ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県「徳之島出身」のブロガー とし( @kedokumango )です。
私が猟銃の所持許可を取得し、狩猟免許を得たのが2018年1月のこととなります。
新米ハンターの私でも、この徳之島では、有害駆除として猪を捕獲することができました。
有害駆除とはいえ、捕獲した猪肉は、大切に食べなければいけないというのが私の考えでして、本日のブログでは、そんな猪肉をしっとりと柔らかく食べる方法について紹介したいと思います。
この記事の目次
かたい猪肉は「低温調理」で決まり!
皆さんは、獣肉と聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか?
やはり、「独特のクセ」「におい」「肉がかたい」というのが思い立つのではないでしょうか。
狩猟をするとですね、美味しいお肉の部分を選んで食べることができるのですが、やはり肉の硬い部分もあるわけでして、そんな部位を食べるときには、調理方法にも一工夫する必要があるのです。
簡単に思い浮かぶのが、豚肉の角煮のように圧力鍋でとろとろになるまで煮込む方法もあるのですが、狩猟で得た大量のお肉を角煮で食べ続けるというのも飽きがくるものです。
そこで、少しさっぱりと食べる方法としておすすめしたいのが、「低温調理」となりますよ。
猪肉の「低温調理」のやり方
それでは、私なりの「低温調理」のやり方を紹介していきたいと思います。
なお、この方法は、各方面の記事を参考にしながら私がアレンジしながら得たものでして、あくまで参考程度としてお考えください。
調理については、自己責任でお願いします。
猪肉を真空パックにするぞ!
牛肉のローストビーフを作る際には、肉の表面を焼いてから真空パックするようですが、私の場合は、可能なかぎりに脂身を落とした猪肉の赤身に「クレイジーソルト」をすり込んだ生肉の状態のものを真空パックしていきます。
私が低温調理をするために入手した真空パック器は、こちらで食材の保存に大変重宝しています。
真空パックした猪肉を加熱していくぞ!
上記の真空パック器を使って真空パックした猪肉を、こちらの低温調理器を用いて加熱していきます。
私の場合は、57.5℃で10時間加熱しています。
本当は、もっと短い時間でも良いようなのですが、ジビエ肉ですしね。
私は、安全の意味でも10時間加熱していますよ。
夜の20時に仕込んで就寝すれば、翌朝の6時にお湯から上げれば良いのですから、とっても簡単でしょ。
私は、赤肉の部分が手に入ったら、かなりの確率でこちらの調理方法で料理していますよ。
低温調理した猪肉を美味しく仕上げるよ!
こちらが、10時間の加熱が完了したものとなります。
液が出ていますが、これは、血ではなく、お肉のドリップなんですよね。
57.5℃とはいえ、10時間加熱していますから、しっかりと心温まで入っているはずです。
私は、安心して食べていますよ。
ここで、すぐにでもスライスして食べたいところなのですが、ここでひと手間かけると更に美味しくいただくことができますよ。
まずは、真空パックから猪肉を出してフライパンで表面を炙ります。
これは、あくまで表面だけですよ。
さっと表面の汁気を飛ばすくらいのつもりで炙ると、香ばしい香りがついて美味しくいただくことができます。
この炙った猪肉をスライスしていただくわけですが、すぐに包丁を入れてもキレイに切る事ができません。
そこで常温になるように、冷ましてから包丁を入れるとキレイにスライスすることができますよ。
ほら、キレイなロゼ色に仕上がっているでしょ。
こちらのブログ記事を書きながらも、再び食べたくなってお腹が空いてきてしまいましたよ。
絶対に美味しいので、ぜひお試しあれ!
低温調理は鶏肉にも合うぞ!
上記までの記事を読まれたかたで、ジビエ肉なんてそうそう手に入るものでもないし・・・。
なんて、お考えになるかたもいるのではないでしょうか。
この低温調理の方法なのですが、加熱時間を変化させることで、さまざまなお肉に対応させることができます。
低カロリー高たんぱくで「サラダチキン」としても有名な鶏の胸肉なんですが、自宅で食べようとすると、パサパサするし、あまり美味しいとは言えないですよね。
そんなときは、この低温調理の方法で低温調理すれば、美味しくいただくことができますよ。
猪肉と同じように、皮を外した鶏胸肉にクレイジーソルトをふりかけて、低温調理したものとなります。
鶏胸肉の場合は、2時間の加熱としていますよ。
こちらの鶏胸肉にわさびとお好みのステーキソースをかければ、もう最高に幸せになれますよ!
本日のまとめ
ジビエ肉というと、漫画に出てくるような骨のついたものをバーベキューで丸焼きにしてかじりつくというようなイメージもあるのですが、少し手をかけてあげれば、とっても上品な料理に仕上げることも可能です。
だって、あのフランス料理だってジビエ肉の料理がけっこうあるじゃないですか。
丁寧に下処理したお肉を、丁寧に料理すれば、ジビエ肉の「くさみ」や「かたさ」なんて気にならないほどに抑える事ができます。
なかなか、ジビエ肉を入手することは少ないと思いますが、ジビエ肉が手に入ったときは、ぜひともお試し頂きたいと思いますよ。
本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~