[徳之島]に住むマンゴー農家がビニールハウスの効果的な【台風対策】を紹介するよ!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。

沖縄や奄美群島は、「台風銀座」といった呼ばれ方をするぐら台風の通過が多い地域となっています。
そんな徳之島に住むマンゴー農家の私がビニールハウスの効果的な台風対策について紹介したいと思います。


 

 

ビニールバンド(マイカ線)の締め直しには「クルクルバンド」がおすすめ!

簡易的なビニールハウスでもビニールを抑えているものは、ビニールバンド(マイカ線)じゃないでしょうか。

台風の風対策として、まず重要なことが、このビニールを抑えているビニールバンド(マイカ線)を、締め直すことにあります。


ビニールハウスのマイカ線
“ビニールハウスのマイカ線”

このビニールハウスのマイカ線なのですが、私も色々なメーカーのものを使ってみましたが、一度締めても、月日が流れるとビニールが伸びてしまって、緩んでしまいます。

その時に締め直す必要があるのですが、上の写真を見て貰ってわかるとおりにマイカ線を結んでいるパイプは、地面に近いところにありますよね。

これだけ低い場所にあると、結び直すのも腰を曲げての作業となり、しかも、大きなビニールハウスともなると、何本ものマイカ線の締め直しをしなければならないのです。

私のビニールハウスでは、この締め直しを台風の襲来がある度に点検していたのですが、本当に面倒で手間のかかる作業でした。

今回は、その問題を解決する「クルクルバンド」について紹介したいと思います。

「クルクルバンド」の外観について

まずは、クルクルバンドの外観ですが、1袋に50個入りとなっており、このような形で販売されています。


クルクルバンドの販売形態
“クルクルバンドの箱など”

なお、この「クルクルバンド」ですが、サイズは、「大」と「小」があり、「大」でマイカ線の幅が15mmまで対応となっています。

だいたい我々が使用するマイカ線の幅は、10mm〜12mmくらいのものだと思うのですが、「大は小を兼ねる」という言葉があるように「大」を購入しておけば問題ないと思いますよ。


クルクルバンド
“クルクルバンド”

クルクルバンドの使い方について

それでは、早速ですが、この「クルクルバンド」の使い方について説明したいと思います。

使い方は、とっても簡単で、上の写真でも確認することが出来ますが、2本の棒のうち、真ん中に割れ目があるところに締め込みたいマイカ線を通します。


クルクルバンドの使い方1
“クルクルバンドの使い方1”

割れ目にマイカ線を挟んだら、締め込んで行くわけですが、ここからは、マイカ線を挟んだ部分を中心として「クルクルバンド」を回転させて、棒の部分にマイカ線を巻きつけていきます。


クルクルバンドの使い方2
“クルクルバンドの使い方2”

ある程度の締めつけ感を感じてきたら、最期に、もう1つの突起の部分に引っ掛けて作業は、完了です。


クルクルバンドの使い方3
“クルクルバンドの使い方3”

私のビニールハウスで150個ほどの設置となりましたが、時間的には、30分位の作業となりました。

これを以前のように締めてある紐をほどいて、再度締め直すという作業を行なっていたら、半日作業でしたからね。

随分と作業時間の短縮に繋がっていますし、再びマイカ線が伸びて緩んできても締め直しが簡単に行なえます。

もっと早期に出会いたかったツールとなっていますよ。

ビニールバンド(マイカ線)の補強としてもう一工夫しよう!

ビニールハウスのビニールを抑えているビニールバンド(マイカ線)の締め直しについては、上の項で紹介しましたが、マイカ線だけでは、不安なところもあります。

そこで、風当たりの強いビニールハウスの両端の部分については、2重にビニールバンドを設置していたりしたのですが、一度台風でものが飛んできたときに、このビニールバンドに当たり、ビニールバンドが切れてしまうということを経験しました。

そこで、切れにくい紐での補強が必要だと感じて、あることをやっているのですが、それが下の写真です。


ビニールバンドで工夫しているところ
“工夫しているところ”

端から3本だけ、2重に紐がかかっているのですが、補強で入れている紐の種類が違うものとなっているんですよ。

もっと詳しく見てみましょう。


6mmロープとマイカ線
“6mmロープとマイカ線”

端から3本だけは、6mmのロープで補強を入れているのです。

6mmのロープでしたら簡単には切れないですし、このナイロン素材のロープは、伸びないので、マイカ線ようにある程度の期間が過ぎたら締め直しが必要ということもありません。

ビニールハウスのビニールが風で飛ばされる始めるのは、端の方からですからね。

ビニールハウスの両端だけでも、このように補強しておけば安心ですよ。

この方法は、鹿児島県の指宿の方のビニールハウスの補強方法で工事現場などで使用される黒と黄色のトラロープでされていたのですが、さすがにビニールハウスに黒と黄色のトラロープは見栄えも悪いですし、私は、黒のロープに替えてやっていますよ。

トラロープとは、こういったものになりますよ。

本日のまとめ

ビニールハウスの台風対策は、何をやっても100%安心できるものではありません。

毎回のように台風がやってくると心配で眠れない状態に陥るのですが、少しでも自分のビニールハウスを守りたいものですよね。

そこで、今回紹介したような工夫をやっておけば少しでも安心に繋がりますよ。

台風のときは、基本的に飛ばされそうなものをビニールハウスの近くに置かないことが大切です。もし物が飛ばされてハウスに当たり少しでもビニール傷が付くとそこから、風が侵入してやられてしまいますからね。

また、風から守るという考えだけでは駄目な場合もあります。それは、台風の圧力が強すぎて、ビニールハウスの鉄骨自体が潰されてしまうこともあるからです。

中の鉄骨がやられてしまっては、ビニールハウスの再建は難しいものとなってしまいます。中の骨組みを守るためにも、あまりに大きな台風と感じたときは、風の圧力を受けるビニールを撤去してしまうという選択も必要となってきますよ。

台風は、あっという間にやってくることがあります。

常日頃からビニールの補修なども実施しておきたいところですね。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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