもある『さとうきび』の運搬作業が始まったよ!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとし( @kedokumango )です。

徳之島では、2016年(平成28年)のサトウキビの製糖工場への搬入作業が、12月8日より開始しました。

今年は、大きな台風の直撃をまぬがれたことと、夏場に雨が多かったということから、豊作の年となり、例年より早い刈り取り作業の開始となりました。
なお、「ハーベスター」と呼ばれる大型の刈り取り機械に携わる方などからは、嬉しい悲鳴が聞こえはじめていますよ!


 

 

「さとうきび」がボンネットトラックへ積み込まれていくよ!

徳之島の冬の風物詩と言えば、この「ボンネットトラック」と「サトウキビ」でしょう!

12月8日から「南西糖業 株式会社」への搬入が開始されるということもあって、前日の12月7日からハーベスターによる刈り取り作業があちらこちらで、見られるようになりました。

刈り取られた「さとうきび」は、このように「ボンネットトラック」に備えられたクレーン装置で、トラックへ積み込まれていきます。


サトウキビの積み込み状況
“積み込みの様子”

この吊り上げている1つの袋で、おおよそ1tのサトウキビが詰め込まれています。

 

ハーベスターによる刈り取り後は、トラックへ積み込みしやすいように道路近くにハーベスターが寄せておいてくれるので、その袋をトラックに積み込んで「南西糖業」へ搬送するのが、このボンネットトラックのお仕事ということになります。


ボンネットトラックによるサトウキビの積み込み状況
“キビの積込状況”

このボンネットトラックは、製糖時期である12月から4月上旬までしか稼働しません。

よって、このトラックの運転手さん達にとっては、稼ぎ時なんですよね。

サトウキビの積み込みが完了したら、もの凄い勢いで走り去っていきましたよ!

尚、徳之島の風物詩「ボンネットトラック」については、下記の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

ハーベスターで刈り取られた「サトウキビ」の荷姿

皆さんは、サトウキビというと、あの歌を思い出すのではないでしょうか。

曲のイメージからすると空へまっすぐと伸びたサトウキビを思い浮かべるのですが、それは、手刈りしていた頃のことで、サトウキビの形が残されたままの収穫となっていましたが、現在のハーベスターによる刈り取りでは、30cmほどの長さに切断されて刈り取られた形となっています。

こちらが、先程の積込作業を行なっていた袋の中身であるサトウキビの荷姿となります。


サトウキビの荷姿
“サトウキビの荷姿”

我々が幼いころは、この刈り取り作業中のサトウキビを貰ってかじったこともありましたが、現在のサトウキビは、台風対策などとして品種改良がおこなわれていますので、もの凄く硬いものとなっています。

あの当時のように歯で皮を剥いで食べる光景は、見なくなりましたね。

 

今年の「サトウキビ」の糖度はどうだろうね!?

さとうきびは、寒が入ると花を咲かせると言います。

「糖度」が挙がった目安でもあるというのですが、あちらこちらで穂の挙がったサトウキビを見ることができますよ!


サトウキビの花
“サトウキビの花”

こちらは、2016年12月8日に撮影したものとなっていますが、すでに穂が上がっていますよね。

刈り取りを担当されている方々に聞いても、「今年の糖の立ち方は早い」と聞いています。

これは、サトウキビ農家の方達にとっても嬉しいことなのではないでしょうかね。

 

こちらは、昨年撮影したサトウキビ畑の様子ですが、最盛期になると、どの畑でも穂が上がってきますので、この写真のように、手前から奥の畑まで、穂が見えるようになってきますよ!


サトウキビの満開
“サトウキビの穂”

これも台風の直撃をまぬがれたからこその豊作です。

農家の方々の笑みが浮かぶようですよ!

 

製糖工場への搬入の様子

現在、徳之島でのサトウキビの搬入先ですが、「南西糖業 徳和瀬工場」と「南西糖業 伊仙工場」の2箇所となります。

私の住む徳之島町では、「徳和瀬工場」への搬入となるわけですが、こちらが「徳和瀬工場」の様子となっています。


南西糖業_徳和瀬工場
“南西糖業 徳和瀬工場”

写真の左手の方で、トラックの計量が行われ、中央部付近の天井クレーンが設置されている箇所あたりに搬入されたサトウキビが積まれていくわけです。

まだ、搬入当初ですので少量のサトウキビですが、これが工場の稼働が追いつかなくなってくると、山積みのサトウキビとなっていきますよ!

この時期に近くを工場の近くをとおると甘い匂いがしてくるのも、この時期の徳之島の特徴とも言えるでしょうね。

下記に2箇所の工場の地図を貼付けておきます。

以前は、天城工場もあったのですが、時代とともに削減され、2工場の稼働となっていますが、農道の整備が進んだこともあってかスムーズな搬入作業となっているようです。

 

本日のまとめ

この時期のサトウキビ運搬車は、1年のうちの数ヶ月間のお仕事ということもあって、死に物狂いでトラックを走らせています。

その光景を見るたびに今年もこの季節がやってきたと感じるわけですが、すごい勢いで走るトラックには、恐怖を感じる場面も少なからずあります。

昨日(12月8日)は、天城町の方で、サトウキビ運搬車による死亡事故も発生しています。

命あってこそですからね。

他のトラック運転手の方や、刈り取り機械のハーベスターを携わる方も、「安全第一」で作業を進めて貰いたいものですよ。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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