【マンゴーの防除作業】2016年の夏季剪定も終えたことから「防除作業」をおこないました!

ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。

2016年の夏季剪定を8月18日に完了し、その後のビニールハウス内の消毒作業として、本日、薬剤散布をおこないましたので記録しておきたいと思います。


 

 

今年の薬散計画について

今年度の薬散についての計画ですが、7月に鹿児島県が主催した「平成28年度 研究成果発表会」で頂いた資料を、基本計画としました。

下記は、頂いた資料の抜粋です。


マンゴーの防除体系案
“マンゴーの防除体系案”

こちらの「防除体系案」についてですが、見てのとおり出蕾時期から、「スワルスキーカブリダニ」を放飼し、薬散回数を減らすことを目標とした「体系案」となっています。

私は、この「案」に掲載されている薬剤を中心に計画していくことにしました。

上記の資料で「新梢伸長」という期間が9月から11月の期間となっていますよね。この期間に伸びた新梢が花芽になるわけですから、この新梢を絶対に守らなければ、翌年の花は、期待できません。

そこで、この期間だけは、死にものぐるいで「新梢」を守る必要がありますし、必要とあれば「薬剤」も遠慮なく使わせて貰います。

それくらいに大切な時期となっています。

発表会に参加した際のことは、こちらで紹介しています。あわせてご覧ください。

 

散布した薬剤は、「スプラサイド」です!

本当は、炭疽病の予防を目的とした「ICボルドー」を散布したかったのですが、ボルドーは、成分の関係から今回散布する「スプラサイド」との同時散布は好ましくありません。

また、現在のビニールハウスの中では、害虫「ハダニ」「チャノキイロアザミウマ」「カイガラムシ」を確認しており、今回は、「殺菌」より「殺虫」を先行することにしました。

よって今回は、「スプラサイド」のみの散布です。


スプラサイド乳剤40
“スプラサイド乳剤40”

「スプラサイド」は、劇薬になりますからね。取り扱いは、十分に注意したいところです。

薬剤散布時の一工夫

ここで殺虫剤を散布するときに混用すると、効果バツグンのものを紹介したいと思います。

これ昔から言われていることなんですが、こちらを薬剤と一緒に混ぜ込んでやると効き目が良くなりますよ!


殺虫剤に混用する砂糖
“殺虫剤に混用する砂糖”

これは、雑誌「現代農業」から得た情報なのですが、そちらの情報では、薬剤300Lを準備したら、そこへ1kgの三温糖を混入するとのことでした。

私は、白糖で代用しておりますが、効果も確認できています。

尚、この白糖を混用するというのですが、甘い成分を散布すると、隠れている害虫がそれを舐めにでてきて、効果がでやすいというものなのですが、他にも砂糖水は、ベタベタとしていますよね。

そのベタベタ感が展着剤の代わりになってくれるというものです。

私は、この砂糖を混用するようになってから、殺虫剤の効きが、だいぶ向上したと感じていますよ。

薬剤散布で気をつけたいこと!

殺虫剤の散布になるわけですから、自分自身の体も保護して作業をおこないたいものです。

私は、このようなマスクとゴーグルが一体化になったものを使用しています。これは、普段から眼鏡をかけている私には、眼鏡をかけたまま使用できる農作業用のゴーグルを見つけることができず、こちらのマスクを使うようにしています。


薬散で使用しているマスク
“薬散で使用しているマスク”

こちらのマスクですが、本来は、化学工場などで有毒ガスに対して用いるものですので、モノとしては、確かなものです。少し高価でありますが、購入から3年は使用していますが、何も問題はありませんし、下手なものをいくつも買うよりもかえって安上がりだったのかと思っている商品となっています。

こちらのマスクなんですが、頬の部分についたフィルター材を作業目的にあわせて取り替えることも出来ます。

今後、違った目的に使用したいときや、フィルター材を新しいものに取り替えたいというときにも簡単にフィルターを交換できるのが、嬉しい構造となっています。

 

薬剤を水で希釈するときなのですが、液体の薬品の場合は、簡単に混合することができるので問題ないのですが、これが顆粒の場合、溶けにくい場合もあるので注意が必要です。

私は、顆粒のものを混合する際は、小さなバケツで少しずつ綺麗に溶かしてから、水タンクへ移すようにしています。


砂糖を水に溶かす様子
“砂糖を水に溶かす様子”

今回は、砂糖を混用しますので、その砂糖を綺麗に溶かす為に、バケツで少しずつ混ぜてから、使用しました。

私が使用している噴霧器

先日、ブログをご覧になってくださっている方から、メールで「どのような噴霧器を使用しているか?」という問い合わせがありました。

そこで今回は、私が使用している噴霧器についても紹介したいと思います。

まずは、薬剤をつくる水タンクです。
500Lのタイプで、「スカット」というモデルで、水タンクの底の部分に溝が形成されており、中身が最後まで、綺麗に吐き出せるタイプのものを使用しています。


水タンク「スカット」
“水タンク「スカット」”

あまり目にすることのない、珍しいモデルとなっていますが、使い勝手のよい水タンクとなっています。

 

次が動力噴霧器です。


小型の動力噴霧器
“小型の動力噴霧器”

小型の動力噴霧器
“小型の動力噴霧器”

私は、「丸山製作所」のメーカーのものを使用していますが、これにも理由があります。

動力噴霧器のように圧力をかける道具は、部品の摩耗も激しいです。
そこで、部品を簡単に取り寄せられるメーカーを選ぶことが大切なのですが、「丸山製作所」だと個人への販売はしてくれませんが、農協を通しての購入が可能です。

その他にも動力噴霧器を販売しているメーカーはありますが、販売先が、大手ホームセンターのみであったりとか、小さな部品を取り寄せるのが難しい場合が多いこともあったので、私は、「丸山製作所」の動力噴霧器を使用しています。

先輩農家に相談しても「丸山」って答えが多かったですし、それが購入の決め手になりました。

こちらの型番にした理由は、購入の際に「ビニールハウスは、45mだけど、ホースは、100mで使用したいし、一人で持ち歩ける小型のものが良い」ということを販売元に相談して、こちらの型番に決めましたよ。

現在のところ問題なく使用できていますし、仲間が使っている製品と比べるとコンパクトで持ち運びも便利ですし、気に入って使用しています。

薬剤散布には、動力噴霧器以外にも、ホースリールや、ホース先端のパーツなども必要となりますよ。


薬散に用いるホースリール
“薬散に用いるホースリール”

薬散で用いるホースの先端パーツ
“薬散で用いるホースの先端パーツ”

 

本日のまとめ

薬剤散布についてですが、動力噴霧器の圧力調整で、できるだけ「霧」に近い状態で散布するのが望ましいです。

ただたんに液状のものを散布するより、表面張力を利用してできるだけ薬剤は、葉面の上にあった方が効果は高いですからね。

そういった理由から、「霧状」にして散布するようにすると良いです。

「農薬」と聞けば、負のイメージがつきまといますが、適切に使えば、全く問題のないものです。使用基準と使用方法を守ることと、散布時の自分の体を保護することに注意して作業をおこないたいものです。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~