[徳之島産]の美味しい【たんかん】をもっと美味しく食べる料理方法を紹介するよ!

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
鹿児島県出身 「徳之島ブロガー」のとし( @kedokumango )です。

皆さんは、「たんかん」というポンカンとネーブルの交配種である みかんを、知っていますか?

この「たんかん」というみかんは、糖度も高く、とても濃い味わいで、美味しいみかんなんですが、本日のブログでは、そんな「たんかん」に一手間加えて、もっと美味しく食べる方法を紹介しますよ!


 

 

徳之島産の「たんかん」は、とっても美味いのだ!

鹿児島県の徳之島に住む私にとって「たんかん」は、身近にある果物でして、冬の収穫時期になると路上の無人売店などでも販売されるぐらいとなっています。

なんせ日本における「たんかん」の生産量は、鹿児島県が8割ということですから、それだけ身近にある みかん といえるのです。

私、「マンゴー農家」としても生計を立てているわけですから、鹿児島県の農業普及課の方から色々な話を聞く機会もあります。

そんな鹿児島県内の果樹に詳しい方から聞いた言葉ですが、「徳之島のたんかんは、味はナンバーワン!」というものです。

これは、少し残念な面もあるのですが、徳之島というのは、毎年のように台風の襲来がありますし、風が強く吹く地域もあります。

たんかんの幼果が肥大する時期に、この台風によって樹が揺らされてしまうと、果皮に傷が入るわけなんですよ。ですから、徳之島より北の島などで栽培している たんかん は、綺麗なものが多いので、見た目は、あちらの方が良いってことになるのが品評会などでの結果だそうです。

そんな「たんかん」ですが、見た目が悪くたって、味は「ナンバーワン」です。生食しても、とっても味が濃くて美味なんですが、食べるときの皮が固いうえに、皮と果肉が剥がれにくい点が、食べにくくて欠点なんですよね。

我々の地元では、我々の世代だと、軒先に実っている みかん があれば、ちょっと頂いて食べたりしたものですが、最近の子供は、皮を剥いてあげないと食べないというぐらいです。


徳之島産のたんかん
“徳之島産のたんかん”

よって、本日のブログでは、食べやすく、お手軽に口に放り込めるような調理方法を紹介したいと思いますよ。

 

「たんかん」をドライフルーツにしてみるぞ!

「たんかん」をシャーベットにしたり、ジュースにするのも美味しいのですが、今回は、もっと手軽に口に放り込めるということで、「ドライフルーツ」にしてみることにしました。

ドライフルーツでしたら、日持ちもしますし、みずみずしくで重量感のある「たんかん」も水分を飛ばすことで、軽くて持ち運びも容易になりますし、何よりお手軽に食べることができます。

それでは、早速「たんかん」をドライフルーツにしていきましょう。

ここで、肝心なのが「たんかん」の皮の処理となるのですが、たんかんの皮は、地元では、擦って「鶏飯」という郷土料理の薬味として用いるなどの使い方をしますが、いかんせん苦いものとなっています。

しかし、あの皮の風味も捨てがたいものがありますからね。

そこで、皮をそのまま食べられるように皮の消毒も兼ねて、1個あたり、20秒ほど鍋で茹でてみました。


たんかんを茹でているところ
“鍋でたんかんを茹でる”

以前に、たんかんの皮を「かりんとう」のように加工したものを頂いたことがありますが、あれがとても美味しかったので、今回は、もしかしたら、皮を美味しく食べられるかもしれないと、この方法をとってみました。

 

茹でた「たんかん」を冷水に浸けて粗熱をとったら、5mmほどの厚さにスライスして、あとは、シートに広げて準備完了です。


スライスしたたんかん
“スライスしたタンカン”

私は、「ドライフードエアー」という機械を持っていますので、今回もそちらに投入して、乾燥処理を行いました。

私は、夏場にマンゴーをドライフード化するので、このような専用の家電も備えていますが、最近では、もっと安価なものも販売されていますし、そちらの製品でも乾燥処理することは、容易にできると思いますよ。


ドライフードエアーで乾燥処理
“乾燥処理中”

ちなみにインターネットで、「ドライフルーツ 電子レンジ」で検索すると電子レンジを用いてドライフルーツを作る方法が沢山でてくると思います。

そちらの方法で、試してみても良いのではないでしょうか。

 

さて、今回の「たんかん」の乾燥処理ですが、私は、65度の温度で15時間乾燥させました。

高熱を与えてしまうと、「たんかん」が持っているビタミンが死んでしまい、勿体ないですからね。できるだけ低温で時間をかけて乾燥させましたよ。

こちらが、15時間かけて乾燥させた「たんかん」のドライフルーツとなります。


たんかんのドライフルーツ
“たんかんのドライフルーツ”

せっかく、乾燥処理したものが湿気を吸っては嫌ですからね。

しっかりとタッパーに入れて、冷蔵庫で保存しています。

本日のまとめ

65度の温度で15時間の乾燥処理をほどこした「たんかん」ですが、完全に中まで乾燥しておらず、口の中で噛むと芯の部分から少しばかりの果汁を感じるくらいまで乾燥していました。

私が今まで、色々なドライフルーツを作ってきましたが、この程度の乾燥が一番美味しく食べられると思っていますし、ベストかと思いました。

もっと日持ちさせたいという考えがあれば、もっとカラカラになるまで乾燥させた方が良いと思いますが、そうすると口の中に入れた瞬間があまりにもパサパサするんじゃないでしょうか。

さてさて、今回の調理で気になるのが、あの茹でた「たんかん」の皮を乾燥させると食べられるのか?という点なんですが、答えは、「食べられます!」。若干の苦味は、あるんですけど、その苦味というのも春の山菜を天ぷらにしたときのような、爽やかな苦味で口に入れるのが苦痛というほどでは、ありません。

それよりも、ただでさえ糖度の高い「たんかん」をドライフルーツ化していますから、余計に糖度と旨味が凝縮されていて、口の中で、もの凄い旨味が広がるんです。

この糖度を含んだ旨味と、皮の爽やかな苦味の組み合わせが私には、とっても美味しく感じましたね。

もし、お子さんとかで、どうしても苦味が駄目だという環境であれば、皮を剥いてドライフルーツにすれば良いでしょう。

果物をドライフルーツにすると、本当に美味いものに変身するのですが、今回の「たんかん」は、とっても美味しい、皆さんに紹介したいレシピとなりましたよ。

今回、私が調理にしようしたのが、この「ドライフードエアー」という機械となります。

徳之島産の「たんかん」の収穫時期も終わりに入ってきておりますが、インターネットで調べてみると、まだ販売しているショップがあるようですよ。

「たんかん」とは、違いますが、同じ柑橘類の「オレンジ」をドライフルーツにしたことも、記事として紹介しています。あわせてご覧ください。

 

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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