2016年5月上旬のアーウィンマンゴー(アップルマンゴー)の果実肥大の様子

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。

マンゴー栽培のビニールハウス内で、マンゴーの花の満開を紹介したのが、4月7日のブログ記事でした。あれから約1ヶ月が経過して、マンゴーがどのように変化しているのか紹介したいと思います。


 

 

2016年月上旬のアーウィンマンゴーの果実の様子

それでは、一番気になる我が農園の主力品種である「アーウィンマンゴー(アップルマンゴー)」の果実の様子から見てみることにしましょう!

アーウィンマンゴー(アップルマンゴー)の肥大の様子-1

果実は、大きいものだと私の親指の第一関節ほどの大きさまで肥大してきています。

現在は、摘果作業を順次進めておりますが、1本の花軸に3〜5玉の果実を残すようにしています。
ゆくゆくは、成長の様子を見ながら、1本の花軸に1玉のみを残して、育てていきます。

 

別の角度から撮影したものも見てみましょう。

アーウィンマンゴー(アップルマンゴー)の肥大の様子-

なかなか、良い感じで成長していると言えますね。

マンゴーの果実の肥大ですが、満開から50〜60日間が急激に果実が肥大します。
この時期に出来るだけ、余計な玉を摘果して、残したい玉に効率よくエネルギーをまわすことが重要となってきますよ。

現在、1本の花軸に3〜5玉の果実を残していると書きましたが、これには、理由があって、これから梅雨を迎え、急激に湿度があがると、玉が肥大に追いつかず、割れてしまったり、最悪、落果してしまうことがあります。

そういった生育の過程がありますので、今の時期は、いきなり1玉に絞らずに、3〜5玉の保険をかけているわけです。

 

マンゴーの花が満開を迎えたことを紹介した記事は、こちらとなっています。あわせてお読み頂けると嬉しいです。

 

キーツマンゴーの様子も見てみよう!

キーツマンゴーとは、完熟を迎えても緑色のままで、果実は、1kgを超える大型のマンゴーとなっています。

食味も大変良く、果実が大きいので食べごたえもあり、楽しみな品種となっています。

このキーツマンゴーですが、私の園では、今期は、花を咲かせ着果を見せた後に、急に元気がなくなり、さまざまな手当てを施しました。

手当の甲斐あってか、果実は、順調に肥大していますよ!

キーツマンゴーの肥大の様子-1

アーウィンマンゴーが400gほどで完熟を迎えますが、さすが1kgを超える果実を実らせる品種です。

このような小さなうちからも、果実肥大のスピードがアーウィンマンゴーより早く急激に大きくなっていっています。

キーツマンゴーが元気を失ったときに施した手当については、こちらの記事で紹介しています。

 

安心してもいられないぞ!

果実が着果して、順調に肥大しているからといって、安心してもいられません。

それは、下の写真をご覧ください。

5月上旬のマンゴーの新芽の様子

新緑の綺麗なマンゴーの葉ですね〜^^

って、そういことではありません!
季節的に、このように新芽が吹出し、新葉がでてくるのですが、この新葉の処理が大切なのです。

この新葉ですが、害虫(スリップス)のエサになってしまいます。
スリップスがビニールハウス内に飛び込んできてしまった時に、エサがあれば、居着いてしまう可能性があるのです。

それに、この時期にでてくる新葉って、とても勢いが強くて、時折、マンゴーの果実に被さるようになってしまうことがあります。

果実に太陽の光を当てたいときなのに、葉で覆ってしまっては、元も子もありませんよね。

私は、そんな時は、ようしゃなく新葉を切除するようにしていますよ!

本日のまとめ

マンゴーの果実が、急激に肥大するのが、満開から50〜60日間と紹介しました。

私の園では、ラスト1ヶ月ほどとなっていますので、ここは、良い果実を見極めながら、摘果作業を進めて、果実の肥大を再優先にしたいところです。

また、害虫についてもふれましたが、我が農園では、スリップス(チャノキイロアザミウマ)の天敵である、「スワルスキーカブリダニ」を放飼しているので、安心しているのですが、万が一、スリップスの繁殖力が高くて、爆発的に増えたときは、「スワルスキーカブリダニ」だけでは、対処できませんからね。

日頃から、小さな変化に気をつけるように観察していきたいものです。

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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