【マンゴー栽培記録】2018年度の防除記録について

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県「徳之島出身」のブロガー とし( @kedokumango )です。

2018年(平成30年)も3月下旬に突入しようとしてきましたね。

当農園でも少しずつマンゴーの開花が始まっている状態ですが、今期の夏季剪定からの防除記録についてまとめてみたいと思います。


 

 

2017年9月2日に「ICボルドー」の散布

2017年のマンゴーの出荷は、収穫時期が大幅に遅れたため、収穫作業も8月末までかかってしまいました。

そこで、収穫後の夏季剪定も同時に遅れてしまい8月末となってしまいましたので、夏季剪定後の最初の消毒作業が9月前半となってしまいました。

当農園では、毎年のように夏季剪定後には、こちらの「ICボルドー」を散布しております。


ICボルドー
“ICボルドー”

今期からは、ハウス内に設けた頭上のマイクロスプリンクラーで薬散できるようになりましたので、とても簡単に防除作業をすることが出来ました。

そちらについては、こちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

2017年10月15日に「ロディー乳剤」の散布

例年なのですが、夏季剪定が終了し、最初の柔らかい葉が出てくる頃には、スリップス(チャノキイロアザミウマ)が発生し頭を悩ませます。

来季の果実を実らせる枝葉を害虫のスリップス(チャノキイロアザミウマ)に食べられてしまっては、どうしようもありませんからね。

ここは、心を鬼にして徹底的に叩きます。

そこで10月の最初に投入したのが、「ロディー乳剤」でした。


ロディー乳剤
“ロディー乳剤”

乳剤系統の薬剤は、高価になりますが希釈するのも、ダマになったりすることがないので、楽で気に入っています。

2017年10月19日に「ジマンダイセン」「アドマイヤー」の散布

2017年10月15日の防除作業の翌日には、スリップス(チャノキイロアザミウマ)の活動が止まったように感じたのですが、2日目ぐらいから、再び動き出すのを確認しました。

気温の高い状態でのスリップス(チャノキイロアザミウマ)は、3日おきくらいに卵を産んでビニールハウス内で爆発的に増えて行きます。

「少し様子をみよう!」なんてやっていると手遅れになってしまうんです。

そこで急遽、「アドマイヤー」を散布することにしました。


ジマンダイセンとアドマイヤー
“ジマンダイセンとアドマイヤー”

また今回は、9月の消毒作業から1ヶ月が経過していたことと、降雨の続く天気となっており、「炭疽病」の発生も予測できましたので、あわせて「ジマンダイセン」も散布することにしました。

マンゴーの病害虫に関する薬剤に関しては、こちらのページで詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。

 

2017年12月22日に「アミスター10」の散布

10月下旬の防除作業で、スリップス(チャノキイロアザミウマ)の問題については、解決されておりましたが、12月に入りさらに降雨が多くなってきましたので、湿度からくる「炭疽病」への予防として、「アミスター10」を散布しました。

こちらの「アミスター10」の散布については、乳剤であることから樹上に設けたマイクロスプリンクラーにて散布しましたよ。


アミスター10
“アミスター10”

この頃から、液肥の散布や殺菌剤の散布であれば、樹上のマイクロスプリンクラーで散布しても効果が期待できる。殺虫剤のときは、人力で葉を洗うように散布しなければ効果が無いということがわかってきました。

樹上のマイクロスプリンクラーを設置して1年目ですからね。

マンゴーの防除作業の簡略化についてわかってきただけでも、今後の栽培においてプラスとなっていきますよ。

2018年1月14日に「スミレックス水和剤」「コルト顆粒水和剤」の散布

毎年2月の花芽が上がってくる季節には、マンゴー栽培においての天敵である「スリップス(チャノキイロアザミウマ)」を食べてくれる「スワルスキープラス」をビニールハウス内に投入します。

スワルスキープラスは、小さなダニですので、ビニールハウス内にたくさんのスリップス(チャノキイロアザミウマ)がいる状態で投入しても効果が期待できないので、一度ビニールハウス内を消毒しておく必要があります。

そこで、ハウス内の消毒として「コルト顆粒水和剤」を選択しました。


スミレックスとコルト
“スミレックスとコルト”

また、開花後の軸腐病などの対策として「スミレックス」もあわせて散布しました。

2018年2月6日に「スワルスキープラス」を投入

2018年2月に入ると花芽もあがってきたことから、花芽を餌としてスリップス(チャノキイロアザミウマ)の発生が予想されます。

そこで、2月6日に「スワルスキープラス」を200パック投入しました。

「スワルスキープラス」を設置したあとは、「スワルスキー」の保護のための紙コップなども設置が完了しておりますよ。

本日のまとめ

このまま収穫までにスリップス(チャノキイロアザミウマ)の発生がなければ良いのですが、万が一ということもあります。

大切なマンゴーを食害してしまう害虫が発生した場合には、その都度、対策を講じていきたいと考えておりますよ。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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